部活はいいぞ！～多彩な部活に打ち込む若者を描いた5冊

さまざまな立場で部活動に打ちこむ全国の若者たちの姿を描き、朝読書でも人気の「部活の最高の教科書」。いわゆる強豪校のスター選手だけではなく、一風変わった部活に打ち込む学生、補欠選手やマネージャーなどの視点からも描かれているのが斬新。エピソードは全て実話。登場人物は全て実名。そして、全てが「神回」です！

大分でさかん（？）な「シンフロ」を題材にした直球の青春小説。登場人物の奮闘ぶりに笑って、でもラストには思わぬ感動が―。公開から2ヶ月で100万回再生を突破し、2016年にはギャラクシー賞を受賞したプロモーションCMを書籍化。チャーミングなイラストは朝ドラ『あまちゃん』でも有名な青木俊直氏によるもの。

「私たち、全国いけるんじゃね！？」強烈キャラの顧問と出会った、個性豊かな吹部のメンバーたち。本気の夢を追いかけた彼らが、最後に目にする風景とは―？とにかく顧問の「ミタセン」のキャラがいろいろとぶっ飛んでいて、最後まで勢いよく読み切れること間違いなし。モデルとなったのは吹奏楽の強豪、都立片倉高校。

この本に描かれている愛媛県立長浜高校は、生徒たちが校内で本当に水族館を運営している実在の学校。一般公開日には生徒自ら案内や解説をし、執筆した研究論文は世界的にも高く評価されています。自分の「好き」を追究し、「未知」を探究する高校生たちの姿が非常に爽やか。著者は『若おかみは小学生！』シリーズでも有名。

女子率の低い工業高校に通う穣は、ひょんなことから個性的なメンバーとともにフラダンス愛好会に入部することに。震災から5年後の福島を舞台として、登場人物たちの秘められた過去や思い、もがきながらも前に進む姿が描かれます。ちなみに、文庫版の解説は映画『フラガール』にも出演した南海キャンディーズのしずちゃん。