ブックキュレーター小説家 山野辺太郎
人間と人間でないもののあいだの小説
人間から、人間でないものへ。そんな変容が描かれた小説を収めた五冊を挙げてみた。それは戦慄すべき事態なのか、それとも恍惚たる体験なのか。読み終えたとき、たぶん大丈夫だとは思うけれど、ひょっとしたら読み手自身も何か人間とは別のものへと変貌を遂げているかもしれない。
- 16
- お気に入り
- 11965
- 閲覧数
ブックキュレーター
小説家 山野辺太郎1975年、福島県郡山市生まれ。父の仕事に伴い、東京・高円寺や秋田市で暮らしたのち、宮城県仙台市で育つ。仙台二高で鬱屈した高校生活を送るなか、太宰治に傾倒。小説を書きはじめる。東京大学文学部・同大学院でドイツ文学を専攻。18世紀ドイツのシュトルム・ウント・ドラング時代の劇作家ヤーコプ・レンツを研究対象としたが、行き詰まりを感じ、インドへの旅に出た。出版社に入社し、国語教科書の編集者として勤務。会社勤めのかたわら、小説の執筆を続ける。2018年、『いつか深い穴に落ちるまで』で第55回文藝賞を受賞。ほかに『孤島の飛来人』『こんとんの居場所』など。https://yamanobe-taro.jp
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です