ブックキュレーター元Google米国本社副社長・日本法人社長 村上憲郎
テクノロジーとビジネスの未来に、読書で先回りする
ICT(情報通信技術)、中でも、IoT(物のインターネット)とAI(人工知能)が代表する現代テクノロジーの益々加速する技術開発とその社会的影響を理解する上での必読書です。
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勃興しつつあるAIを基本とする新しい生産システムは、多くの人から雇用機会を奪うことになるだろうが、それに追随できない国家経済は没落を免れないとし、それに追随して没落を回避しつつ、失業者救済のためのBI(ベーシック・インカム)の導入を主張。
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筋委縮症により余命数年と告げられたロボット学者が、自らをサイボーグ化することで生き延びた報告書。現在は脳以外はほぼ機械化しピーター2.0と自称する。80歳になる2040年には脳もAIに置き換えて純粋機械化人間ピーター3.0へ移行すると宣言。
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AIの悪用の最悪例は、自律型兵器システム、簡単に言うと、戦闘ロボットの登場であろう。AIが未だ人間の脳の全てを代行できない現在の段階では、人間の兵士の脳と自律型兵器システムを接続した、いわば、兵士2.0の登場が、それを補完するだろうと予測。
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上の3冊を理解し考察を深めてもらいたいのは、いわゆる、文系の人達かと思われる。ICT業界の天才たちの思考方法を「クオンタム(量子)思考」として紹介しつつ、文系の人達の量子力学に代表される理数科目へのアレルギーの克服法をも説く。
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元ICT業界の天才の一人であった、台湾の現デジタル担当大臣オードリー・タン氏の台湾の行政システムのデジタル化の基本理念を、その具体的な実践プロセスをインタビューで聞き出す中で、浮かび上がらせた好著。
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AIと社会・経済・ビジネスのデザイン
村上憲郎(編著) , 服部桂(編著) , 近勝彦(編著) , 小長谷一之(編著)
大阪市立大学大学院 都市経営研究科のAI技術に関わる教授と講師陣が、共著した学術書。書名のような括りでの学術書としては本邦初であり、その予測が次々に的中しているということで評価も高い。
ブックキュレーター
元Google米国本社副社長・日本法人社長 村上憲郎元Google米国本社副社長兼日本法人代表取締役社長、前名誉会長。現在、(株)村上憲郎事務所代表、(株)ブイキューブ、セルソース(株)、(株)メルカリの社外取締役、(公財)ハイパーネットワーク社会研究所理事長、大阪市立大学大学院都市経営研究科教授、国際大学GLOCOM客員教授、大阪工業大学客員教授、会津大学参与
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