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投稿者:ちえこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読み始めて、こんなことが本当にあって良いものかと、何度も思わずにはいられませんでした。
思いもよらぬことで罪になったり、正しいことも言えない、ただ役人だけが強い権力を持つ風潮。そんな中で生きていかなければならない皆は、悪いことと分っていても、それに流されてしまうが、そういう人ばかりではない。そういう風潮に反発する人たちが寄り集まり、一つの集団をなしていく。
それぞれが一芸に秀でいる人達が集まったそれは頼もしく、力を合わせて闘っていく姿は痛快で、読んでいて本当に気持ちのいいものでした。
また、この百八人集まった人たちが、そうなるべくしてなった集まりなのだという運命的な星の定めにも感動致しました。
読み始めはハラハラドキドキ、後はスカッとした気分の味わえる作品でした。
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投稿者:キシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、水滸伝はテレビゲームでやったことがあり、作品を読むのは比較的すぐに溶け込めました。登場してくる無頼漢たちの個性がなんともおもしく、読んでいくにつれて自分も梁山泊の一員になった気がしました。梁山泊と聞くと悪の巣窟みたいなイメージがありましたが、読んでみれば確かに悪党は若干いますが、大半は、国の憂いを何とかしたいと思う志を持った漢たちで、これから、国の憂いを取り除こうとする矢先に作品が終わってしまうという悲しい結末なのですが、それでも十分楽しめる作品でした。ほんと心残りなのは、完結まで読みたかったです。
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投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国最大の伝奇小説。108人の豪傑が梁山泊に集結し理想の国家のため戦う。残念ながら4巻で終わり、完結はしないのだが、そこまで充分楽しめる。
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中国は宋朝の時代、勅使として龍虎山に派遣された洪信は、厳しく禁じられた石窟の中を掘ったため、封じられた108の魔星はどっと地上に踊り出た。やがて、その一星一星が人間と化して、梁山泊をつくり、天下を揺さぶる。――これが中国最大の伝奇小説『水滸伝』の発端
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作者が執筆途中で亡くなったため、完結していないが、ちょうど七十回本と同じあたりまでは書かれている。やはり話の面白さは、中国の元祖『水滸伝』より上回っている。完結していれば5つ星間違いなしだっただけに、残念。
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三国志よりも単純に楽しめます。
勧善懲悪。ヒーローがいっぱい♪
何度読んでもオモシロイ。
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最初の洪に遭って~の下りを読むために再読。と思ったら全部読んでしまった。
やはり名作。英雄ばかりが次々登場してテンポが良くてどこを読んでもハマってしまう。素晴らしい。
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正直、がっかり度合いが強かった。三国志がすごい面白かったので、少し期待しすぎてしまったのかもしれない。
最初の高球さんはともかく、花和尚さんは酒に弱いしやりすぎて人は殺してしまうし、青面獣さんは物取りにあったからと「ご恩が」、といっていたわりに逃げ出してしまうし、魚師の三兄弟は呉先生たちと一緒に、金持ちの贈り物を奪ったわりに、貧乏な人にあげたりするのではなく自分達が使ってしまうし。三国志の張飛、関羽、劉備のようなまっすぐさが余り見当たらなかったのが残念。あまり主張に一貫性がないような。
二巻はどうしようかなぁ。
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一巻の終わりぐらいで止まったままです。
面白いのですが、私にとっては読み始めると集中しすぎてしまうので他の事ができなくなってしまう本です。
そして、吉川先生の文章って、そこはかとエロスを感じてドキドキしてしまいます。
ゲーム「幻想水滸伝」の一作目がお好きな方はおススメ。
読んでから遊ぶか。
遊んでから読むか。
どちらでも楽しめます。
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中3時、横山光輝の「水滸伝」を読んで以来、初めてしっかりと活字で読みました。最高の娯楽作品♪二巻以降が楽しみ。
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初・水滸伝。 未完で終わったと知りつつも、読み始めてしまった。
<ネタバレ>
えらいたくさん登場人物がでてくるのは知っていたけれど、それがなぜ108名もいるのかは知らなかった。人間の強欲によって開かれてしまった扉。そこから弾け出た108名の星宿。
何かに流されるがごとく、梁山泊へと集まってゆく。
大義名分、同情に値する理由は大きくあるけれど、それでも殺戮にまみれて自らの手を汚してきた登場人物たちが”悪の根元”である高俅を成敗せんと向かって行く。善悪の棲み分けが曖昧なようでいて、とても明確であることの矛盾が面白い。
一番好きなのは、黒旋風・李逵。吉川英治の描く黒旋風は、とんでもなく無邪気で、いつだって迷惑を背負ってやってくるくせにどこか憎めない。最後の最後も彼のおちゃめで笑えるエピソードで物語りが終わってしまっているのも、巡り合わせだなぁと思う。作者の彼に対する愛情がとても良く伝わってきた。
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「西遊記」「三国志演義」「金瓶梅」を含めた四大奇書の1つ。梁山泊に猛者が集い、闘い滅んでいく姿を書いた話。残念ながら、吉川英治さんのは未完...