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天体観測が好きな子どもに贈りたい!月や宇宙を描いた絵本
月や星に興味が出てきた子どもには、天体に関する本を贈りたくなります。しかし、まだ文章が読めない年齢の子どもの場合、理解できる本が少なく、本選びも難しくなりがちです。そんなときは正確な知識とおもしろさを兼ね備えた、知的好奇心が高まる絵本がオススメ。月や宇宙のことをもっと知りたくなる絵本を紹介します。
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もしも月でくらしたら
山本 省三(作) , 村川 恭介(監修)
月面基地を作る仕事に就くお父さんの都合で、月で暮らす満。隕石を避けるために地下で生活することなど、彼の生活を通して月の暮らしについて学べます。NASAの研究者たちとの共同研究に参加した経験のある、村川恭介が監修を担当。信頼がおける内容と専門的な説明で、知的好奇心をくすぐられる一冊です。
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アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険
トーベン・クールマン(作) , 金原 瑞人(訳)
ネズミのアームストロングは、毎晩、天体望遠鏡をのぞき、月は地球を回る衛星だと気がつきます。「月はチーズだ」と言い切る仲間の声を振り切り、アームストロングは独学で月へ行く方法を編み出して・・・。迫力のある絵がぐいぐいと読者を物語に引き込み、宇宙開発の歴史にまで興味が湧いてくるでしょう。
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ぬすまれた月
和田 誠(作・絵)
男は長いはしごを使って月を盗むことに成功しますが、月は箱の中で少しずつ形を変えて・・・。空想的な話を軸に物語が進み、その途中で理科で習うような月の満ち欠けの話や月の引力の話など、科学的な説明が挟まれます。とはいえ子どもでも理解しやすく、軸となる物語も意外な展開があり、楽しく読み進められる一冊です。
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月のふしぎ はじめてのかがくのえほん
いしがき わたる(え) , おおぬま たかし(かんしゅう)
満月の日にウミガメの赤ちゃんが生まれたり、珊瑚の産卵が多かったり、月の色の不思議、月食や日食といった現象など、月に関する科学的な出来事を小さな子どもでも理解できるよう、わかりやすく描いています。写実的な絵は美しく、大人が見ても幻想的で、月の魅力が胸に迫ってきます。巻末には解説と補足も掲載されています。
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