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アメリカ彦蔵 みんなのレビュー

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みんなのレビュー23件

みんなの評価4.1

評価内訳

23 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

百合の花が供えられたアメリカ彦蔵の墓。

2010/10/09 04:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 東京の青山霊園の一角には外人墓地がある。そこは日本に渡ってきた宣教師たちの墓で占められているが、数多の十字架や西洋風の墓石群の中で日本風の墓石が一つある。それが、本書の主人公である「アメリカ彦蔵」の墓だが、墓石にはクリスチャンネームを漢字に変えた「浄世夫彦之墓」と彫られている。国籍はアメリカでも心は日本人でありたいと主張しているかのようだが、その墓碑を見るたびに彼の数奇な運命が偲ばれる。
 たまたま、乗り込んだ船が嵐に巻き込まれ、アメリカの船に救助され、そこから彦蔵のアメリカ体験が始まるが、この彦蔵の人生と日本の幕末、維新の時代が重なり、読み手を飽きさせない。岸田吟行と始めた「新聞」発行が日本人の間では重宝されるものの、情報にカネを払うという習慣がない日本での彦蔵のとまどいには同情する。
 漂流者としてはジョン・万次郎が有名だが、このジョン・万次郎と異なるのは彦蔵が三人のアメリカ大統領と会見していることだろうか。あのリンカーン大統領とも面会していたことに驚く。
 さらには、アメリカ人の親切だが、縁もゆかりもない日本人漂流者に学資援助をしたりすることに「アメリカの善意」を感じるが、反面、南北戦争によってアメリカ国民の意識が荒れてしまったことに悲嘆する。大国アメリカは善意の国であったのが、いつから、なぜ、あれほどに荒れたのか、その分岐点が南北戦争であることに争いが人心を狂わせたことに嘆息だった。
 初めてこの小説を読んだときと、横文字の墓石群の中の漢字の墓石を見た後では、ストーリーへの没入の度合いは異なる。訪れた時、供えられていた白い百合の花が印象的だった。

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電子書籍

彦蔵になれる1冊

2016/11/17 08:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

彦蔵の体験が手に取るように分かる!真に臨場感のある物語。彦蔵だけ追っかけるのも難儀なことだろうに、彦蔵がアメリカ船に救出され、日本へ帰る手だてを求め清国へ行ったりする激動の時期、漂流者がわんさか。彦蔵と関わりのあった漂流者、一人一人をないがしろにせず調べ登場させているのには誠に感服する。幕末になると外海を外国船がうろうろしているので助かる漂流者も多く、日本の地を再び踏める者も多くなる。彦蔵にどっぷり嵌ると攘夷派が悪魔のように思えてしまう。なんて視野のせまい人たち!と。歴史はイキモノ。見方によって変化する。

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アメリカー日本で活躍した隠れた人物

2016/10/08 17:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

歴女で有名な女優杏さんのラジオ番組で紹介されたと知り読んでみた。これまでJoseph Heco アメリカ彦蔵という人物は知らなかったが、著者が丁寧な筆致で彦蔵の人生をえがいてくれた。炊からアメリカに渡り、3人の大統領と面会したというのはすごいと思う。どの時代でも先駆者と呼ばれる人の業績は素晴らしい。どのくらい英語がうまかったのかと感じた。一方で故郷を思いながらついに訪問がかなったとき受け入れられなかった場面は悲しく感じた。

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紙の本

留学者

2020/04/25 05:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末物でもあまり取り上げられることのない人物。著者独特の分析が光る。有名な人物よりもむしろ草の根的な人に愛情が注がれるのは好ましい。

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2007/02/05 15:44

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2007/08/19 16:25

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2007/10/25 16:11

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2011/09/20 22:51

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2012/03/25 21:44

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2013/08/24 15:55

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2014/04/20 11:32

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2014/08/16 21:50

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2015/07/20 12:42

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2016/07/24 18:51

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2016/12/18 01:49

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