- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2021/09/15
- 出版社: サンマーク出版
- ISBN:978-4-7631-3937-5
さよならも言えないうちに
著者 川口俊和
「最後」があるとわかっていたのに、なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう……。家族に、愛犬に、恋人に会うために過去に戻れる不思議な喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人...
さよならも言えないうちに
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商品説明
「最後」があるとわかっていたのに、
なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう……。
家族に、愛犬に、恋人に会うために
過去に戻れる不思議な喫茶店
フニクリフニクラを訪れた
4人の男女の物語。
とある町のとある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない
2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない
3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている
4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ
5.過去に戻っても、席を立って移動はできない
制限時間はカップにコーヒーを注いでから、
そのコーヒーが冷めるまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
喫茶店の名前は、フニクリフニクラ
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡
第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話
第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話
第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話
第4話 父を追い返してしまった娘の話
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
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泣かせる
2021/12/06 21:10
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に戻ることができることを知って訪れるフニクリ・フニクラ。
そこには、戻ることができても事実を変えることは出来ないという厳しいルールが。
一度は躊躇するが、行った人は皆幸せになっていく。いいなあ。
未来は変わらないけれど。
2022/07/11 20:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面倒くさいルールがいくつもあるし、タイミングもあるし、今を変えることはできないけれど、今日も過去に戻りたい人が来店します。
どうしようもない後悔を抱えてる人たちが「あの時こうすれば」「どうしても伝えたい」と。
自分を納得させ、これからも生きていく力に変えていくために必要なんですね。
胸をキュッとさせられるお話ばかりです。
もしもフニクリフニクラがあったなら
2023/03/01 20:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰だって後悔はある。
それを言ったからとて現実は変えられないが、やっぱり言っておきたいことがあるなら過去に戻って思いの丈を吐き出すかも。
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの四冊目とは知らなかった。
時々涙した。
イヌも家族、とっても大切
2021/11/23 16:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:decoブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
大切な存在が突然居なくなったら。大切なひとに会えることならもう一度会ってみたい。制約のある再会を体験する物語の中の登場人物。彼らに読者である自分自身を重ねながら読み進めました。
わたしはこの本に出会うひと月前に愛犬、一年前に母を亡くしました。日々の暮らしのふとしたときに、イヌや母に対するなんとも言えないモヤモヤした気持ちが去来します。あの時もっと優しく対応していたら、もっと注意深く身体のこと、気を遣ってあげていたら。ひと言で表すならば後悔。
登場人物たちもそれぞれの後悔を抱えているようです。再会を果たした彼らは再び現実に引き戻されます。その彼らの姿は再会前よりも軽やかになったかのように見えます。
読んだ自分自身も、登場人物たちの抱えているものを共有できたように思え、気が楽になりました。
大切な存在を無くしたことから生じるものは、他者には中々言えないし、その抱えているものは、人それぞれです。この本の物語を読むことで、誰かに辛い気持ちをわかってもらえたような、そんな心持ちになりました。
心に沁み入るシリーズ4作目
2022/06/15 15:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ4作目。同じ設定・舞台という制約条件があるシリーズですが、それでも心に沁み入る一篇一篇です。「過去に戻りたい」という思いの根っこには相手が亡くなったり・大病だったりということへの後悔の念があるので、単なるファンタジーにならず、まさにコーヒーのような苦みや酸味になっているのかも。
通常運転
2022/07/31 20:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうた - この投稿者のレビュー一覧を見る
素直に読めば時々うるっときて、面白いと思います。シリーズ第4弾なので、ずっと読んでいる人には、あまり驚きもなく、いつものパターンという感じる面もある。
喫茶店の名前は、フニクリフニクラ
2023/10/06 01:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このフニクリフニクラの、ある席にすわると、望み通りの時間にタイムスリップ出きるという。ペットのお話は、多分、ペットを飼っている方はみな思うことだろうと。又、最後の話の娘ねぇ。わかるなぁ。
感動作です
2022/03/14 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
喫茶店でコーヒーを飲んで過去や未来にタイムスリップする「感動作」のシリーズの第4弾です。過去の出来事で後悔している人々を救うお話です。
いつまで続けるつもり?
2022/04/24 11:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
巻末の筆者紹介から察すると、ずっとこのストーリーでいくんだろうね。
余命わずかとか、難病とか、そういうのを題材にして。