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吉宗のイメージが変わります
2016/04/14 18:47
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投稿者:QQ3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉宗と言えば暴れん坊将軍のイメージがあっていい将軍というイメージでしたが、これを読むとかなりイメージが変わってしまいました。
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吉宗・定信の政策は本当に「改革」だったのか?
2015/08/24 09:31
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸幕府はなぜ倒れたのか?その根源的な原因はすでに“名将軍”徳川吉宗や、“名君”松平定信の時代に現れていた。そして、もしかしたら延命につながったかもしれない田沼意次の政策を幕府は自らの手で潰してしまっていたのである。近世日本の指導者をしばしば誤った方向に導いた「朱子学」の害毒を述べた一冊。決して教科書で語られるような「合理主義」だけでは説明できない歴史の一面が読み解けます。そして、それはきっと読者に物事のあたらしい見方を教えてくれるでしょう。
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2012/6/6 Amazonより届く。
2016/12/12〜12/21
江戸時代中期の色々。徳川吉宗、田沼意次、松平定信ら、教科書でお馴染みの人物の認識が改まる。勿論、自分には従来型の専門家と井沢氏のどちらが正しいか、という判断を下せる程の知識は無いが、井沢氏の主張は尤も。近代史を含め、日本の歴史教育をキチンと考え直して欲しいなぁ。
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1年毎に出ていたシリーズが、2年開いたり今度は半年で出たり。発売のサイクルってどうなってるの?
さて江戸時代も中期から後期に差し掛かり、「将軍吉宗vs尾張宗春」や「田沼意次vs松平定信」、章題にはなってないけど「新井白石vs荻原重秀」を取り上げて、『「バカ殿はバカ殿である」という下らない証明のためにあまり紙数を費やしたくはない』と書きながら、この本の大半は、名君の誉れ高い吉宗や定信をこき下ろし、極悪人・田沼や遊び人・宗春に対する偏見を正すことに費やされ、これまでも述べてきた“正史のワナ”からするりと逃れる、正に“逆説”の真骨頂。
前の巻でも追及された朱子学の、特に「貴穀賎金」の考え方をまたもや槍玉に挙げて、吉宗や定信の経済政策を断じるなどは、これでもかというくらいで、作者としてはかなり力が入っている感じ。
残念ながら、読んでる方としては、前の巻辺りからそうだけど、学校での勉強でもあまり強調されなかった時代の話で、さほど興味も持てない中でもはや惰性で読み続けている感じなんだけど…。
最後の最後に光格天皇の件りになって、この時代の失政が直接原因で明治維新につながる尊王論の萌芽が育ちつつある中、「幕府政治」と「天皇主権」の鬩ぎ合いが起こり始め何だか漸く話が面白くなってきたところで次巻に続く。
次あたり、そろそろ面白くなるかしらん?
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官僚政治と吉宗の謎
徳川幕閣の展開と改革Ⅰ
第一章 六代将軍家宣の新政編
徳川幕閣の展開と改革Ⅱ
第二章 八代将軍吉宗の支配編
徳川幕閣の展開と改革Ⅲ
第三章 将軍吉宗vs尾張宗春編
徳川幕閣の展開と改革Ⅳ
第四章 田沼意次vs松平定信編
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文庫化、もう15巻かー。徳川6代から11代将軍までのあんまり馴染みのない時代。権謀術数ドロドロ渦巻いてて、案外好みじゃないか。
儒教・朱子学に染まりきった幕閣たちは、歴史の教科書では「改革」を牽引したとされる英雄扱い。一方、米本位社会からの脱却を図り通商国家を目指した田沼意次は、超極悪人扱い。
何が「終わりの始まり」になり得るのか、組織崩壊の参考としてこの時代をみるのも面白い。具体的には次の巻くらいになるのか。
倒幕・維新の萌芽はもうこの時代から始まっているのであった!
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大学生の時、バイト先にあった週刊ポストで読み始め、文庫版を買いづけて15冊目。歴史を正しく見る目を養えると思います。
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やはり、通説とは違う視点を与えてくれる。
ただ、表現に過激すぎる部分があるのと、中国、韓国に対して、感情的な主張をしているところが少し鼻につく。
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吉宗から田沼~松平定信まで。このあたりはマンガ「風雲児たち」にも詳しいけど、田沼親子は悪臣ではなく名宰相だったこと、松平定信の改革は幕末の腰抜け幕府への「はじまり」だったこと、など、「風雲児たち」と同じ解釈を取ってる。
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いやー今回も面白かった。
江戸時代はかなり知識がないので、するーっと入ってきます。
吉宗、定信の政治と田沼意次の政治、歴史教科書の知識とはかなり違う見方で面白い。
なぜ改革といわれるものと、そうでないものがあるのか、など、読みごたえあります。
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タイトル通りなのですが、綱吉を名君、吉宗をバカ殿とし、また、新井白石の経済オンチと田沼意次の名政策ぶりをアピールしています。
ふむふむ。確かに私も高校時代に、「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」といった狂歌を読んだ瞬間に田沼意次に対する評価が自分の中で180度変わったことを覚えています。
それ以降、「他人の評価というものはバイアスがかかっているのだから決して鵜呑みにしてはならない」ということを悟ったのだけれど、、、でもでも、吉宗に対してはもう少し高い評価でもいいんじゃないかなーと思いました(と思うのも、時代劇の刷り込みなんだろうけどさ)。
ということで、他人が貼ったレッテルに惑わされないようにしようとか、その人物が何を成し遂げたのか結果からみようとか、そういうことを考えさせられた巻でした。
幕末へ向けての萌芽があちこちに出てきていて、続きが楽しみです。
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資料の多く残る江戸時代においても、というか多く残るが故にか、事件の本質、人物の評価というものはいかようにも変わってしまう。
歴史的事実を前後の広く大きな流れの中で検証するこのシリーズは面白い。
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逆説の日本史シリーズの江戸時代編。
綱吉以降の6代目家宣から、10代目家治までをまとめている。
とにかく正しい歴史を理解するうえで重要なのは、「史書というのは勝者=時の権力者が書いてきたもの」という視点だ。
書いた人自身にとって、都合の悪いことは書かれない、または都合の良いように書き換えられている、という「推測」を歴史解釈に取り入れるべき、という井沢さんの観点に大いに共感する。
今作では、徳川吉宗およびその孫松平定信がいかに愚かな政治家であり、教科書に載る様な「名君」とは程遠いのか、そもそも性格自体も粘着質で尊敬に足らない人物だったか、はっきりと分かって非常に面白い。
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井沢氏の基本的な歴史の見方には同意できる事も多い。なので、ずっと読んでるわけだが。
ただ、本書は繰り返しが多くくどい。また、近世には入ってから、少し鼻につくのは対中国、韓国に関するくだり。井沢氏は、これを書きたいために、本シリーズを延々書いているのだろうから、仕方ないといえば仕方ないが。
また、自説を主張するあまり、筆が滑っている部分もあるような気がする。もうちょっと公平な記述もできるのではないかな。
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文庫落ちしていたので図書館で借りて再読。電車内の暇つぶしには絶好。著者が攻撃する通説って、何十年前の通説よ⁉という突っ込みはさておき、独断と偏見に満ちた方が本としては面白いですよね。