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紙の本
財前教授誕生
2020/05/27 10:36
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投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻には財前の絶頂期であり、自身が強くなりすぎて後に自分の首を絞めるミスを犯してしまう重要な部分である。
紙の本
人であると言う者、医者であろうとする者
2004/02/04 18:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浅基 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻を読んだ方でドラマがきっかけだったと言う方は、僅かな違和感を覚えたと思います。ですが、2巻ではもっと違和感を覚えるのではないでしょうか。原作は原作、ドラマはドラマとは言っても、やはり比べてしまうのですよね。
2巻では人の醜さが一層目立っています。あまりにも自分勝手な行動に、呆れてしまいそうになることもしばしば。ただ、里見が好きな方は喜んでください。里見が表舞台に出始めます。
全5巻の中、2巻がどこに位置するのかを簡単に書くと、教授選考会で教授会へ推薦する候補者の選定するところから財前が国際外科学会へと旅立つ日までです。
教授となり我が世の春を謳歌する財前には、怖いものも遮るものも何もない。たくさんの人間と事実が彼を助長させ、彼の万能感を肥大させていく。本当に彼を大事に思うもののつぶやきを無視し、未来を信じて上り続けようとする財前に、嫌な感じを受けました。それと同時に、ひたひたと近づいてくる影にやりきれないものも感じる。その声に耳を傾けていれば、彼には影など存在せず、いずれ望む姿を手に入れられただろうにと…。
財前が教授になってからは里見も強く現れだします。常に医者としてのあるべき姿を追い続ける里見と、医者も所詮は人であるという財前。この先に待ち受ける事実が2人をどう翻弄するのか、楽しみでなりません。
電子書籍
財前と里見の対比がよく現れている第二巻です。
2019/01/06 12:02
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投稿者:御室 みやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
教授選を巡る票の行方はもちろん、人生の考え方なども含めて、根本的に財前と里見は対比していきますよね?
そんな中で、里見は、教授選などの雑音に耳を貸さず、一心不乱に研究に打ち込んでいます。教授選の決選投票で財前が圧勝し、金沢大学の菊川教授が落選した時も、残念だった様子ですね。
財前が教授になってからの第一外科医局の雰囲気もがらりと変わり、中でも、第一内科の里見から回ってきた患者の診察以降、彼の尊大さがむき出しになってきます。
教授になってからも、患者さんと向き合う姿勢は変わらないはずなのに・・・
また、柳原という医者が断層撮影を申し出ても、却下。一言でいえば、財前はプライドが高いのです。
ドイツの国際外科学科界へ出発前も、里見からの申し出を無視する態度なども含めて、財前は思い上がった主人公なんだなと第二巻を読みながら感じました。