ブックキュレーターhonto編集員
わが子が鉱物・宝石にハマったら。子どもでも読める、石の魅力あふれる本
道端にある石ころや、はっと息を飲むような美しさをもつ宝石、あるいは地球の歴史を感じさせるような礫岩（れきがん）や鉱物など、この世界にはさまざまな石が存在します。そうしたなかただ一ついえるのは、どの石にもそれぞれ深く長い歴史があるということ。石のおもしろさや美しさに気づいた子どもが、自分で関心を深めていける「石の本」を紹介します。
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世界の鉱物・岩石・化石・貝・大図鑑
ダン・グリーン（文）
全ページにわたって、カラー写真で約1000点以上の石や鉱物、宝石、古生物の化石などを紹介しています。写真がメインの本書では、石の大きさがイメージしやすいよう比較対象が石と一緒に掲載されていて、まだ文字が自力で読めない幼児でも眺めているだけで楽しめます。自分の好きな石がきっと見つかる一冊です。
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いしのはなし きれいでふしぎでやくにたつ、ちいさなちきゅう
ダイアナ・アストン（文） , シルビア・ロング（絵） , 千葉 茂樹（訳）
46億年の歴史を誇る地球が生み出した石や宇宙からやってきた石など、さまざまな石がどのようにして作り出されたのかを、美しい絵とともに紹介しています。宝石よりも鉱物や石に焦点を当て、石と地球の関わりについて丁寧な説明がなされています。読めば身の回りの石がどこからきたのか、より好奇心が湧くはずです。
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岩石・宝石ビジュアル図鑑 理科が楽しくなる大自然のふしぎ
産業技術総合研究所地質標本館（監修） , 市村 均（著・編）
地球そのものが実は石であるという説明から、石とはなんなのか？鉱物と岩石の違いは？など、石に関するさまざまな疑問を取り上げ、写真とともに解説している図鑑です。自分が拾った石について調べられるフローチャートもあり、石に対する興味を深められます。宝石の加工前の姿である原石も載っています。
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石の卵
山田 英春（文・写真）
その辺りに転がっているなんの変哲もない丸い石。その石を割ると、中から驚くべきものが現れます。火のように赤く透明な色や、宇宙のように濃紺の縞模様など、神秘的な石が次々に姿を見せ、それらを生み出した地球の偉大さにも改めて感嘆の声を上げてしまうでしょう。石にまつわる民話も収録した、読み応えのある一冊です。
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読みやすいとはいえ新書のため、本を自力で読むことに慣れてきた小学校中学年以上のお子さんにオススメの一冊。日本の河原や海辺で発見した石を紹介しながら、「拾った石はなんという石なのか？」を見分ける方法も解説した名著です。読めば「鉱物は身近に存在していること」がわかるので、今すぐ石探しに行きたくなるはずです。
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