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日本の子どもが抱える不幸とは?今を生きる子どもたちの実情を知るための本
出生率が低下の一途をたどり、ユネスコによる子どもの幸福度ランキングも下位にランクインしている日本。子どもや若者をめぐる状況に明るい兆しがないこの国で、未来を支える子どもたちが安心して前向きに暮らしていくためには、何が必要なのでしょうか?今を生きる子どもや若者の実情を知るための本をそろえました。
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映画を早送りで大量に観る若者たち、その目的や時代背景を明らかにした一冊です。彼らの理屈を一蹴する大人もいるかもしれませんが、若者たちの消費スタイルは、あまりに巨大すぎる消費社会の実態を表しているとも考えられます。映像や出版物をじっくりと味わうことができない若者たちの事情に、耳を澄ませてみてはいかがでしょう。
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SNS時代を生きる若者の息苦しさを実感できる一冊。ネット環境が整っていない青春時代を過ごした中高年が読めば、「SNSがなくてよかった」と感じるかもしれません。容易につながれる便利さが、逆に子どもを苦しめている現状がわかります。空気を読まずに伸び伸びと生きていきたいと思う人なら、老若男女が共感できる内容です。
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さまざまな事情で親を頼れなかった若者たちがその生い立ちを語り、似た境遇にある子どもたちに励ましの言葉を伝えています。虐待をされたり、ヤングケアラーとして家事をせざるを得なかったり、子ども時代を子どもらしく過ごせなかった若者たちの体験談に、自分にできることを考えたくなるはずです。
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子どもとの関係に悩む親に読んでほしい一冊。アドラー心理学研究の第一人者である岸見一郎が、子どもとよりよい関係を築くための考え方を紹介しています。「勉強しなさい!」「あなたの将来を思って言っている」など、子どもを厳しく叱ってきた親がこの本を読めば、そんな発言を後悔するかもしれません。
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