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道徳体系としての武士道
武士道の淵源
義
勇・敢為堅忍の精神
仁・惻隠の心
礼
誠
名誉
忠義
武士の教育および訓練
克己
自殺および復仇の制度
刀・武士の魂
婦人の教育および地位
武士道の感化
武士道はなお生くるか
武士道の将来
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武士道への誇り、武士道が消えてゆくことへの憂いが固い文体のなかでほとばしるように表れる。言うなれば(頭の良い)右翼の言説に似ている。ちなみに身分に伴う義務(ノブレスオブリュージュ)という言葉は大嫌いだ。それは身分が高いということを感じせしめる結果を生むからだ。そんなの関係ない。僕は平民だけど、その義務を負う心は持っている。
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日本、そして私たち日本人というものを考えるうえで本書が示唆に富んだものであるのは言うにおよばない。今なお新たな示唆に富む一冊といってよいだろう。
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日本人を外人さんにてっとり早く分かってもらうには丁度良いんじゃないでしょか。まぁ、丁髷小脇の大誤解を生む可能性大ですが。
日本人が読んだら自明な感が否めませんが、自分の日本人感を構築する助けにはなるんじゃないかと。
ちなみにあたしは死生観が変わりました。
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最近日本人の倫理観が注目されていますが、この本はそのベースとなる「武士道」を体系化に挑戦した大作です。
前の五千円札の表紙の新渡戸稲造が1899年に英語で出版した、「武士道」の和訳本です。
武士道はその象徴である桜花と同じく日本の土地に固有の花である、と説き起こすこの本は、それまで様々な書物に分散されていた「武士道」をその源から探り、儒教、キリスト教、西洋哲学、騎士道やイスラム教といった様々な文化や倫理観と比較しながら日本固有の思想になったかを説明しています。
そして、キリスト教の騎士道は人格としての個人に重きを置き、日本の武士道は政治家や国民(社会における役割)としての個人の振る舞いに重きをおく倫理体系とであると説明し、斜陽になりつつ武士道の将来を心配しています。
少し文体が硬く難解に感じるかもしれませんが、ページ数も少なく意外とあっさり読めてしまいます。新渡戸稲造の武士道は有名なので、やさしく解説している本もあるのでそれを読んで興味があれば是非読むことをお勧めします。
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読み慣れない“古典”だけあってちょっと読むのに時間がかかってしまった。それでも時間をかけて読むだけの価値はある作品。
これも定期的に読み返したい1冊。
次々と新しいことが見えてきそうな感じ。
忘れていたモノを思い出す1冊
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昔書かれた本だというのに、日々の生き方・考え方などについて、参考になることが多い。それほど普遍的な事柄だということだろう。
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宗教教育なしにどうやって日本は道徳を教えるのか?という西洋人の疑問に答えるべく、新渡戸稲造が日本人の道徳の精神を説いた一冊。普段何気なくしていることが実はこの本の中で武士道の一部として紹介されていたり、あげられている日本特有の事象(切腹とか、あだ討ちとか、身内をほめないとか)に共感したり。いままで体系化されていなかった日本人の姿をここまで明確に書き記した新渡戸がすごいと思う。国際人はかくあるべし。
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巷でビジネスマンが読んでいるらしい。矢内原忠雄が訳しているが、クェーカー教徒の新渡戸稲造による本書はやはり啓蒙主義的な匂いを感じた。それにしても、これを読んで武士道に憧れてしまったり自分はクリスチャンとしてどうなのか?と思ってしまう。武士道の価値観に惹かれると同時に、聖書の価値観との決定的な溝も感じてしまうためでだろう。
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読むべき。
日本人なら。
自分のベースにいつのまにかあるもの。発見というよりも確認しながら読む感じ。
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輪廻し続けている武士の魂。小さい頃から積み上げて来た、自分なりの人生哲学とリンクしすぎていて、驚いたどころの騒ぎではなかった一冊。
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著者の持つ、日本への絶対的な自信に対して、正直に言うと違和感がありまくった。もちろん、それは素敵なことではあると思うのだが、一種の危うさを感じるのもまた確か。
日本の文化を他国の文化と比較して、勝るとも劣らない、という論法自体が無意味なったようなときにこそ、この本は逆に古典として輝きを増すのではないでしょうか。
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作者・新渡戸稲造が日本人の心を紹介するために外国人に書いたのが最初ですね。友達に薦められて買いましたが、まだ途中までしか読めていません。
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「侍」とはなんぞや。
新渡戸稲造が海外向けに英語で書いた
「侍が日本でいかなる精神的役割を果たしたか」
と解説したものを日本語に翻訳し直した本。
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新渡戸稲造が武士道とはなにかを外国向けに書いたもの。
しかし、クリスチャンの新渡戸には武士道を語って欲しくないとも思う