紙の本
東警部補
2021/02/03 10:51
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
が活躍ってよりも公安が活躍???って感じかなぁ。へぇ。警察の日常って…とか、北朝鮮って…とか色々お勉強になったし、もちろんおもしろかった!最後はえっ!?!君!?!?ってなる最後でした。少し悲しかったのは美咲ちゃんがチラッと東の思い出みたいに出てくるんだけど、女性刑事って名前でしか出てこなくて悲しかったかな〜。
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やるせない思いが残る
2020/10/11 19:07
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
血ではなく環境だと思う。
在日であろうがハーフであろうが純血であろうが生まれ育った環境がその個そのものであり、あるべきものだと思う。
大人の事情に翻弄された在日二世が、どうしてもジウと重なって切ない思いが残ってしまう作品。
相変わらす、細かい描写の誉田ワールド炸裂で、対馬の波飛沫や磯の香りが伝わってきそうだった。
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数々の傑作エンタテーメント小説を発表し続けておられる誉田哲也氏の警察官の矜持と信念を描いた作品です!
2020/07/27 10:19
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』、『アクセス』、『ストロベリーナイト』、『武士道セブンティーン』などの傑作を次々に発表しておられる誉田哲也氏の作品です。同書は、新宿で在日朝鮮人が殺害された事件からストーリーが始まります。「G4」の存在を隠匿しようとする公安は独自捜査を開始するのですが、捜査一課の東警部補は不審な人脈を探り始めます。刑事と公安、決して交わるはずのない男達は激しくぶつかりながらも、国家と人命の危機を察し、銃声轟く国境の島・対馬へと向かいます。この後、この事件はどうなるのでしょうか?警察官の矜持と信念を描く、渾身の長篇小説です。続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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公安と刑事の相容れない事情と感情。人を守るのか国家を守るのか、同じ警察官でありながら、全く対象も目的も違う仕事。しかし、組織の決めたルールに縛られることなく正義を貫く熱い男もいる。
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やっぱり最後でいつも裏切られる。
もちろん良い意味で。
裏切られるのを分かっていて、
読みながら結末を予想したりするけど。
やっぱり裏切られる。
内容は遠いようだけど、新潟出身者としては遠くもない話で。
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在日朝鮮人社長が殺害された事件を追う、刑事と公安の対立を軸にした北朝鮮もの。
最終的に明かされる黒幕の正体は、それほど意外でもなかったような。
むしろ、公安といえば迷いが無く、冷徹なイメージだったので、公安であることに疑問を感じている川尻が新鮮に思えた。
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誉田さんの人気シリーズのような笑いの要素は全くなく、
ほんとシリアスな内容でした。
題材的にもちょっと難しい作品で、
内容を理解するのに時間がかかりました。
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著者の本は、描写が生々しい気がするので、あまり好きでありませんが、この作品は、そういった描写がみられませんでした。
現代の国家間の駆け引きは、謀略戦が、一般人が知らないようなところで行われているのだろうなと考えさせられます。
また、この作品に出てくるような使命感のある人が最前線にいてほしいなと思いました。
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在日朝鮮人の殺人事件を巡って、刑事と公安とが入り乱れての捜査。そして事件の背後には北朝鮮が見え隠れし、最後は国境線に近い離島である対馬へ舞台を移して、正にタイトルに偽りのない「国境事変」が繰り広げられていく。事件、人間模様、描写などのあらゆる面で骨太な作品だった。
因みに、予備知識がないままだったので、ジウシリーズのスピンオフだとは思わなかった。。。
基本的には刑事vs公安といったありがちな構図がベースとなって展開していくのだが、その中でも望まずして公安畑を歩むことになった川尻の背景や心情等の人物描写が丁寧で、事件が進む中で生ずる葛藤や摩擦、そして生き様みたいなものが非常に読み応えのある描き方をされている。その中でも更に際立っていたのが被害者の弟である英男で、刑事と公安、そして日本と北朝鮮との狭間に悩まされながらも自分の存在価値を求めて足掻く姿が印象的だった。
…しかし、若松親子は救われないなぁ、、、ホント。。。
物語の後半では銃弾が飛び交ったりしてエンターテイメント系に走ってしまった部分や、事件の真相部分ではちょっと腑に落ちない点もあったが、在日朝鮮人の扱いや偏見、北朝鮮絡みの事案といった部分では小説内の絵空事だけとは言い切れない生々しさを感じる作品だった。
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この作者のほかの作品とは少し毛色の違った感じ。
シリアスな公安もの。思想的には少し偏ってるのかな、大丈夫かなとは思うものの、物語は大きくて深くて痛い。
のほほんと自分の事だけでバタバタしているのが申し訳なくなる。
少し解りづらいところもあったけど、珍しく最後を先に読まずに読了できたのは途中で飽きずに読み進められたという事で星4つ。
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残念。
この著者の警察小説は結構好きなんだけど。
マニアックな方に寄りすぎか。
あと、最近、インテリジェンスモノは北朝鮮一色なのが面白くない。書きやすいんだろうが。
やっぱり、玲子警部補シリーズの方がいいね。
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今作の主人公のひとりはジウ3部作にも登場していた東警部補。
その他、在日朝鮮人の英男。公安の川尻。対馬の桑島刑事。
それぞれの視点で物語が語られていくんだけど、
語り方が上手なのか、全然バラバラ感がない。
時間軸のズレもさほど使っていないから余計にそう感じるのかも。
国境事変。
この言葉の通り、警察小説の中でも結構重い内容となっているけど、
決して読みにくくはない。
トリックやどんでん返しもないけど、キャラひとりひとりが
しっかり描かれていて面白かった。これ、誉田さんの特徴だね。
在日朝鮮の方々の心理も、今はこんなふうになっているのかな。
身近にいない(もしくは気付いていない)から分からないけど、
もし英男のような人物が多ければ、まだあの国にも救いがあるのかも。
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8/3 公安を描いたシリアスな話。おもしろかったし知らないこともいっぱいあったし、お話の組み立て方もきっちり、という感じだったけど、こういうのも書きたいんだろうなって思ったけど、もっとおもしろいの書けるのにね、あなた、と思わずにはいられない。もうしばらく筆のすべるまま風なの書けばいいのに。一番乗ってる時期だろうにね。
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ジウの東刑事が再登場するスピンオフ作品。門倉美咲は御機嫌伺いしてくる女性刑事という、全くつれない刑事バカっぷりは、前作以上。
第一人称で語る真犯人が誰だか分からないという構成は、筆者御得意のパターン。ただし、伏線を読み損なったせいかどうかわからないが、真犯人の唐突ぶりは、少々、残念。
公安という硬い題材ながらも、リーダビリティは、相変わらず抜群。
お勧めです。
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公安警察の事を取り上げているのは、おもしろかった。
NHKで放送していた『外事警察』にも興味がわいてきた。