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すでに何度か読んでいるはずですが、今回は次に読む本(「うらなり」)の予習として、改めて読みました。
何度も読んでいるはずなのに、私が「坊ちゃん」と聞いて覚えていることと言えば、無鉄砲な主人公で、四国の学校の先生になって、「赤シャツ」とか、先生に変なあだ名をつけて、あと「マドンナ」とかってのがいる。くらいしか覚えてなかった。
今回読み終わって、私は今まで「坊ちゃん」をどんな読み方してたんだろう?と不思議だった。
マドンナも、主人公が好きになる相手じゃなかったっけ?なんて思ってたら、全然違うし、あんまり出てこないし。
この表紙の「坊ちゃん」、過去に自分で買って持っていたような気もするんだけど…。
以前読んだときは「なんだかなぁ」と思っていた(ように記憶している)主人公の性格は、今回は「あらあら、まあまあ」となんだか母のような気持ちで微笑ましく思えてしまった………。
年をとったということか………………。
時々出てくるおかしな言い回しが好き。
「あのシャツは、ただのシャツじゃないと思ったぜ」かなんか言ってた。
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なんとなく手に取った夏目漱石です(笑)安部公房を読んだ後ってことも助けてか、たくさんの注がありながら、それほど読みにくさは感じませんでした。話の内容も私には単純明快に思われます。ただ、夏目漱石の背景がどうのこうのと言われたらそれは解しかねますし、調べてみようとも思わないのでした(爆)江戸っ子のキレの良さが爽快です。
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〔名作〕と言われて読んだから少しだけども、期待はずれ的なことはあった。
でも読みやすい(^ω^)
次はこころとかも読んでみたいな。
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うちの地元が愛媛なもんで、ちょっと贔屓しております(笑)
文章が非常に読みやすいので、単純な勧善懲悪モノかと思いきや、意外と深いのです!何かに分類しきれないようなゆらぎが見え隠れする作品です。
「坊っちゃん」とは、赤シャツや野だいこが呼ぶような世間知らずの愚か者の蔑称なのか、それとも清が呼ぶような立派な人への敬称なのか?みなさんはどっちを支持しますか?
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改めて文章の力を思い知らされる。
この小説は主人公の心機を描いたというより、主人公の見る胡乱な世界を主人公の脳内から見る作品。読むと言うより、体験するに近い作品に感じた。
人はそれぞれに自身の目で世界を捉えて見ているわけでだが、その捕らえている世界が僕と全く違う、「坊ちゃん」と言う人間の世界を体験出来る。コレは、小説以外の媒体では不可能な事だ。
夏目漱石の作品を読む度思う事だが、小説は素晴らしい。
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松山にいるときはすごく面白かったのに…
終わりは呆気なくてちょっとがっかり。?
キャラクターはすごくしっかりしてて読み応えがありました。
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漱石の代表作であり、今もなお人々に愛されている名作中の名作。著者の松山での教師体験をもとに書かれたもので、作品を通しての個性豊かな様々な教師のやりとりが面白かった。特に、はじめは坊っちゃんの敵だと思っていた山嵐が、後になっていいやつなのだとわかり強い絆で結ばれていく様子は印象的だった。その後二人は協力しあい、敵視していた赤シャツと野だの不祥事を暴くことに成功する。しかし、この話は勧善懲悪では終わらない。結局、山嵐は辞表を提出し学校を離れなくてはならぬ羽目になり、坊っちゃんも東京の清のもとに帰り、鉄道会社の技手になった。一方の赤シャツと野だにとっては厄介者を学校から追い出すことに成功し、より快適な職場を手に入れたのである。
テンポが非常によい作品で、一気に読んでしまった。不器用であり賢いとはいえない坊っちゃんだが、義理を大切にする彼は愛すべきキャラクターである。これからも世代を超えて多くの人々に愛される坊っちゃんであって欲しい。
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坊ちゃんみたいになりたい。
正直に。
と思ったが、
愛媛育ちの私は
坊ちゃんを怒らせる生徒側により近い生き方をしていました。
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久しぶりにこんな分かりやすい主人公のお話を読みました。直情型、っていうか。潔くて素直で。 同じ漱石が描く人物でも、こゝろの“先生”とは180度違う人。この主人公、生徒だったら嫌かもしれないけど(笑)同僚だったら友達になりたいです。
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坊ちゃんは親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
清はいつも坊ちゃんを見守っている。
だから彼はいつも明るい。
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五月六日。
初めて読んだが、軽く読めた。荒っぽい性格の坊ちゃんと周りの教師たちとの物語。坊ちゃんが唯一心を許し気にかけている清の存在が、坊ちゃんが心優しい一面を持っていることを表している。
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こっちは読みやすい。主人公が最後「都電の運転手になった」というのを聞いて何気なく読んでみた本です。
松山での暮らしは面白かった。でも東京で待ってる清のほうが気になってました。(笑)心配かけてるだろうなー、と。
実はこの本を読んだ後に松山に実際訪れました。道後温泉も行きました!坊ちゃん電車乗りました!
でも「坂の上の雲」のほうを先に読んでたらよかったのに・・・と父に言われて読み始めたら文体が読みづらくてまだ読了できてません。
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こんなに面白いとは思っていもいなかった。
電車の中で普通に声出して笑ってしまった。
うーん。
やはり名作は名作だった。
坊ちゃんはこの作品の中で一番本能的に動いている。
他の登場人物は人間味溢れているのだが、本来の正しい姿とは坊ちゃんなのではと思ってしまう。
私は赤シャツのような計算をするし、野田のようにへこへこするし、下宿のお婆さんのようにおしゃべりだし、生徒達のようにいたずら大好きだ。
だから坊ちゃんみたいな人がいたら驚くし、バカにするかもしれない。
だが少し羨ましいと思うだろう。
生まれながらの無鉄砲で損しているかもしれないが、心底彼のこと嫌いな人はいないんではないだろうか。
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ぜんぜんおもしろくないやん、っていう感想。
なにが言いたかったんだ漱石は・・・
まず四国のこと馬鹿にしすぎ。
江戸っこだからって、あんたがなんか努力した
わけちゃうやん。
こんな協調性も常識もない人がいたらどこいっても
通用しません。
頭おかしいですよね〜
子供むけには「実直で曲がったことが大嫌いな
熱血青年坊ちゃん!」ってかかれてるけど
ちがいます。
「常識もへったくれもない馬鹿でマザコンおぼっちゃま」
です。
漱石の中では読みやすいっていうけど
どこが読みやすいんだ。
読みにくいよ。
なんのために書いたの?書く意味あった??
もっと、きれいなのばっか書けばいいのに。
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青空文庫で読む。高校生の課題図書で読んで以来。
坊ちゃん文学賞について調べていて、なぜ松山は、松山についてよく書かれていない「坊ちゃん」を町おこしにプッシュしているんだろう、と疑問に思って。
でも今読んでみると、松山についてはそれほど悪く書かれていないんだよね。
温泉も気持ちよさそうだし、釣りに行ったら絶景だと言っているし。
高校生のときには退屈だなあと思っていたのが、今読むとすごく面白い。
文体は簡潔でサクサク読めるし、各キャラがすごくたってる。
主人公はまっすぐだし、赤シャツはいじわるだし(三銃士のリシュリュー枢機卿のイメージ)、うらなり君はどこまでも気弱でかわいそうだし。
イナゴ事件、山嵐事件、マドンナ事件と、短い小説の中にはたのしいイベントがたくさんあり、何よりちゃきちゃきの江戸っこがゆるーりとした四国の田舎に来て、その生意気な感じがいい。