ブックキュレーターhonto編集員
好き嫌いが多くて心配なら。嫌いなものがみるみる減っていく読み聞かせ絵本
子どもは好き嫌いがあるものとわかっていても、あまりにもそれが激しいと不安やストレスを感じてしまうものです。工夫して料理を作っても、子どもはできあがったものを口にすら入れてくれなかったり、食べたくないとのけぞったり。そんなときこそ、読み聞かせです。食事や食材に対するイメージが変わり、好き嫌いがきっと減る、そんな絵本を紹介します。
- 2
- お気に入り
- 586
- 閲覧数
-
焼き魚は骨を取るのが面倒くさいし食べにくい。そんな理由で焼き魚が嫌いな男の子が主人公です。夕飯に出てきた焼き魚を食べたフリをして済ませた男の子の前に、なんと焼き魚が現れて・・・。かなりシュールで、ほんのりドキドキする食育絵本。焼き魚が嫌いな子も、そうでない子も一緒に楽しめる一冊です。
-
たべてあげる
ふくべ あきひろ(ぶん) , おおの こうへい(え)
嫌いな食べ物が食卓に出てきて困っていたりょうたくんの前に、「ちいさなりょうた」が現れます。「ちいさなりょうた」はりょうたくんの代わってなんでもを食べてくれるようになりますが、物語は次第に不穏な雰囲気に包まれていき・・・。少しだけゾッとする結末で、小学校低学年にも響く内容になっています。
-
いただきまーす!
二宮 由紀子(文) , 荒井 良二(絵)
ハンバーグにポテト、目玉焼き、人参ソテー、ブロッコリーが盛られたお皿。おいしそうな一皿ですが、実は完成までにたくさんの人や生き物が関わっていて・・・。鈴木まもる『どこからきたの?おべんとう』のように一皿の料理を通して、多くの生産者や生き物がつながっていることを説明している食育絵本です。
-
おいしいおと
三宮 麻由子(ぶん) , ふくしま あきえ(え)
近年流行の「ASMR」とは、人が心地よくなる音のことで、咀嚼音にもASMRが存在します。この絵本ではそんなASMRをオノマトペで表した言葉がたくさん登場します。春巻きをぱくっと食べたらどんな音?ウィンナーをかじったら?おいしそうな音の文字を眺めるだけで、食べたくなる気持ちが高まります。
-
やさいのおしゃべり
泉 なほ(作) , いもと ようこ(絵)
きゅうりの嫌いなれいちゃんはある日、冷蔵庫の前で声を聞きます。なんとそれは、野菜たちがおしゃべりする声だったのです。野菜たちが感情豊かに話す姿を見て、子どもはきちんと食べないとお野菜がかわいそうと感じ、大人は食品ロスについて考えさせられます。読後は思わず冷蔵庫の中を確認したくなる一冊です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です

