ブックキュレーターhonto編集員
駅から始まるドラマ。駅周辺を舞台にした小説
私たちが毎日利用している駅。そこはごく日常的な場所であると同時に、人と人が交錯する場所であり、ドラマが生まれる場所でもあります。ここでは巨大な乗り換えステーションからのどかな地方駅、通勤・通学客が行き交う身近な駅まで、駅のある風景をテーマに小説を集めてみました。ありふれた風景に潜んだドラマを堪能してください。
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日本有数のターミナル駅・池袋。その周辺を舞台にした青春ミステリーシリーズです。テンポよく軽快なストーリーテリングは、まさに池袋という若々しい土地柄ならでは。世間の枠からはみ出した少年少女と池袋の街が絶妙な調和をみせる本シリーズにおいて、池袋駅は陰の主役と言っても過言ではありません。
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夫の単身赴任中、幼稚園児のひとり息子を育てながら日々孤独に苛まれ、心のバランスを崩していく女性を独特の筆致で綴った問題作です。舞台となったのは、若者で賑わう駅・高田馬場。乗り換え口と駅ビルのある早稲田口ではなく、反対の隅にひっそりと存在する小さな改札口をタイトルにしたことが深い孤独を感じさせます。
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駅といえば、駅前商店街がつきものです。本書は架空の駅「根古万知駅」のさびれた駅前商店街が、1匹の猫をきっかけに変わっていく物語。離婚して郷里のシャッター商店街に戻ってきた愛美が、拾った猫と一緒に起こす奇跡とは?やさしく力強いこの物語は、駅と駅前商店街を愛するすべての方に捧げるエールともいえるでしょう。
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外国の駅が好きな方にオススメの一冊です。舞台は数々の映画や小説で有名なニューヨークのグランド・セントラル駅です。といっても、本書で満喫できるのは駅の地下。主人公のジョーは、広場恐怖症のため駅の地下深くに邸宅を構えているのです。彼の視点を通して、ちょっと変わった角度で駅を見られるユニークな小説です。
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