ブックキュレーターhonto編集員
やらかした・・・そのあとが大切。失敗後の対処について考えるための本
人生に「失敗」はつきもの。ささいなミスから社会に影響を与える不祥事まで、世間は誰かの失敗にあふれています。その予防ももちろん大切ですが、それでは失敗や間違いが起きたあと、私たちはどうするべきなのでしょう。訂正・謝罪・心構えにシステム構築・・・失敗「後」の行為を深く考察し、生きるヒントにもなる本を集めました。
- 11
- お気に入り
- 1103
- 閲覧数
-
今まで謝ったことは一度もない、という方は恐らくいないでしょう。しかしその謝罪は、実はとても奥深く難しい行為だとわかるのが本書です。個人間のトラブルから企業・国家の責任問題まで、謝罪が成立する背景や機能、「適切な」謝罪とは何かなど、謝罪の本質が丹念に分析されています。謝罪会見などの見方も変わること必至の良書です。
-
著者の草下シンヤは、暴力団やドラッグ、売春など裏社会を扱ってきた書籍編集者・作家です。SNSで近年普及した「怒られ」の概念を紐解きつつ、トラブルとそれに関わる失敗・謝罪・対話への向き合い方が興味深く記されています。著者ならではのひりつくような実体験と考察も貴重かつ実用的で、ほかに類を見ない一冊だと言えるでしょう。
-
これまでさまざまな組織の現場において、ヒューマンエラー0を目指すあまり過剰な安全対策がされてきました。しかし本書では「レジリエンス」の概念から、失敗や混乱が発生してもあくまで目的の遂行を重視し、システムをしなやかに維持・回復する方針が紹介されています。失敗の完璧な予防や想定外が難しいからこそ重要な、新しい発想の書です。
-
牛乳がこぼれた、バッグの中で水筒が漏れた、洗濯機のうしろに靴下が落ちた・・・そんな誰もが「あるある」の大ピンチな状況。失敗も含めたそれらを、数値のレベルや五つ星でのなりやすさ、対処法などをユーモアと観察力たっぷりに描いた絵本。子どものみならず大人たちも、笑い学び勇気をもらえること間違いなしです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です