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便利さの裏側に潜むリスク、ご存知ですか?データ資本主義を再考するための本
「石油の時代」と言われた20世紀が終わりを告げ、私たちは今「データの時代」を生きています。加速度的に肥大化するデータ社会で、従来の産業構造や経済格差、はたまた私たちの日常生活はいかに変化していくのでしょう。日ごろデータの海に取り込まれながら生きるなかで、そこに潜むリスクや現代の本質を押さえることができる必読の書を集めました。
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日経新聞の連載をまとめ、2019年度の新聞協会賞を受賞した本です。現在、「ヒト・モノ・カネ」が生み出すデータ資源はかけ算の原理で増え続け、企業や国、そして世界の秩序を変え始めています。普段いかに個人情報が流出しているのかがわかり、そのリスクが具体的に想像できるようになるでしょう。
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ビッグデータ時代が到来し、アルゴリズムが人に代わりデータを駆使して回す。そんな新しい市場とはどんなものなのでしょう。現金、銀行、大企業はいかにして時代遅れになり、雇用や暮しはどう変わっていくのか。金融中心の資本主義が、今どのような変化を遂げているのか理解できるようになる一冊です。
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GAFAが世界を席巻するなか、無形投資の増大は生産性や格差にどのような影響をもたらすのでしょう。ビル・ゲイツ氏も「世界経済最大のトレンド『無形資産』を理解したければ、本書を読むべきだ」と推薦。これまで明かされることのなかった無形資産の全貌を、初めて包括的に分析した画期的な名著です。
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アメリカのGAFA、中国のBATHなど、巨大テクノロジー企業に情報と富のすべてが集中するこの時代。欧米では行き過ぎたデータ経済への反動から、「デジタル・プラットフォーマー」たちが利益の源泉としてきた個人情報を保護する動きが高まっています。データの時代からプライバシーの時代へ移行する今こそ必読の一冊です。
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色々な言説が巷にあふれる未知の存在、AI・ビッグデータ。著者は、AI・ビッグデータの仕組みや活用法の多くには、偏見や誤りがあると指摘します。人間中心社会を破壊するAI・ビッグデータとはなんなのか。その正体を明らかにし、主導権を人間に取り戻す方法を説いています。
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