ブックキュレーター文筆業 矢内裕子
『鎌倉殿の13人』をめぐる本、第二弾! ドラマの「あの人」を思い浮かべて、歴史の海へ漕ぎ出そう。
鎌倉時代の歴史的な意味はどこにあるのだろう。武士の世への転換点となった「承久の乱」、謎の一族・北条氏、尼将軍・北条政子をはじめとする人々の人物像――激動の鎌倉時代を理解する視点となる本をあつめた。
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時政、政子、義時はもちろん、源家や有力御家人、都の権力者たちまで、平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した人物を一人ずつ徹底解説、虚像と実像がくわしくわかる。後半は「歴史教養編」として、当時の歴史や文化、武士の生活と戦いなど時代背景が最新研究とともに紹介されている。鎌倉時代の入門書としても。
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尼将軍・北条政子は本当に嫉妬深い悪女だったのだろうか? 政子に関する新史料をもとに、その比類なき指導力、政治センスを検証していく。後世の政子評がいかに変化していったのか、時代ごとの考察もスリリングだ。
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日本最初の武家法「御成敗式目」を制定した北条泰時。歴代北条氏のなかでなぜ泰時ひとりが、鎌倉時代の名執権として称賛されてきたのか。承久の乱に揺れる時代のなかで、武家政権の確立をめざした「人間・泰時」の生涯を書く、ロングセラー。
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後鳥羽院は鎌倉幕府を倒そうとした、傲慢で無謀な人物だったのか。実朝は政治的に無力な将軍で、悲劇の貴公子だったのか。本書は先入観にもとづくこれまでのイメージを払拭し、最新研究に基づく新しい「承久の乱」を描く。また、現代社会との比較により、「800年前の現代」を感じさせてくれる生き生きした内容だ。
ブックキュレーター
文筆業 矢内裕子文筆家ときどき編集。東京都文京区育ち。出版社で書籍編集者として勤務後、独立。担当した本に角田光代『古本道場』、三浦しをん『三四郎はそれから門を出た』、いとうせいこう『ボタニカルライフ』など多数。著書に『落語家と楽しむ男着物』、萩尾望都さんとの共著『私の少女マンガ講義』がある。現在、橋本治さんへのインタビュー集を準備中。note:https://note.com/yanaiyuko
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