ブックキュレーター港の人 編集者 井上有紀
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「日本国民は」で始まる条文が「俺たちは」と始まり、限りなく喋りことばに近づけるチャレンジ。もともとはネットの掲示板から生まれたものだと聞けば納得の、ライブ感あふれるイキのよい憲法。「そもそも憲法ってなに?」から始まるコラム部分も若い人に寄り添った内容で、読むと希望を感じる、明るい憲法の本です。
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アメリカ小説の数々の名訳で知られる柴田元幸さんが、憲法の公式英文を日本語に訳すとどうなるか、というひねりのある試み。憲法学者の木村草太さん監修、ふたりの対談やコラムを合わせて読むと日本国憲法の個性が見えてきます。同様に訳したアメリカ合衆国憲法も収録、朗読音声ダウンロードもできます。
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大学で法学を教える著者によると、この本は「普段教えてるような口調で、普段教えてるようなことを書いただけですさかいに、そないに難しいことしたわけとちゃいますねん」とのこと。条文はもちろん、まえがきからあとがきまでずっと「大阪おばちゃん語」で憲法が語られます。楽しみながら読めること、うけあい。
ブックキュレーター
港の人 編集者 井上有紀鎌倉の由比ガ浜にある出版社「港の人」勤務の編集者。手がけた本は、『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』(マーシャ・ブラウン)、『きのこ文学名作選』(飯沢耕太郎編)、『胞子文学名作選』(田中美穂編)、『世界 ポエマ・ナイヴネ』(チェスワフ・ミウォシュ)、『90度のまなざし』(合田佐和子)など。海を見ながら自転車で通勤する時間が、毎日のいちばんの贅沢です。本棚の隅っこにあるような本もふくめて、一冊一冊大切に紹介します。ホームページhttps://www.minatonohito.jp
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