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1 西郷隆盛―新日本の創設者
2 上杉鷹山―封建領主
3 二宮尊徳―農民聖者
4 中江藤樹―村の先生
5 日蓮上人―仏僧
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薪を運びながら本を読んでいた二宮金次郎君が大人になってから何をしたかとか、上杉上杉鷹山がどんな人物だったかなんて(鷹山の地元のくせに)、これを読むまで考えもしませんでした。もっと早く知るべきでした。高校の歴史の参考図書にしてもいいんじゃない?(ちょっと内容が美化されすぎてるかもしれませんが)
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日本人キリスト者の代表たる内村鑑三が、この著作を遺している意義はすこぶる大きい。欧米の宣教によって今の日本のキリスト教があるわけだが、福音を受け入れることと欧米文化を受け入れることとは別である。宣教における異文化理解の問題が言われて久しいが、その点でこの本は日本伝道の必読書だと思われる。日本の文化に真実な尊敬を持ってこそ、福音を「接ぎ木」していけるものと思われる。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹に加え、仏僧の日蓮を加えていることが興味深い。日本人の根底にある精神を学び尊敬しつつ、徹底的に福音に立っていた内村の信仰に襟元を正される。
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最近は"サムライ"が流行ことばのようになって来ているような気がしますが・・・。日本の偉人を外国へ紹介することがメインで書かれた本ですが 、20世紀以降の日本に向けてという意味でも書かれているようです。
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西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の五人を扱った本。今の時代の日本人にはあまり認知されていない人も入っていますが、ともかく一読すれば納得するでしょう。
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とりあえず西郷隆盛について読みたくて。内容はまあいいとして、あの時代に英語でこの本が書かれたこと自体に価値があるのではないでしょうか。
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内村鑑三の英文著作「Representative of Japan」の翻訳本。4時間くらいで読みました。
* 西郷隆盛
* 上杉鷹山
* 二宮尊徳
* 中江藤樹
* 日蓮上人
に関して書いています、私は日本史・世界史を未履修ではないですが、受験では使わなかったので紹介されている人たちに関しても、名前くらいしか知りません。(っていうか内村鑑三に関してもそうですが。)
でも、比較的平易に書かれていますし、前提知識もいりませんのでだれでも楽しく読むことができます。
人物紹介本というよりは、顕著な業績を残した偉人を紹介する形で、政治家・封建領主・農民・先生・仏僧といった職業人のあり方を説いている本だと思います。現代の職業人(政治家、経営者、公務員、宗教家、もちろんサラリーマンも)が仕事に対する姿勢を考える上でとても参考になるのではないでしょうか。
名著というのはときを経ても色あせないものですね。
(でも、時代背景などを考えながら読むとそれはそれで別の面白さがあると思います。)
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一般的な評判は良いらしいけど自分にはイマイチだった。文体がどうも馴染まない感じ。二宮尊徳の章は面白かったのでしっかり読めた。
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初めから度肝をぬかれる。鎖国が日本にとって良かった。最高の智と言ってるではないか。キリスト教徒=開国論者ではないんだなと。彼は、日本人です。人物論というより、内村思想と思って読んでました。面白い!
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内村鑑三は、内村光良の祖先?
と勝手な憶測を膨らましたのが、読むきっかけに。(ほんまかよ。)
でも、読んでみたら、すごくタメになって面白かった。内村鑑三は、当時にしたら、すごくコスモポリタンな考えを持っていた気がする。内村は確かキリスト教信者だったはずだが、そのキリスト教の思想に偏らず、公平に歴代の人物を賞賛しているところがすごいと思った。
これら代表者は、情熱を持って、彼らの信念を貫き、彼らの周りの社会に少しでも変化をもたらした、偉大な人物であると思う。彼らから学べることは多い。まぁ、内村的視野から描かれた人物像かもしれんけど、それでも、彼らの成した尊い事業や、考えは、変わらない。
それぞれの人物の背景もちょっと垣間見れて、面白かった。
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過去の偉人の生き方、考え方を知るのに適している。学校では教えてもらえないが、すごく大切なことが学べる。
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職業柄「1冊の本を徹底的に読み解き分析しその後の研究につなげる」ことを自分の中でも大切にしています。本書をその対象文献に選んだ理由は「自分たちは自分たちの先人をまともに知らない」「しかしここで取り上げられた先人たち『のみ』が代表的と言い切れるものではなく、そこに著者の切り口があるわけでそうした視点を見抜く読書も必要」「海外向けに発表した著作でありパラグラフ構成が比較的しっかりしているし、丁寧語で書かれており読みやすい」「ただ伝記という分野の特性上、著者の思考が全面的に押し出されるため、それに埋没せずに独自の批評につなげる練習になる」ということでした。ある意味「偏った」本作品と向き合い、そこから何を感じ、どうその後の研究に展開するかが楽しめると思います。
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わかりやすい言葉で書かれています。現在の世相を考えると、小学校で英語云々という以前にこういう本を読ませてほしいと思います。
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かなり良書。
やはり松岡正剛氏が絶賛していただけある。
自己啓発本のように読み終わったあと背中を押された感じがある。
特に"上杉鷹山"には感動して涙が出たほど。
これが本当の大和魂だと思った。
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【2008/04/13】
日本人を海外に紹介するためにに書かれた名著。5人を取り上げ、今は失われた素晴らしい日本人像が語られる。
■西郷隆盛
持ち前の器の大きさと謙虚さを持って、明治維新のきっかけとなった。情に弱いところが長所であり、弱点でもあった。
■上杉鷹山
今にも潰れかけていた米沢藩を改革した。財政の切り詰め、産業の発展、治安の回復を行い、生涯をかけて藩を救い、最貧国からとても栄えた国に導いた。自己に徹底して厳しくする、実に廉直な人間だった。
■二宮尊徳
貧しい生まれながら、不断の努力によって己の力のみで土地を開墾し、作物を得て富豪となる。そののち国に登用されると、私を捨てて尽くして荒れた地域を復活させた。極めて経済的なことに「慈悲」を取り入れた東洋的合理主義者だった。
■中江藤樹
田舎でひっそりと教師をしていたが、あまりに優れた人格教育のためにまわりの村の治安も非常に安定させ、ついには大名が会いにくるほどになった。母親、妻をとても大事にした。
■日蓮
当時の仏教に見切りをつけ、釈迦の教えを学んで新たな宗派を打ち立てた。権力からの迫害を受けるも、その攻撃的な姿勢と不屈の精神で日本中に数百万の信徒を持つ一大宗派に育てた。