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その言葉、一生残る傷になるかも。子どもの健全な成長のために読むべき本
親から不適切な言葉や厳しいしつけを受けてしまうと、子どもは本当の気持ちを言えなくなってしまいます。親は「手のかからないいい子」だと思い、子どもの傷に気づきません。しかし、心に傷を抱えたまま成長すると、心を病んだり、他人を傷つけたりすることも。子どもを不用意に傷つけないため、親が知っておくべきことが学べる本を紹介します。
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「子どものために」と思って口にする親の言葉が、子どもを苦しめている。1万人以上の非行少年を心理分析した著者は、そう警告します。親の言葉に素直に従う子どもが「いい子」だと思っていませんか。その素直さは、子どもがすでに自分を見失っている証かもしれません。子育てがうまくいっていると感じている親にこそ読んでほしい一冊です。
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受刑者の多くは、幼少期に問題があると指摘する著者。親に甘えられず、抑圧された気持ちを抱えたまま大人になった「いい子」の犯罪例を紹介しています。子どもがわがままを言ったり、親に迷惑をかけるのは成長のひとコマなのです。「わが子は手がかからない」と感じている親の皆さん、実は子どもが我慢しているだけかもしれません。
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子どもに高い学歴を望む親の願いが、教育虐待につながることがあります。育児・教育ジャーナリストの著者が、実際に起きた教育虐待を例に挙げ、子どもに本当に必要なものは何かと問いかけます。「子どものためを思って」という親心が、自らの不安解消のためになっていないか確かめるのに最適な一冊です。
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教育評論家の著者が、語りかけるような文体で「叱らない子育て」の大切さを伝えます。「元祖イクメン」を自称する著者からのアドバイスは、どれも子どもが真に求めているものを代弁しているかのよう。すぐ取り組めるものばかり紹介されていて、子育ての悩みを解決するヒントが見つかるはずです。
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