ブックキュレーター同志社大学政策学部教授 太田肇
日本人と日本社会の「不思議」をひもとく本
日本人、日本社会は特殊だといわれてきました。グローバル化やデジタル化によってそれが薄れるどころか、むしろ浮き彫りになった感さえあります。ビジネスの世界でも世界の常識がそのまま通用しないケースが少なくありません。日本人、日本社会の特徴を多様な角度からとらえて深く理解し、経営や働き方の実践にも役立ててください。
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「空気」や「世間」が肉だとしたら、社会のしくみは骨にたとえることができます。日本の制度や慣行がいかに独特で、その背後にどんな原理が働いているかが丁寧に説明されており、雇用、教育、一般社会を関連づけて理解するのに役立つ本です。
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個人の内面に注目し、そこから組織や社会をとらえた一冊です。とくに日本人の承認欲求は独特な形で表れ、それを会社という共同体のなかで満たそうとします。ときにはそれが理解困難な行動をもたらす場合もあります。だからこそ働き方や暮らし方の未来像を描くうえでも欠かせない視点なのです。
ブックキュレーター
同志社大学政策学部教授 太田肇1954(昭和29)年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。経済学博士。専門は個人を尊重する組織の研究。『個人尊重の組織論』『承認欲求』『公務員革命』『がんばると迷惑な人』『個人を幸福にしない日本の組織』など、著作多数。講演やメディアでの登場も多い。
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