紙の本
監禁ものと当てつけに女遊びをするクズ攻ものの2作
2015/11/22 23:53
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:海月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題「王子の箱庭」は、かつての使用人×元ぼっちゃんなチンピラの監禁もの。お約束の元ぼっちゃんが絆されて自分から戻ってくるエンド。両方ともクズで救いがないのが緒川さん作品だなぁと思います。絵が美しくどこか美しいのですが、クズ。
「断熱線上の鼓動」は学園寮同室モノです。攻への恋心に気がつかないフリをする受を女遊びを見せつけて煽る攻×限界がきてとうとう恋心を認めて攻を受け入れる受。
電子書籍
素直じゃない受
2015/09/29 15:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
2つのお話が収録されています。
どちらも、受けが功にとても思われて愛されているのに、なかなかそれが見えなかったり、素直になれなくて認められなくてすれ違ったり、傷つけあったりします。根底では強い絆が見え隠れしていて、ドキドキするけれど、最後はホッとできます。
電子書籍
緩い監禁もの
2018/09/15 17:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
元おぼっちゃま(受)とおぼっちゃまのお世話係(攻)の緩い監禁もの。
緩いので監禁もの苦手な私でも大丈夫でした。
鬼畜になりきれない攻が良かったです。
間に一本違うお話を挟んでの後日談あり。
もう一本の話も含めて全体的に薄暗い感じが漂ってますが
どっちもほんのり幸せに終わっているので読後感は良かったです。
電子書籍
監禁モノ
2017/12/02 20:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
成功した起業家となったかつての使用人と詐欺まがいの生活をしているかつての坊ちゃん。
騙すつもりで訪ねたかつての使用人に反対に監禁されます。
自分だけのモノにしたい男と、利用するだけ利用しようと考える男の共依存的なお話し。
歪んだ愛情ながら幸福感もある展開です。
紙の本
病んだ可愛さ。
2017/12/02 20:02
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
没落した主家の坊ちゃんとそこの使用人。再会してからの下剋上もの、とも言えます。
坊ちゃんへの歪んだ愛情、侮りながらも依存する坊ちゃん。なかなか病んでる二人ですけど、それで幸せなら良いんじゃないかなって事になります。
すっきりした端正な絵なのに病んだストーリー。癖になる作家さんです。
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柔らかめの緒川千世作品
2022/06/15 18:20
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投稿者:ねむの木 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作+1作
表題作
少年時代に一家離散となった元おぼっちゃまと
その世話係の青年の話
緒川千世作品得意の執着男と素直になれない男の
駆け引きが魅力の作品
主人公の印象が冒頭とラスト(書き下ろし)で
ガラッと変わります
作品によっては毒が強すぎる傾向のある作家さんですが
本作はわりとマイルドなのであまり身構えなくとも読めると思います
一部本編で辛い部分があった分“書き下ろし”の楽しい雰囲気が
お口直しとしてもとても良かったです
『断熱線上の鼓動』
前後編 学生寮を舞台にした作品で
性志向を隠す少年と同室の学生の駆け引きを
描いています
電子書籍
(≧∀≦)
2017/09/24 18:21
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投稿者:すず - この投稿者のレビュー一覧を見る
執事ものが読みたくて買ったのですが、想像してたのと全く違う展開でした。でもすごく良かったです。執事が主人に執着してる感じもそれはそれでありだと思いました
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監禁ものだけど予想以上に暗くなくて、でも読み応えがあった。収録作も好き。
王子の箱庭はその後も描かれていて良かった。
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ついったーで公式が「監禁なんたら…」と呟いてて気になって購入。
個人的には表題作より後半のお話の方が好きだったかも~。両方、なんとなく暗い感じというかきゅんきゅんとか萌えるとかそういう感じではない。ある意味二人だけの閉鎖的空間。
監禁の方は監禁されてひどいことされるわけではない、が、最後のもう放しませんからね的なところは好きだったなー。どちらが過去にとらわれていたのか。
学生のお話は…うん!説明難しいけど、こういう話嫌いじゃない。
わりと暗めだけどスムーズに読める本でした~
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うわー好きだあ(*´∇`*)表題の監禁モノより、もうひとつの「断熱線上の鼓動」の方が好きv早いとこ白線がなくなるといいねw
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めっちゃ良かった!!!雰囲気がすごい。一コマ一コマの流れが素晴らしい。絵も綺麗だし、話も切なくて、文句なしです。表題作でない方の話も良かった…初コミックスとは思えません。次回作も楽しみ!
