紙の本
サブタイトルは、サラリーマンのための労働法入門。
2008/11/29 22:09
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルは、サラリーマンのための労働法入門。
職場で問題が起こりそうないくつかのケースを取り上げ、そのケースについてどのような処分がされるのか労働法の観点から解説しています。
たとえば本書の第1講は、「ブログ」について。
基本的なスタンスとしては、「ブログ」は公的な空間ということです。つまり、私的なことを書いていても、一旦それが公開すれば公になるということ。
社員が自分の日記に上司の悪口を書いてもいいですが、ブログで書くと問題になるのです。
気をつけましょう。
また、第3講では「社内不倫」についてのケースです。個人的には懲戒処分の対象と思っていたのですが、裁判例では「解雇」は無効とされています。(もちろん不倫は不法行為ではありますが・・・)
法律にのっとった処分と私的な感覚は、ずれがあることは往々にしてあることです。「それは解雇されても仕方がないでしょう」と思えることがセーフだったり、「そんなことで解雇されてしまうの?」と思えることもあるのです。
本書は、問題を起こす側が身を守るためにということで、書かれています。
しかし、取り上げられているいろいろなケースを読んでいくと、むしろ経営者の方が読んだ方が良い気がします。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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2008/8
現在の労働法について、分かりやすい例を挙げながら解説している。セクハラや副業、労災など身近な問題が取り上げられているので非常に分かりやすい。ただ、入門書というレベルであることは否めない。
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ブログに社内事情を書くのはOK?、社内不倫がバレたら?、痴漢で捕まったら?、経費の流用がバレたら? etc…。労働者と企業側でトラブルが発生した場合の裁判例をもとに、「法律ではどのようになっているか」という視点で書かれた一冊で、労働法入門書としてはとてもわかりやすかった。ただ、裁判例が出されていても、状況によりけりで判決は変わったりしてしまうもの。なので「どこまでやったらクビになるか」ということの答えは示せないのです。このタイトルであるならば、実例を踏まえつつも、「これは絶対やめとけ」くらいの作者からの強い宣告があっても良かったかもしれない。
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副題の通り、サラリーマンのために書かれた本。
ブログ、経費流用、残業、セクハラ、痴漢、採用、副業など、サラリーマンが普段気になっているけど、なかなか他人には聞けない内容について、法律の文言や判例を例に採りながら解説するもの。
労働法の初心者向けの本といった感じで、法律を知らない人にとってもわかりやすく、かつ役立つものとなっている。
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読み助2008年11月19日(水)を参照のこと。
http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/11/
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労働法のお話。中身がしっかりしているので別に変に人目につくタイトルを考えなくてもいんじゃねえの?と思ったけど。
普段ざっくばらんに疑問に思う会社に対する疑問をきちっと判例を通してどのように解釈されているか?ってのを書いた本。疑問ってのはたとえば、、副業は法的に問題ないのか?社内不倫は罰せられるのか?転勤って拒否できるのか?とか、働かない給料ドロボーは首にならないのか?とかそういうの。
まあなんとなく読むにはお勧めではないでしょうか?
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ブログ・副業・不倫など、あるあるネタな18のケースに関して、法学者の立場から解説してくれている本。これ読むと正社員っていい身分だよなぁと思う。
最近の新書にしては珍しくタイトルが割と本の内容を表しており、リーマン向けのマニュアル本以上の事は何も書かれていない。とはいえ、自分のような法律の素人からすると、むしろそこが実にいい塩梅に出来ているように感じる。変に知識をひけらかさない所が良心的でいい。
蛇足:参議院議員と府知事を輩出したテレビ番組と一緒で、読んだそばから内容を忘れてしまうので、読了後も手元に置いておいた方が良い本だと思う。なんで法律の話ってすぐ脳みそから消えてしまうんだろう。
350円。
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●No.27
〜サラリーマンにとって身近な疑問を法律の観点から判例を挙げて検証(ブログ・副業・経費流用など)
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「ブログで社内事情を書いている社員がいてヒヤヒヤしています。あの社員はクビにならないのでしょうか?」 こんな疑問をもっている人は多いのではないだろうか。
大内伸哉教授の『どこまでやったらクビになるか』(新潮新書)は、誰でも疑問に思っているような職場にかかわる法律問題に、軽妙に答えてくれる。この本を読んで最低限の理論武装をしておかないと、クビになってからでは遅い。
目次
1講 ブログ
2講 副業
3講 社内不倫
4講 経費流用
5講 転勤
6講 給料泥棒
7講 内部告発
8講 合併
9講 残業手当
10講 新人採用
11講 セクハラ
12講 過労死
13講 労災認定
14講 定年
15講 喫煙問題
16講 痴漢
17講 妊娠出産
18講 経歴詐称
これに加えて18の補講がある。
でも、この本だけだと、「**法*条の規定からいえば、・・・」とか、「**事件という判例によれば、・・・」ということを言って会社と戦うことはできない。そのためには、同じ著者の『雇用社会25の疑問』を読むことが必要だ。この本も、『どこまでやったらクビになるか』と似たトーンで書かれているので、誰でも読みこなすことができる。(大竹文雄ブログ:2008/8/14)
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勉強になるし、面白かったけどタイトルはちょっと大げさ。内容は労働基準法についてまんべんなく分かりやすく書いてあるので、けっこう良書だと思う。
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サラッと分かりやすく労働問題を解説しているのに、反対説にも触れられているし、法解釈の変動についても触れられている。とても読み甲斐があった。
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インパクトのある題名に惹かれ購入
純粋に面白かった
でも実際こんな人たちはまわりにいない
いたらこまりますけど
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さまざまなありそうなネタで説明されていたので面白かった。
得に残業手当のところがわかりやすかった。
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裏技的なことが書いてあるようなどぎついタイトルだけど、内容は実際の裁判を例にして労働法を説明したもの。会社は仕事をしない、できないだけじゃ解雇できない。しかし悪いことしたらクビになるってコトが重々わかった。
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タイトルはなかなかセンセーショナルですが、別に会社に喧嘩を売ろうとしているわけではありません(^.^;
内容は至極まともwで、日頃、サラリーマンの身近に潜んでいる問題を具体的に取り上げ、法律上の観点から白黒を明確化して、自分の身の守り方や考え方を提示してくれます。
特に、解雇に相当するのかしないのかという切り口については、サラリーマンにとってはとっても重要です。サラリーマンにとって解雇というのは、死刑宣告に当たります。
モラルとして身につけておくのはもちろんですが、法律がどのように物事を捉えるのかを知っておくだけでも、勉強になるでしょう。
それから、意外と盲点なのは、法律が変わらなくても、法解釈は時代と共に変わるという点です。
以前は問題にならなかったことがなかった事柄が、今も問題にならないとは限りません。
そういった方面にアンテナを立てるためにも、新書サイズのこの本は適しています。
リスク回避のためにも、一度は読んでおくことをオススメします!
それにしても、この本はタイトルで売っている部分がかなり多いと思いますw