ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
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ジャーナリストのキャサリン・グラハムがウォーターゲート事件について報道の自由、言論の自由のためにアメリカ政府と闘った顛末の自伝というか告発本。のちに映画化もされた。で、何が発禁の理由なのか?よくわからん!そんなに内部告発してるわけでもないんだが、まあ、アメリカ政府のことボロクソに書いたからなのかも知れん。ぶっちゃけ映画の方が面白い!
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ジョニーは戦場へ行った
ドルトン・トランボ(著) , 信太 英男(訳)
昔、このタイトルの映画を見てトラウマになったことがある。その後、メタリカのPVでも映画の切り抜き映像が使われててまたトラウマに。戦争で顔のパーツ全てと両腕両足を失った若者が看護婦に殺してくれ!と頭を使ってモールス信号を使うが、誰も気付かず鎮静剤を打って生かされてしまう、という胸糞悪い話。
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スパイキャッチャー 上
ピーター・ライト(著) , 久保田 誠一(監訳)
著者のピーター・ライトはイギリスの諜報機関 MI-5の元幹部。彼が退職後、イギリスに潜む5人組と呼ばれるKGBのスパイたちをこの本の中で暴露してしまった。で、イギリスでは発禁となりオーストラリアで裁判になったが、結果的に政府の負け。この本は全世界で300万部も売れたという。
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生きている兵隊 伏字復元版
石川 達三(著)
日中戦争の日本人の中国人虐殺を細かく書いてしまい、日本で発禁となってしまった本。出版したのが1938年だから第二次世界大戦中に発売されたってことか。この当時にこういう戦争反対本出すというのは出版社も著者もある意味命がけだったんだろうな。
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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