電子書籍
何のために戦うのか?
2016/12/20 01:32
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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主人公たちは唐突に目覚め、突如として戦いの運命に翻弄されていく。
わざわざ命を賭してまで戦う目的は特にはっきりしている訳ではない。まずは、生きるため。そのためにモンスターと戦い、稼ぎを得、街へと帰ってくる日々。
ロールプレイングゲームの世界観を小説に落とし込んだような物語だが、スキルを磨いて強くなっていくような過程は軽く触れられる程度にしか描かれない。むしろ、パーティー内の人間関係・・・自分の役割は何なのか、仲間とどう協力していけば良いのか・・・といったことに重点を置いた描写が多い。だからこそ、主人公たちの心情には共感できるし、命がけな戦闘の描写には自然と引き込まれてしまった。
ただ強くなって最後にはボスを倒す、といったTVゲームのような展開の話ではない。悩み、苦しみ、戦いを通して日々を生き抜いていく、そんな物語。読了後、続きが気になって早く読みたいと思えるような、夢中になれる作品だと思う。
紙の本
【ネタバレ有り】共感性羞恥にご注意を。
2016/11/23 22:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AME - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻を読んでから、この巻を読み返すにはどれくらい時間がかかるのだろう、と思いました。
例えていうならハリポタのシリウスが死んじゃったみたいな。巻数を重ねてた訳ではないのに、マナトという人がハルヒロたちの支柱で魅力的ないい奴だったからその衝撃と、ハルヒロたちのパーティーがあまりにも未熟で拙くてもう見てられないって気持ちで、面白かったけれど、軽々しく再読できなかったです。結局4ヶ月かかりました。
読み返したい、って思ったのは時間と巻数を重ねて、ハルヒロたちが成長して1巻とはまるきり違う姿になったからですね。
再読して思ったのは、思ったより読みやすい。6対1で最弱モンスターのゴブリンと戦ってもなかなか倒せないような彼等だけど、あえて情けなく書かれてる訳じゃなくて、彼等なりに必死で戦ってるので問題なく読めます。最初は一人称のハルヒロ目線で読んでいたのでハルヒロの感情に共感し過ぎてしまっていた訳でした。マナトの死は痛々しい過去だけど、皆がそれを抱えながら成長していきます。彼等の原点の物語です。是非読んでみてください。
紙の本
他とは違う世界感!!
2015/12/28 01:36
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっかー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、雑魚敵で有名な「ゴブリン」「オーク」などといった相手にも死ぬ気で戦ったり、普通の異世界系のラノベとは違った面白さが見所です!
とても引き込まれる作品で、1巻の最後には、大きな伏線が張られていました。とても続きが気になります!
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ゲーム的な部分とリアルな部分、そのさじ加減が絶妙だと思う。登場人物に違和感を抱かせることと、やけにゲーム的なギルドシステムとかでゲームっぽさを強調しつつ、戦闘や仲間の死などではリアルを表現している。
「薔薇のマリア」とも通ずるところのある書き方ではありますが、あちらほど町や世界の広がりは感じません。これからかな?
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面白かった!
十文字さんだけど、そこまで鬱々しい気分にはならない。
「薔薇のマリア」を最初読んだとき、「さては実はゲームでしたオチか?そのうちゲームだと気付いてクリス・クロスみたいなことになるのでは…」と思ったものだけど、こっちは正にそうなりそうな感じ。
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サブタイトルに惹かれて購読。
ゲーム、かなぁ?
それこそ(一つ前に読んだもの以上に)和風Wizを想起した。
で、主人公チームがヘタレ系であることに在る意味新鮮。
最近は俺Tuee系が多かったからなぁ>自分の読書傾向
もうひとりふたり死人がでそうな気がするが、さて、蘇生はあるかな?
