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紙の本
逆錬金術の謎と巨額脱税に挑む
2011/04/06 14:18
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
この世に存在するあらゆる物を鑑定する目を持つ、万能鑑定士Qこと凛田莉子。前作ではフランスに渡り、その知識と鑑定眼を活かしてフォアグラ工場の危機を救った莉子だったが。本作では冒頭いきなり、人気ファッション雑誌編集部に転職している。これはどういう事かとまず驚かされ、物語にすっと入り込めた。ここらへんの設定の仕方、読み手を引き込む作りはさすがであるなと感じた。
時を遡る事4か月前、莉子のお店に不思議な金属が持ち込まれる。間違いなく純金だったというそれは、ひどく変色してしまった金の延べ棒。何と純金が銅や錫の交じった、安い合金に変質してしまっているという。もちろんそんな事はありえない。どうやら巨額納税者の元に怪しい影が忍び寄り、金塊を使った脱税方法を教示しているようなのだが…。
今回もあらゆる場面に色々な薀蓄がちりばられ、ちょっと読んでとても楽しめる。ただちょっと薀蓄ありき、な感触。色々な薀蓄をかき集め、その中から使えそうな物を選んで物語の展開に無理当てはめているような感じで、少々場面展開に不自然さを感じてしまったか。痛快だったのは逆錬金術に関してのトリック。さまざまな薀蓄にうならされて来た物語終盤に、まさかこんなトリックだったのかと腰が抜けるような思い。まぁ多少の苦笑も交じるが痛快だった。
このシリーズはちょっと読んだだけでも面白い、のが特徴かも。短い通勤通学時間にも歯切れよく読め、オススメです。
電子書籍
☆万能鑑定士☆
2024/05/06 08:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
年末の東京、凜田莉子は、女性ファッション誌の会社の第二秘書となっていた・・・
という、「転職したの?」という衝撃的な事実からスタートします(まぁ、莉子が鑑定業を辞めるはずもなく、事情は読めばわかります。)。
転職先でも、秘書として持ち前の知識等を武器に、バリバリと仕事をしていく。
と冒頭で触れた後、話は遡って夏から。今回も、莉子のもとには複数の不思議な出来事が舞い込む。
まずは、金の延べ棒がいつの間にか粗悪な合金に変わってしまうという、逆錬金術のような事件。序盤で軽く事件に触れますが、軈て、要所要所で絡んでいく。
次は、小説の盗作事件が起こる。弁護士とも結託した悪徳作者を、香水鑑定の知識でやり込める。
そんな繋がりから、何とマルサから脱税事件の潜入捜査協力を求められることに!
本作品の中心は、凜田莉子秘書が挑む、クリスマスに起きたペンダント紛失事件。セキュリティの高いGPS付き手提げ金庫がいつの間にか紛失、中には預かり物のペンダントが入っている。持ち主に返却する時間が迫る中、事件を解決できるのか?
ハイテクへの慢心等の穴をついた事件だと、個人的には思う。
物語の終盤、ペンダント紛失事件を経て、編集長の信頼を得た莉子は、編集長と共に、秘密の金取引へと案内される。
少し慌ただしい面もあるけれど、序盤からの逆錬金術のような話、マルサの追う脱税事件の真相を回収していく。
今回も、読みやすかった。
紙の本
☆万能鑑定士☆
2024/05/06 08:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
年末の東京、凜田莉子は、女性ファッション誌の会社の第二秘書となっていた・・・
という、「転職したの?」という衝撃的な事実からスタートします(まぁ、莉子が鑑定業を辞めるはずもなく、事情は読めばわかります。)。
転職先でも、秘書として持ち前の知識等を武器に、バリバリと仕事をしていく。
と冒頭で触れた後、話は遡って夏から。今回も、莉子のもとには複数の不思議な出来事が舞い込む。
まずは、金の延べ棒がいつの間にか粗悪な合金に変わってしまうという、逆錬金術のような事件。序盤で軽く事件に触れますが、軈て、要所要所で絡んでいく。
次は、小説の盗作事件が起こる。弁護士とも結託した悪徳作者を、香水鑑定の知識でやり込める。
そんな繋がりから、何とマルサから脱税事件の潜入捜査協力を求められることに!
本作品の中心は、凜田莉子秘書が挑む、クリスマスに起きたペンダント紛失事件。セキュリティの高いGPS付き手提げ金庫がいつの間にか紛失、中には預かり物のペンダントが入っている。持ち主に返却する時間が迫る中、事件を解決できるのか?
ハイテクへの慢心等の穴をついた事件だと、個人的には思う。
物語の終盤、ペンダント紛失事件を経て、編集長の信頼を得た莉子は、編集長と共に、秘密の金取引へと案内される。
少し慌ただしい面もあるけれど、序盤からの逆錬金術のような話、マルサの追う脱税事件の真相を回収していく。
今回も、読みやすかった。
電子書籍
脱税
2023/01/27 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです!
今回もリンダさんの知恵や知性が冴え渡ってましたね…
ジュエリーの一件怪しいと思ってたらやはりそこが犯人か!とは思いましたがそれのトリックのフラグみたいなのが最初の方にあったことにびっくりしました。
秀逸ですね。
紙の本
莉子ちゃんの有給休暇は…?
2017/05/31 17:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなことを心配してしまう内容です…って全部そうかな!?
今回は出版社(女性ファッション雑誌)の第一秘書になったり、金の延べ棒を利用した脱税疑惑の囮だったり…。
こんなに簡単に同じ重さの偽金の延べ棒が出来るかなってトコだけど、まぁそれはおいといて。。。
とにかく面白い!!実はその前の5、6読んでない、でも面白い!!
紙の本
映画のような世界
2016/06/28 20:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻は女性ファッション誌の出版社が舞台。
作中でも書かれているが、まるで『プラダを着た悪魔』のような女傑編集長と高級志向の編集部。
果たして日本でこういう雑誌ってそんなに需要が高いかなぁ?と思いつつ、次々起こる事件を今回もあざやかに解決していく。
紙の本
万能鑑定士Qの事件簿7
2015/10/21 18:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
鑑定家が、女性誌の秘書になる、というのは面白かった。
アクセサリーが盗まれるって言う所は、少しありきたりすぎる設定だった。