ブックキュレーター花まる学習会 平沼純
動物たちから人間世界を見てみると・・・
時には物事をいつもとは逆方向から見てみたり、視点を変えたりすると、問題の突破口が見出せることがあります。というわけで・・・もし何かに行き詰まったら、動物たちを通して今の自分を見つめ直してみませんか?彼らの姿や生き方から、きっとさまざまな知恵、自分や社会を俯瞰する視点、そして不思議なエネルギーをもらえるはず。
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「老後が心配です」「どうすればモテますか?」「受験に失敗したら人生終わり?」・・・。そんな人間たちの悩みに、厳しい自然界で日々生きているおなじみの動物たちはどうこたえるのか?彼らのユニークな人生指南が、不思議なエールとなって響きます。『ざんねんないきもの事典』シリーズと同じく今泉忠明氏が監修。
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動物の見ている世界 仕掛絵本図鑑
ギヨーム・デュプラ(著) , 渡辺 滋人(訳)
近眼な猫に、正面がよく見えない馬、動くものに反応するハエ・・・。数々の生き物たちが、身の周りの世界をどう認識しているのかを、鮮やかなイラストで表した画期的な一冊。「現実世界には多様な見方がある」「自分の見ている世界が絶対ではない」と気づかせてくれる、稀有な仕掛け絵本。
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どうぶつ会議
エーリヒ・ケストナー(文) , ワルター・トリヤー(え) , 光吉 夏弥(訳)
戦時中も「目撃者」としてドイツ国内にとどまり、反戦のメッセージを発信し続けたケストナーによるロングセラー。争いを続ける愚かな人間にかわり、「子どもたちのために」立ち上がった動物たちのストレートな言葉が胸に迫る。世界中で争いが絶えない現代を、この動物たちはどう見ているだろうかと考えずにはいられない。
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こんぴら狗
今井 恭子(作) , いぬんこ(画)
何らかの理由で四国の金刀比羅宮までお参りができない飼い主に代わって旅をする「こんぴら狗」の物語。病気になってしまった飼い主弥生のために、東海道を旅するこんぴら狗ムツキの運命は・・・。「江戸時代にこんな風習があったのか!」という驚きとともに、長く犬と人間の間に育まれてきた「つながり」も感じられます。
ブックキュレーター
花まる学習会 平沼純1982年生まれ。慶応義塾大学文学部卒、同大学院社会学研究科修士課程修了。花まるグループの受験部門であるスクールFCで、国語や公立中高一貫コース授業のほか、総合的な学習の時間である「合科授業」などを担当。多数の受験生を合格へ導くとともに、豊かな物語世界の楽しさ、奥深さを味わえる授業を展開し続けている。各種メディアで紹介された『子どもを本好きにする10の秘訣』(実務教育出版)のほか、書籍、雑誌・新聞記事などを多数執筆。読書をテーマにした講演会や連続講座も精力的に行い、本を読む楽しさ、物語を味わう大切さを訴え続けている。2016年よりほぼ毎月開催している連続講座「旅する読書」は、全国から参加者が集まる人気イベント。
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