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物語としておもしろく、歴史資料としても価値のある各国の伝説集
世界の伝説にはさまざまな種類があります。実在したとされる人物・事件を物語的に表現していて、その中には英雄譚や民間伝承が多く含まれています。説話の一形態である伝説の定義を決めるのは難しいことですが、いずれも歴史資料としての価値に加え、物語としてのおもしろさも見出すことができます。そうした各国の伝説をまとめた良書を紹介します。
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19世紀のスペイン・ロマン派を代表する詩人による伝説集です。当時のロマン主義は「伝説」を重視し、著者自身もその流行に倣いました。本書には、ヨーロッパ各地の民間伝承やスペイン特有の説話をモデルにした物語、または伝説の形式を用いたオリジナルの物語を織り交ぜた14編を収録。怪奇幻想文学としても秀逸な作品集です。
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コスタリカの伝説を「土地の伝承」「宗教伝説」「怪異譚」の3部構成で収録しています。スペイン支配下時代、独自の文化を育んでいったコスタリカ人の豊かな発想力と宗教観が生きた不可思議な逸話の数々に、時には感動し、時には恐怖することでしょう。全体的に物語性が濃厚で、短編小説集の感覚で読める一冊です。
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