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あれ?中身が別物だった?
中の著者名を確認、目次を確認……やられた、まさかこんな展開になるとは。
1巻がどんでん返しで謎が謎を呼ぶ状況で終わりながら、まったく別の話がスタート。しかもSFとは程遠い現代の東京と来たもんだ。しかも、同じ人が書いたとは思えないくらい文章のもつ雰囲気が違う。
しばらく読み進めると冥王斑が話の中心だと気づく。前回も医者が主人公だったけど、どちらかと言えばファンタジーがメイン。でも、今回は入念な取材というか、かなり専門的に生物学を学んだと思われる記述が満載。おそらくシリーズ通しての主題に発展するんだろうな、という覚悟が感じられた。
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前巻とは打って変わって、今度は現代が舞台のパンデミック。
一巻に出てきた用語が登場し、どのような経緯でああなったのかも気になるのだが、この巻単体でも小説として十分に面白い。
このシリーズはどこへ向かうのか、今のところ全く読めない。
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1巻の他惑星系での宇宙統治時代から一転、1巻冒頭で語られた死に至る病のパンデミックが現代を舞台に語られる。
単体で読むとさしてSF要素は薄いのだけど、大いなる序章を予感させてワクワクする。以下続刊も時間や場所を飛び越えて、読み進めるうちに全体が見えてくるようなので楽しみ。
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救世群(プラクティス)の誕生話。時代的にはまさに現代を舞台としているので、イメージも湧き易く、より親近感をもって読むことが出来た。1巻との時代差が数百年あるので、直接はつながらず、どこからどうなってプラクティスが化け物じみた様相を持つに至ったのかはまだ分からずじまい。メニー・メニー・シープでは周囲への感染がかなり抑えられていたから、大体の予想はつくけど、実際どうなっていったのかは今後のお楽しみである。
児玉圭吾か矢来華奈子のどちらかがセアキ・カドムの先祖だろうとは思うがさてどちらだろうか。私的にはやはり医者である児玉圭吾じゃないかなと、もしかしたら二人が結婚してその子孫がセアキ家を作るのかもしれないけど。
より現実的だったこともあって、臨場感を楽しむことが出来た。パンデミックの描写、感染の拡大、東京パンデミックなんかは、内容の凄惨さも印象深く、これだけでひとつのSFが完成していると思えた。実際に起こりえると思えたからこそ楽しめたのだと思う。
話としては一冊丸ごと使ってプラクティスの誕生のみに目線を当てた形だが、3巻では時系列を飛ばさずに続きをやるのかどうか。全体の尺を考えたら、少し飛びそうな気はするけれども果たしてどうだろうか。
個人的には1巻よりも楽しむことが出来た。フェオドールがこんなところから現れたことや、現実的で、それでいてSF要素も組み込まれた内容、登場人物のバリエーションなど、お気に入りに入る一冊となった。
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実に爽快なリーディング体験だ。物語の舞台は他惑星から現代地球に戻り親しみも感じられる。1巻のあの凄まじい終わりからの新たな始まりと位置付けな1巻でしょう。
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パンデミック物として面白い。このPart2から読み始めたので、まさかこの話がとんでもない展開になるとは思いもよらず。個人的には「2」のすぐ続編が読みたい。
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惑星間航行あたりまえな時代。惑星ハーブが舞台な1巻。打って変わって現代の東京から始まる2巻。キャラクターもストーリーも全然違っていて。そんな中で出てくる共通のキーワード。どう繋がるのっ!
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SF。ファンタジー。シリーズ2作目。
今作はパンデミックもの。
前作からどう繋げるのか心配していたが、時系列をずらしたっぽい。裏表紙だと"すべての発端を描く"とあるので、今作から読み始めても問題なさそう。
パンデミックを描いた作品にはあまり馴染みがないせいか、非常に刺激的だった。
登場人物に感情移入して読むと、かなり心が痛むな…。
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舞台は現代へ
パンデミックが起きる中
文章に現れるキーワードの数々
あれ?この感じ
私の大好物「手塚先生の火の鳥」の感じやん
時代や場所、星を超えて様々な部族、人間
が線を描いていく面白さ
二巻を読むと、なんとなく一巻は
様々な重要な要素の表面の点が
見えていたことに気づく
様な気がする…
的な…
どうなんの!?
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64:1巻の数百年前、始まりにあたる物語。「冥王斑」のパンデミックに立ち向かう医師の児玉、矢来、そして日本人初の回復者である千茅の物語。シビアで容赦ない展開ながらも、緻密なドキュメンタリーのようでめちゃくちゃ面白かったです。縄張り争い、回復者への差別、感染の拡大、どれもリアリティがあって、ページをめくる手が止まりません。回復者差別は特に重厚で、でもフィクションだと言い切れない薄ら寒さがつきまといます。1巻との関連や、フェオドールの行く末などが明かされるのを楽しみに、3巻に進みます。
単独でも読めるので、SFが苦手な方にも医療ものフィクションとしてお勧めしたいなあ。
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序章
南海の邂逅
冥王斑
断章二
ネクター
エンクロージャー
終章
著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)
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プラクティスの起源。
ただ、1巻と2巻で同じ言葉で呼ばれる存在になっていった過程を知るには、物語はまだ語ってはくれないです。
前半は冥王斑の脅威に、後半は千茅の決意と覚悟に圧倒される2巻。
2010年代の地球と2803のメニーメニーシープを繋げていくのでしょう、この先は。
物語の水面下で存在してゆくであろうダダー。狂言回しの彼?が活動を開始したのも、ここから。
データの世界で存在し続ける彼が、全ての観察者になるのか。
上がったテンションおさまらない。
さて3巻だ。
追記。
千茅と圭伍、イサリとカドム。この二者の関係性が似ていると感じます。互いに惹かれ合うけれど、結ばれることはない二者。結ばれることはなかった、か。
互いの境遇や、周囲の状況が影響しての結果だけど、感応している関係。
異端に寄り添おうとする圭伍とカドムに、印象を重ねてしまうのか。
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たまたまコロナ禍の今、読んだ。パンデミックがリアルに感じられる。マスクの有効性についても触れられていた。1巻とはうってかわって現代。冥王斑という厄介な疫病が蔓延し、医師らが戦い、謎をさぐる。命が助かってもウイルスを持ち続けることがどういうことをもたらすのかが説得力があった。1巻とのストーリーのつながりも興味深いが、謎は謎のまま。次巻はどうなるのか。
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今回の巻は現代を舞台に、医学の知識がふんだんに詰め込まれた物語が展開する。
前巻までとはガラッと違う世界観に、今後の展開の壮大さが予想され、期待が止まらない!
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全10巻の第2巻
地球上のパンデミックのお話
全10巻のスケールが大きすぎて自分にはついていけるか心配。すでに第一巻の内容も忘れてしまっているし・・・