なければ一目おくが。
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記憶を失ってファンタジー世界に飛ばされちゃったので、喰っていくためにモンスターを狩る若者たちのはなし。主人公たちのパーティは、ゴブリン1匹を6人がかりで囲んでギリ倒せるくらいの強さ。普通はそうだろうなぁ。
ダンジョンものではなかったけど、ウィザードリィ序盤のハラハラ感を感じた。いつ死んでもおかしくない感というか。
ギルドに入ったりとか、そこでの修行シーンとかは豪快にカットしちゃう潔さ。
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評価:☆3.5
――これは、灰の中から生まれる冒険譚。
物語は登場人物達がいつの間にか記憶喪失になって異世界?に飛ばされているというところから始まる。
右も左も分からぬまま、この世界「グリムガル」で生きていくために同じ境遇の仲間たちとパーティーを組み、抗っていく・・・。
主人公達が白紙の状況から始まるから、読み手も同じ感覚で物語に入っていけるのはいいね。
底辺から始まり、絶望や困難を乗り越えて少しずつ成長していく過程も良い。
とある事情で最初は心を開いてなかったメリィが実は優しい心の持ち主だったとかも良い。
ラストのゴブを倒したときはこっちまで嬉しくなったし、墓のシーンも切なさと力強さを感じさせて良かった。
でも・・・
もうね、ランタがウザすぎる。
よくもまぁこれだけヘイト集めるキャラ作れるなと感心するレベル(笑)
良く言えば人間味があるんだろうけど、少なくとも自分との相性は最悪だった。
正直ランタがいなかったらもっと評価上がってたと思うw
文章もちょっと独特で取っ付きにくかったけど、これは許容範囲。
やっぱ戦犯はランタだよ!w
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目が覚めると記憶にない世界にいた数名の男女。記憶にない世界っていうけどそもそも自分の名前くらいしか記憶にないし、思い出そうとするとするりと記憶が失われていく感覚。頭の中に浮かんだゲームのような世界という言葉、ゴブリンやオークのようなモンスターが存在する世界で義勇兵となる主人公達。主人公はこの世界で生き抜くことができるのだろうか。※主人公であるハルヒロは6人PTで立ち向かっていくんだけど弱いですこの主人公、6人PTで必死に戦っていくんだけど、弱いからこその強者への憧れとか精神的な余裕のなさとかが面白い。キャラ同士の掛け合いがうっとうしく感じることが少しだけあった。
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「なろう」系っぽい設定だけど話の進展が遅いというか商業らしいというか。読み進まないと面白くならない。
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気が付くと暗闇にいた。
ここがどこかわからないという人間が周囲には何人もいた。
暗闇から出た先に待ち受けていたのは、パーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとして生きるしかない現実だった。
何が待つのかわからない新たな冒険が始まる。
こういう異世界飛ばされた系は増えたけど、どこへ向かうのかわからないという展開はなんか斬新だったな。
マナトに起こったことなんてまったく想定外だったからなぁ。
どんな展開になるのか楽しみですね!
ただ、それと同時にラノベらしい軽さがないのが難点かな。
なにより軽さをだそうとしたランタの発言にイライラが募る(苦笑)
好きなキャラが出てくれば盛り上がりそうだな!
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とにかく、ランタがうざすぎて、途中で読むのをやめたくなったくらい。ストーリーは嫌いではないが……。そんで、その後からアニメ版のキャストを見て「なるほど」と納得した。
ああ、このキャラをやらせたら素晴らしくはまり役過ぎてウザ過ぎるわww
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アニメが良かったので買ってみた。リーダーで神官のマナトの死。ハルヒロと仲間たちがゴブリンに苦戦したり残金を数えたり喧嘩したりしながら少しずつ成長する物語。最近のファンタジーは地に足がついている系が多い。作家がなかば現実と思って書いているんだろうな。子供の
頃からゲームや小説で耽溺してきたなら当然かも。
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アニメが良かったので買いました.アニメは結構ゆっくりしている気がしましたが,原作の内容にできるだけ沿った結果なんだなといった印象です.小説の中で水彩風な世界観の描写があるから,アニメもああなったのかなて思ったのですが,話が中心で世界観的な描写は少ないように思います.ラノベらしく少しスケベな描写が多かったのが,内容が面白いので少し残念でした.
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ライトノベルというものを、ここ数年読んだことはなかったが、アニメの出来がよかったので読んでみた。確かに読み口がライトすぎて戸惑う(笑)「これ、人工知能に書かせたのではないか?」と真剣に考えてしまう。RPGの方がまだテキスト量多いよ。「これなら、自分にも書けそう。」と読者に希望を与える作品、というのは冗談で、世界観は好きです。登場人物の心情も若々しくていいね。ダメダメ主人公とそれを取り巻く女性陣とのもやもやした関係など、ライトノベルの定石を抑えているのがヒットの要因かって、自分なんだかんだライトノベル詳しいじゃんと思った。