ブックキュレーターhonto編集員
こだわりが本を美しくする。知れば本選びが楽しくなる装丁の世界
本の装丁とはブックデザインとも呼ばれ、表紙、見返し、挿絵、製本、紙、さらに文字の大きさや組み具合など、一冊の本としての体裁を飾り整えること。これによって内容がより際立つだけでなく、細部までこだわった美しい装丁は私たちの心をも魅了します。知れば本選びがもっと楽しくなる装丁、その奥深さに触れた本を集めました。
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明治・大正詩集の装幀
工藤 早弓(著)
明治・大正期に出版された詩集の初版本は、装丁の美しさが際立っています。そして、本書に収録された豊富な図版からは、詩の内容に合う工夫を凝らした「本作りの妙」が見えてくるでしょう。年代ごとに代表的な作家を取り上げ、近代詩歌の歴史を装丁から読み解いています。見知った詩でも当時の造本に触れることで、異なる味わいが楽しめるはずです。
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ペンギンクラシックスのデザイン
ポール・バックリー(編集) , 井原 恵子(訳)
英語書籍の大手出版社として知られるペンギンブックスは、かわいいペンギンのマークと洗練された表紙デザインでも有名です。同社では装丁会議を毎週行い、出版、編集、営業など、さまざまな立場の担当者が議論するのだとか。本書には、そうして完成したブックデザインが多数掲載され、デザインを学ぶ本としても活用できます。
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装丁家で探す本 続 追補・訂正版
かわじ もとたか(編著)
本選びで迷ったときは「装丁家」を基準にして、読みたい本を探してみてはいかがでしょう?本書は古書マニアの著者が、目録をくまなくチェックし、装丁家とその創作物を一覧としてまとめた一冊。掲載された装丁家は延べ430人、書籍は9100冊というボリュームで、図書館や美術館からも購入依頼が殺到したそうです。
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