ブックキュレーター大原昌人
テクノロジーの時代に必要な「本質を見抜く力」を養える本
コロナ禍でのオンライン化とともに、時代は大きく変遷した。また、AI、ブロックチェーン、メタバース(ネット上の仮想空間)、NFT(非代替性トークン:仮想通貨の一種)など、テクノロジーの進展が著しく、自動化により人の手が今後ますます省かれていく。そんな社会にあって必要となるのは、時代を見抜き先手を打つ力や、発想力だ。新年度を迎える社会人に向けて、新時代に必要な教養と精神性、実践力という切り口で選出した。
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仕事柄、海外によく出かけるのだが、そこで気づくのは日本の文化の繊細さとその”はんなり”とした歴史だ。茶道は、千利休をはじめ、禅や戦国時代からの流れも捉えつつ、日本が世界に誇る文化だと思う。現代人として必読の1冊だ。
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日本人離れした思想と壮大な物言いで知られる、今は亡き岡本太郎の渾身の1冊。これから何か一歩踏み出したいあなたにとって、この言葉が一つの後押しになるだろう。「ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶようにしている。」
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「愛の不時着」、「イカゲーム」、「脱出おひとり島」など、コロナ禍においてNETFLIXを視聴するようになった方も多いだろう。本書には、アメリカでビデオレンタル大手を倒産させ、コンテンツ配信の独り勝ちプラットフォームを作り上げたNETFLIXの“裏側のストーリー”が描かれている。はるか昔からのデータ経営によって躍進した「巨人」の真髄を知れる1冊だ。
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著者になる、と言うと、どこか遠くの国の世界のように聞こえるが、本書は出版業界の裏側やビジネス書の著者としての工程や手法を見せてくれ、ある意味出版業界という普段見られない世界を勉強できるところが面白い。最大の投資とは、信用への投資ということを教えてくれる。
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YouTubeと言えば「好きなことで、生きていく」のフレーズが流行った2014年のイメージが印象的だ。ドッキリやスライム風呂など、ザ・ユーチューバー的なイメージを持つ人は多いだろう。しかし今やYouTubeは企業にとってのホームページのような存在になりつつある。そうした最新の動向と必要性、具体的な活用法などについて、私自身の経験を織り交ぜながら、コンサルタントとしての見識を1冊にまとめた。
ブックキュレーター
大原昌人株式会社ダニエルズアーク代表取締役。YouTubeプロデューサー。元「楽天市場」プロデューサー。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、楽天株式会社に入社。データ分析力を買われてクリエイティブ部門に配属。フリマアプリ「ラクマ」や、年間100億円規模の流通を生み出す「6時間タイムセール」など、数々のヒット企画に参画する。2016年、今では当たり前になった「買って応援企画」の火つけ役として話題に。同年「楽天市場MVP賞」を受賞。2017年からは国内最大級の流通額を誇る「楽天スーパーSALE」の総合プロデューサーに最年少で就任。1週間で683億円という驚異の売上最高記録を生み出した。2018年、株式会社ダニエルズアークを設立し、「誰でも夢が見られるチャレンジの場を作る」ことを掲げ、全国各地に活躍の場を広げる。著書に『売れない時代にすぐ売る技術』(サンマーク出版)。
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