投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
父親(母親とは別居中)と高校生の姉と暮らすミカとユウスケは小六の双子。オトコオンナと呼ばれたりもする元気で暴れ者のミカを優しく理解しながらもちょっとビビったり困ったりもしている、正直者のユウスケが語り手。両親のことや友達のこと、エサを上げてこっそり様子を見ている謎の生き物オトトイのことなど。ミカは自我100%みたいな子供らしい子で、ユウスケは周りのことにも気を配れるけど配り過ぎない素直な子で、読んでいて気持ちが良い。小学生時代なんて四半世紀以上前だけれどすこぶる共感しながら読了。大変面白かったです。続編『ミカミカ!』あり。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
男女の双子の話。
かなり前に読んだ作品ですが、大好きでした。
子供って、舐めちゃいけないですよね。
小さい体で大人でも考えない様なことを考えつくから。
引っ張り出して久々に読みたくなりました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚」
中学生のうちにぜひ読んでおきたい205冊、ブックリスト。
物語・小説ー初・中級編ー
027
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自分にも小6という時代があったはずなのに、覚えていないのはなぜなんだろう…
ミカがどう成長していくのか楽しみ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
思春期の入口に立った子供たちの微妙な気持ちがとてもキュートに描かれています。本作品には心が暖かになる癒しがあるようです。児童文学なのですが、大人が読んでも、ちょっと疲れたときには、元気を取り戻すにはよいでしょう。ああ、癒されちゃう!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「児童書」なのに、何でこんなにドキドキするんだろう。「オトコオンナ」のミカと、双子のユウスケ。私も幼いときは、オトコになりたかった口なんで、気持ちが分かる。ユウスケみたいな理解者がいれば、もっと素直な青春を送れたかもなぁ、なんてね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学校6年生で双子のミカとユウスケの物語。ケンカも強くて活発なミカと、大人しいユウスケ。物語はユウスケの一人称で語り進められてゆく。家には父親とお姉ちゃん。離婚寸前の両親といった設定。伊藤たかみは、先に芥川賞受賞作の『八月の路上に捨てる』を読んでいたので、なんだかイメージが違う。この設定は、まるで長嶋有の小説だ(解説は偶然にも?長嶋有)。ユウスケを通して描かれるミカは、とっても魅力的だ。「オトコオンナ」から、少女になってゆくミカの戸惑いの表現もうまい。これは、なかなか得難くフレッシュなジュブナイル小説だ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「ミカ!」伊藤たかみ◆自他ともに認める男勝りの小6・ミカと、お年頃になりつつある彼女に戸惑いながらも一生懸命に接する双子のユウスケ。子供らしいミカとしっかり者のユウスケのコンビは最強。児童文学ですが、成長してから読む方が理解できるかも。成長痛のようなドキドキむずむずする感じ!
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
みんなに「オトコオンナ」と言われ、
活発で女の子扱いをされると怒ってしまう
ミカちゃんと優しい双子のユウスケ。
そんな二人が出逢うモグラによく似た、
でも何者ともつかない動物。
おととい出逢ったから名前は「オトトイ」。
二人だけの秘密の場所でひっそりと
子供の時間を共に過ごすオトトイ。
悲しい涙を流した後にはなぜか大きくなるオトトイと
吸い込まれるように不思議と消えている悲しみの感情。
毎日の中で起きるうれしいこと、楽しいこと、悲しいこと。
たくさんの感情を越え、自分でも知らずのうちに成長して
少し遠くなり、1つから2つへと分かれていく双子たち。
オトトイは、感情がこんがらがることから逃げた
ミカちゃんの中で分離した悲しみのカタチで
ぴったりと同じ世界に寄り添っていた
ユウスケだけには共有できた世界なのかな。
子供の心理描写も感覚も絶妙なバランスで書かれていて、
懐かしさやあの頃のとまどいが読むごとに次々と蘇っては、
一緒にわくわくしたり、悲しんだり。
あの頃のあの気持ちはそういうことだったのかと気づいたり。
過去の自分に教えられ、明日を迎える喜びで
心がわくわくしてくる。私も元気に「おーい!」と
未来の自分にエールを送り続けたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
男の子と女の子の違いがはっきり出てくる頃の思春期の子どもの心情が丁寧に書かれていてサクサク読めた。双子だからわかることとかもいっぱいあるんだろうな。なんか大人になっちゃえばなんでそんなことにこだわってたんだろうとか思ってしまうような些細なことが気になってたなーって読みながら懐かしくなった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学生高学年でオトコオンナのミカと
双子の兄ユウスケ。
男の事して生まれたかったミカは暴れん坊で
すぐ男の事ケンカしちゃいます。
んで、胸が膨らんでくるとか、
男の子がそれで手加減し始めるとかが余計嫌で、
密かに泣いてます。
オトトイの側で。
ユウスケは頭がすこぶる良いわけでも、
運動能力に秀でてるわけでもないけど、
妹の心配もしつつ、
いろいろ悩みがあり子供心を痛めたりしてます。
心の優しい子だよね。
こいつ。
で、ミカにオトトイを紹介されます・・・
ん、悲壮感は少ないけど
ちょっとだけ複雑な家庭事情もありところどころ
うるっときますね 。
オトトイって結局なんだったんだ?