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ずっと気になってた本。読めてよかったー。
「PINK GOLD」で、ヤんでる兄弟ものを読んだ時にも思ったけど、
やっぱりこの人、シリアス明日美子さんを意識してると思う。
2つお話が収録されてるけど、どっちも大好きー。
ヤンデレ万歳!!
どうにもならないところまで追い詰められて、
さあどうするの?からの展開がいいなあ。
ヤンデレなのに甘くてハッピーてどうよ?
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うぁー…緒川千世さんの初コミックス。 2冊目のコメディがとても面白かったけど、シリアスも凄く良いなぁ…(*´Д`)
お屋敷に住んでいた元お坊ちゃんと世話係の、軽い再会監禁モノ。 少し病んでる空気はあるけど、緒川さんの生来の気質が陽だと思われるせいか、そんなに暗くないテイスト。
謙を閉じ込めて人形のように愛した岩瀬が切ない。 彼はちょっとおかしくなったふりをして、いつかまた謙がいなくなっても生きていけるように、ママゴトみたいな思い出を大切に作っていた。
謙がヨゴレてしまったのは、きっと誰か1人が悪いわけではない。 でも謙が悪くないわけではない。 そういうジレンマを抱えて自暴自棄に生きていた謙も、目が醒めたように真っ当になって良かった。
健やかな人間は、勤勉で優しい生き物だと思う。 適当に生きるより、誰かを気遣って過ごす人生はなんて豊かなんだろう。
収録作もちょっとおかしくなっちゃった高校生2人の話だったけど、病んでいても読後感が清々しい緒川作品はかなり癖になる(笑) できれば2作とも、もっとイチャイチャしてる姿が見たかったなぁ。
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8年前かつて住んでいた屋敷を、自分の世話係だった岩瀬が買い取った事を知って訪ねた譲。元はかわいいお坊ちゃまだったのに、今では相当なワル。
ところが、まんまと岩瀬に捕らえられ監禁されてしまうハメに。
でも、岩瀬は昔と変わらず譲のお世話を尽くしまくってきて。
監禁ものだけど、ちょっと毛色が違っていて新鮮でした。
主従関係が逆転したり、鎖でつなげたり、好物な設定に溺愛がプラスされるとこんなにも見方が変わってしまうんだな~と思わせます。鬼畜度ゼロ。むしろ、岩瀬が健気だったりします。
両親と離別して、辛いこともあっただろうと推測できる譲です。そのせいか幼かった時とは別人のようにワルくなっています。でも、ただ強がっているだけなんだとわかるところがいいんですよね。譲はかなりいいツンです。
3話目でバタバタっとまとまってしまった気がしてちょっと残念だったけど、テンポがよくて中だるみなくて、全体的には面白かったです。
絵もすごくきれい。
同時収録の「断熱線上の鼓動」は、学園モノ。寮で同じ部屋同士の千歳と秋。秋が同じ部屋にいるにもかかわらず、女の子を引っ張り込んでイチャついている千歳。秋は千歳が「アキ」と女の子を呼ぶのが聞こえないように、ヘッドホンをしっかりつけていて。
ものすごい意地っ張り同士!!
しかも部屋の真ん中に白いテープで境界線が!
そこまで意固地になると、なんだか愛しくなってしまいます。
両ストーリーとも胸がキュンキュンしました。意固地で素直じゃないって、本音はどうなんだろう?と考えると、切なくて甘くてたまりません。単純にはいかない恋心を描くのが、とても上手いです。大注目の作家さん。
描きおろしは岩瀬と譲のその後です。
しっとりとしたムードかと思ったら…!やっぱ、主従関係まったく昔から変わってないじゃん、という二人で笑いました。
カバー下は、千歳と秋です。千歳って、すんごいヘタレだったのね。
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もと世話係の物凄い執着…昔の幻影を追ってるんだとしても凄いな…幸か不幸か綺麗に育ってしまったからね
「この俺が~」を先に買ってこれ読んだから、この痛々しさにビックリしたよね
まーでも二人仲良く過ごせればいいね…幸せな未来想像できないけど…譲が出ていきそうだがね…でも岩瀬はちゃんと送り出すだろうなー
そしてもういっこのはなしもお互いめっちゃ執着してるんだよなぁ…好きあってるのにギスギスしてる関係
同室のやつがいるのにイチャイチャできるおんなも凄いけどね!!
(アニメイトで購入)