投稿元:
レビューを見る
自分が女だということが嫌で、何かと事件を起こすミカ。ちょっと大人びたユウスケの視点から語られる二人の成長の物語。
特徴的なのは、謎の生物「オトトイ」。だんだん大きくなるオトトイと、家族やクラスメートとの関係の変化がシンクロして、クライマックスが近づいてくることを予感させます。
最後までオトトイの正体は分からないままで、私は少し不気味さも感じました。だって毛むくじゃらでキウイしか食べなくて、動いてないのにいつの間にか大きくなるんですよ!なにそれ怖い。・・・でもその謎があるから、物語に深みが出ているんだと思います。
大人になった今では、描かれる小学生の生活が逆に新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
前に読んだ時はもっとワクワク感があったような気がするが今回はなんとなく冷静。ア行から読み直そうなどという魂胆がよろしくないのか?ユウスケの語りで話は進むが、ミカの気持ちがよくわかる。ユウスケが文句を言いつつもミカを大事にしているところも。
投稿元:
レビューを見る
主人公ユウスケは双子の妹ミカがいる。
男勝りでやんちゃんで、いつも喧嘩してるミカ。
そんな二人は小学6年生。
大人になるには早いけど、子供のままではいられないお年頃。
体が成長してくることに耐えられないミカは
さらに最近暴れ気味。
そんな二人に目まぐるしくいろいろ起きる。
両親の別居、
姉の家出、
ユウスケとミカを取り巻く淡い恋模様、
そしてオトトイと名付けた変なペット。
めまぐるしくいろいろ起きて、少しずつ子供から卒業していく。
甘酸っぱいお話でした。
投稿元:
レビューを見る
伊藤たかみさんの【ぎぶそん】が好きなので作家さんの名前だけで買った本。
児童出版賞だから児童書だと思うんだけど大人が読んでも、懐かしい気持ちで読める本。
子供の頃には何も思わなかった事が大人になって児童書読んで、あ~あの時あんな気持ちだったなぁとか
素直な気持ち?で読めるんだよね。あの時読みたかったとか思う本って多いけど、その時読んでもきっと何も心に響かない物語が大人になってから響く物もあるよね。逆もあるけど・・
投稿元:
レビューを見る
男の子のようなミカが、告白されたり生理が来ておっぱいが大きくなってだんだん男女の違いに気づきはじめて…
そんな戸惑いやモヤモヤを、双子の弟の目から描く。
酸っぱい涙を食べる?オトトイという謎の生き物が不思議。ムニュムニュ。
投稿元:
レビューを見る
2020.4
小学生。この微妙な時期の話が好きで。この年頃の独特の世界。子どもでも大人でもない、白でも黒でもない、何かに足を踏み入れる直前、一歩手前の子どもたちの日常。この瑞々しさに大人の私が元気をもらう。昔子どもだった自分が反応するのかもなあ。
投稿元:
レビューを見る
ほんとに小学生?と周りの小学生、自分の子供時代を思い出しても設定を忘れそうになるくらい「オトナコドモ」の主人公ユウスケ、というわけであまり感情移入できず。中学生設定ならまだ読めたかな。
そんな中、後半のキャンプの話はまさに小学生のキャンプが書かれてて一番楽しめた場面でした。
でも、ミカ×ミカ、今度読みます。
投稿元:
レビューを見る
小学生の時、図書館で借りて何度も読んだ本。
大学生になった今読んでも面白いし、小学校高学年の時のあの感じがすごく懐かしい。
投稿元:
レビューを見る
小学校6年の男女の双子、ミカとユウスケ。空手で鍛えて女になんかなりたくない男まさりのミカと、別居しているが離婚していない父、父親とケンカばかりする姉の間で、思春期のユウスケは揺れる。学校でも派手なミカに対してユウスケはパッとしない。そんなある日、ミカに連れられて団地のベランダの下に行くと、そこには謎の生き物が…。
謎の生き物の存在感が強いので、そっち系の話かと思いきやそうでもないという、思春期の男女の好き嫌いや葛藤を描いた作品である。
全体に小学6年生の視点であり、小学6年生が作文か何かで書きそうな話となっているため、わざと稚拙な文章にしているというところはあるのだろう。よく言えばズバズバと切れ味よいのだが、説明が足りていないため、序盤はかなり面食らってしまった。
内容は小学生同士の葛藤の部分、煮え切らない父親と姉の確執、実の母親との関係など、普通のドラマとしても密度の高いものになっているため、小学生には読めるのかなあとも思うが(もともと児童文学である)、案外それくらいは普通な時代なのかもしれない。
突っ走って、男子を叩きのめして、でも泣いてというミカの様子を、おとなしく冷静に、しかしうまく選択のできないユウスケが見守るスタイルで、ユウスケに感情移入できればわかりやすい内容だ。
妙に関西弁だと思ったら、枚方から樟葉と、馴染みのある地名もでてきて、キャンプと言うと吊橋のあのへんかなあなんて思いながら読んでいた。
続編もあるようで、そちらも読みたい。
投稿元:
レビューを見る
オトトイは結局何だったのだろう?
ミカ×ミカを先に知ったので、小学生の話だと思わなかった。あとがきにも書いてあるけれど、大人が読んでも充分おもしろい。
投稿元:
レビューを見る
#ミカ
#伊藤たかみ
#文集文庫
#読了
これは児童書?YA?登場人物の子どもたちが生き生き子どもらしくて、思春期の心と体の成長がほほえましい。家庭内のごちゃごちゃもちゃんとあってホッとする。みんないろいろある。ユウスケとミカとオトトイとコウジ。そして解説文も面白かった。