気になって仕方ないぞ。
続編で出てくるの??
植え込みの裏に隠れて通りを覗いてる感じとかは
よくわかる。
ガキの頃同じようなことよくしてたし。
なんで、どことなく共感を覚えるよこの子たちには。
「火をきれいだって思った猿が
人間になったんじゃないかって僕は思ってる――」
こんな考えができるユウスケと友達になりたいw
ミカ×ミカって続編があるので今度借ります。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
小学6年生のユウスケとミカ。おとなしいユウスケとおてんばミカ。双子なのに正反対な2人。謎の生き物オトトイと変わっていく日常・・・。大好きな本の一つです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【うーん】
ちょっと残念なところをあげれば、少し表現が押し付けがましい点。それと関西弁。これはどうしてこんなに苦手なんだろうか。克服したい。だけど、あの人懐っこい感じとか、距離感ゼロ(実際はそうでないのは理解してるけど)なイメージが物語を理解するのを邪魔してる気がしてしまう。ただ馴染みが無いだけだと思うが。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
【本の内容】
活発で男まさりのミカ。
スカートなんてイヤ!
おっぱいなんていらない!
思春期の入口にたつ不安定なミカを、双子のユウスケがそばで見まもる。
両親の別居、姉の家出、こっそり飼っていた「オトトイ」の死…。
流した涙の数だけ幸せな未来が待っている。
第49回小学館児童出版文化賞受賞作。
[ 目次 ]
[ POP ]
まばゆいばかりの瞬間瞬間をぎゅっと閉じ込めた、本当に宝物のような一冊だ。
子供の頃のことを思い出すとき、人は少なからず甘酸っぱさを混ぜ込んでしまうもの。
嫌なことや辛いこともあったはずだけど、不思議にいい思い出があふれてくる。
本書は、輝いていた「あの頃」を思い出すときの、甘酸っぱさと切なさをたっぷりと疑似体験できる傑作である。
一応、児童小説という形を取っている(単行本は理論社から発売)が、大人が読んでこそのお楽しみがたっぷり詰め込まれているからご安心を。
というより、優れた児童文学は、すべからく万人をとりこにする力を持っている。
ミカもユウスケもコウジも生活委員の安藤も、そして謎の生物体(?)オトトイも、登場するすべてのキャラクターがいとおしい。
今はやりの「純愛」には斜に構えてしまう僕も、子供たちの「小さな恋」にはものすごく弱いのだった。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
20150911
中1の時に友達のオススメで読んだ本です。学校の図書館で借りたのを覚えています。あの頃は文庫にはなってなかったのかな。当時は文芸書サイズでした。
懐かしい懐かしい!オトトイとか!いた!とニヤニヤしながら読んでいました。オトトイって結局なんだったんだろう。当時の私はなんだと思ってたんだろう。
ミカがオトコオンナと呼ばれていて、オンナになることを嫌がる気持ちに当時も共感していたことを思い出しながら読んでいました。すっごくわかる。その境目が一番苦しいよね、きっと。
中学編も過去に読んでいるので、こちらも文庫で読むぞー!小学生編の方がおもしろかった記憶があるけど、今読むとまた違うんだろうな。楽しみです。