ブックキュレーターhonto編集員
本好きな子に育てたい!子どもが夢中になって読む「はじめての本」
「本が好きな子に育ってほしい」そう願って読み聞かせをしてきても、子どもってなかなか自力で本を読もうとしないものです。実は読み聞かせから自分で本を読む段階へとステップアップするには、おもしろい幼年童話(絵本と児童書の架け橋となるような本)と出会えるかどうかが重要。子どもが夢中でページをめくる幼年童話を紹介します。
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みどりいろのたね
たかどの ほうこ(作) , 太田 大八(絵)
クラスのみんなと種を植えたまあちゃんは、うっかり、なめていた緑色の飴玉も埋めてしまいました。土の中では種と飴玉が会話を始めてしまい・・・。子どもは先が読めない展開と、種や飴玉の豊かな表情の絵に夢中でページをめくります。1ページあたりの文字量(ほぼカタカナなし)が少なく、必ずカラー絵が入る読みやすい一冊です。
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幼稚園の裏にある「へんてこもり」で、しりとりを始めた仲良し4人組。しかしブンタは「ま」のつく動物を思いつけず、とっさに「まるぼ!」と叫びます。すると、まるぼと名乗る動物が現れ、そこから次々にへんてこな動物が現れます。子どもが大好きなしりとり遊びが中心にあるため、どの子も自然と話に惹き込まれていくはずです。
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はじめてのキャンプ
林 明子(さく・え)
小さい女の子・なほちゃんが、大きい子たちと一緒にキャンプに行くお話です。読みながら、生まれて初めてのキャンプを全力で楽しむなほちゃんの姿に自分を重ねて、どの子も一喜一憂せずにはいられません。カタカナが少なく、文章は横文字、どのページにも必ず絵本でおなじみの林明子の温かい絵がある楽しい一冊です。
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ノラネコぐんだんと海の果ての怪物
工藤 ノリコ(著)
絵本で人気のある「ノラネコぐんだんシリーズ」の長めのお話です。虹色の貝を拾って以来、魚を取り過ぎたノラネコぐんだんは、海の国の王さまに呼び出されます。そこからノラネコぐんだんの大冒険がスタート。子どもの1人読みを応援する作者の前書きのおかげで、1人で読んでみよう、と子ども自身がやる気を出すはずです。
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どろんここぶた
アーノルド・ローベル(作) , 岸田 衿子(訳)
こぶたはどろの中にいるのが何よりも好きでした。ところが大変、おばさんが掃除したせいで、こぶたの大好きなどろがなくなってしまいました。こぶたは怒って外へと飛び出し、やがて見つけたものは・・・。自分ではできないような大胆な泥遊びをするこぶたの様子に、子どもは目を輝かせてページをめくることでしょう。
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