ブックキュレーターhonto編集員
ミステリーを紐解く!推理小説の歴史について学べる本
19世紀前半に誕生したと言われている推理小説。不可解な謎や難解な秘密を論理的に解決する物語は、娯楽として確立。トリック主体の本格推理やスパイもの、冒険劇にハードボイルドなど、社会情勢や世相を反映し、各国でさまざまなかたちで発展してきました。そんな推理小説の歴史や本質を分析した評論を紹介します。
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新海外ミステリ・ガイド
仁賀 克雄(著)
19世紀半ばから20世紀後半までの海外ミステリー小説を解説したガイドブックです。ジャンルの分類に歴代の名探偵、トリックの種類から映像化まで、初心者にもわかりやすく紹介され、ミステリーの歴史の概観をつかむことができます。評価の定着した古典的名作以外も幅広く網羅されていて、読書案内としても便利な一冊です。
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真夜中のミステリー読本 改訂新版
藤原宰太郎(著) , 藤原遊子(著)
正統派の名作から異色作まで、古今東西の推理小説に関する豆知識を紹介した雑学本です。ミステリー興隆の歴史と社会的背景、傑物ぞろいの作家列伝に、多様なトリックの研究、探偵たちにまつわる小ネタまで、楽しいうんちくが満載。どこからでも気軽に読めるコラム形式で、ミステリーの入門書としてもオススメです。
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日本の推理小説の変遷を論じた新書です。海外ミステリーの起源に始まり、ミステリーの形式を輸入した日本文壇が受けた影響と、その後の受容、開拓の過程を考察しています。明治期の翻訳事情、和製ミステリーの草創、減衰から復興へと、文芸領域として発展してきた日本ミステリーの通史を学ぶことができます。
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日本ミステリーの原点に立つ2大巨頭。戦前の黎明期から戦後の混乱期を経て、日本の探偵小説を牽引した江戸川乱歩と横溝正史の軌跡を、出版史と絡めて描き出した骨太なノンフィクション。盟友でありながらライバルとしても切磋琢磨する2人の関係性を軸に、周囲の作家の人生模様と出版界の興亡をも活写する、読み応えのある傑作です。
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