ブックキュレーター小説家 川口俊和
読書苦手な小説家が寝る間も惜しんで読んでしまった作品5冊
小説家でありながら昔から読書が苦手な「コーヒーが冷めないうちに」著者の川口俊和。小学生の時の読書感想文はいつもラスト数ページだけを読んで書いていた。そんな川口にも「これは!」と思わず寝る間も惜しんで一気読みしてしまった作品がある。その中でも至極の5冊を紹介します。
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がん宣告を受けた若き医師が残される娘さんと奥さんのおなかに宿る息子さんに残した命がけの手記。とにかく読み進めるうちにどんどん涙が止まらなくなる。違う意味で眠れなくなる一冊。「コーヒーが冷めないうちに」はもちろん、川口の創作全般に影響を与えた作品。
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これぞ本格ミステリと唸った作品。館シリーズとも呼ばれている。とある建築家が設計した館をめぐって次々と殺人事件が起きる。水車館、迷路館、人形館、時計館、黒猫館、暗黒館、びっくり館、奇面館と続き、読み始めたら止まらない。寝不足必須のシリーズ。必ず十角館から読み進めてほしい。
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「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ最新刊。過去に戻れる不思議な喫茶店には「どんな努力をしても現実を変えることはできない」「その喫茶店を訪れた者にしか会うことはできない」などの多くのめんどくさいルールがある。今回は別れを告げられなかった四人の男女が過去に戻る。妻に、愛犬に、恋人に、父に会うために。
ブックキュレーター
小説家 川口俊和小説「コーヒーが冷めないうちに」著者。シリーズ累計130万部突破。2017年本屋大賞ノミネート。2018年有村架純主演で映画化。2020年イギリスUK版大ヒット。2021年アメリカ版オーディオブックランキング総合1位。台湾、イタリア10万部突破。世界34ヵ国語に翻訳。マンが大好き関西人。続編「この嘘がばれないうちに」「思い出が消えないうちに」に続くシリーズ第4弾「さよならも言えないうちに」も絶賛発売中。
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