紙の本
まずは「虐殺器官」から。
2015/03/28 23:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は伊藤計劃氏の短編集です。
もちろん、これ1冊だけとっても良い出来ですが、この短編集はまず「伊藤計劃はこういう作家だ」ということが分かっている状態で読んだ方がよりその面白味を理解できると思います。
というわけで、これを読む前に「虐殺器官」や「ハーモニー」を読み、本書に収録された各作品を楽しんでみてください。その後に円城塔氏との合作として発表された「屍者の帝国」を読んでみると良いのではないかと思います。
紙の本
フィクション短編集。
2020/01/14 20:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミックあり、小説(習作?)ありのフィクション短編集。もう、この中の短編や習作が、作者の手によって長編小説になる日はこない。そのことに改めて打ちのめされる。「屍者の帝国」を最初から最後まで、伊藤計劃著で読みたかった。けれど、この本に限らず、伊藤計劃作品を読んでSFに興味を持つ人が増えればいいなと思う。
紙の本
死んでも生き続ける
2015/12/10 10:08
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
わずか34年の生涯のなかで、著者は珠玉のSFを残した。本書にもその断片が残る「屍者の帝国」は円城塔の手によって受け継がれた。「ハーモニー」はマイケル・アリアス監督によって映画に生まれ変わった。そして多くの人が、これからも伊藤計劃の作品を読み続けるだろう。
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投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
メタルギア・ソリッドの短編があると聞いて買いました。フォックスの葬送を書いた時はまだメタルギア・ソリッド4が世に出ていなかったため少佐のところに矛盾がありましたがよい作品でした。
紙の本
そこそこ
2015/09/12 19:43
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投稿者:miina - この投稿者のレビュー一覧を見る
虐殺器官ではまり、伊藤計劃の本を集めた。
全然ないのがほんとに悲しかった。
この本は短編集のようなもの。
巻頭の漫画は元ネタ(007)知らなくてよくわからんかったのが残念
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2012/3/11 Amazonより届く。
2020/3/19〜2020/4/5
6年ぶりの伊藤計劃作品。
様々なところに発表した、中短編が収録されている。絶筆となった屍者の帝国も中断箇所まであった。
どの作品も強烈な個性が溢れている。つくづく亡くなったのが惜しい作家さんだ。
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伊藤さんの作品は遠い戦争が少し身近になる気がする。
短編集で、作品につながるアイディアが散りばめられていた。
もっと読みたかった・・・。
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やっぱり長編のが面白いですね。
短編とか二次創作とかマンガとかいろいろ入ってますが、
表題作がやっぱり一番いい。虐殺器官に通じるものを感じます。
「From the Nothing,with love」もけっこうよかったです。
こっちはハーモニーの元ネタなのかなーって感じですね。
絶筆の話は円城塔が書き継ぐらしいですね。
円城塔って読んだことないんですがどうなんでしょう。
ちょっと記憶に留めておこうと思います。
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やっぱり伊藤計劃が好き。収録されているのは短編ばかりだけど、どれも確かに虐殺器官やハーモニーと世界観が繋がってる。
特に面白かったのは、表題作とFrom Nothing, With Love.
読んで良かった。円城塔氏が書き継いでいるという「屍者の帝国」も楽しみ。今年中には出版されそう、なのかな?まぁ文庫化するまでは買わないんですが笑
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半分がた読んだことのある話だったけど、文庫になったので改めて読む。
読みながら、『伊藤計劃記録』に入っていた 「人という物語」というエッセイを思い出していた。伊藤氏の書かれた文章がこうして遺って、私がそれを読み、何かを感じることでも物語が、“計劃(Project)”が続いていくのかなぁ、と感慨深く思う。
「Heavenscape」「フォックスの葬送」には、『虐殺器官』の片鱗が見え隠れしている。MGSをやったことがあれば、もっと奥深く味わえるのに、と思いつつ読んだ。
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ルワンダ紛争が思い浮かんだ。あとKony2012も。
円城塔による屍者の帝国の続きは何時でるのかな?
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「虐殺器官」「ハーモニー」はすごく面白かったけど、これはさすがに寄せ集め(というと失礼だが)なため、1冊の本としては散漫で読み終わっても満足感がない。
さらに言うと円城塔の解説(合作?)がウザい。これがなければまだ面白かった。
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From the Nothing, With Love. がイイネ。007シリーズが好きだから面白く感じたのかも知れないけれど。
屍者の帝国は実に楽しそうな、あぁそう来るんだと聞いちゃうような設定。
虐殺器官、ハーモニーときて次の解が提示されるかもという期待を持ってしまう。未完で絶筆というのが残念。
引き継いだ円城塔の屍者の帝国を買って読むべきかなぁ
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早くに亡くなってしまった事が本当に惜しい。
もっともっと新作を読みたかった。
ここまでのディテールを持って書ける人はなかなかいないし、
本当に希有な存在であったと思う。
本作にある短編は水準以上は保っていると思うが、
特に表題作と「From the Nothing, With Love.」は必読。
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「虐殺器官」「ハーモニー」(「メタルギアソリッド」)
コレしか読むことができないのが残念でならないが
短編集はゲームや007の世界を解釈再構成した物語として
それなりの楽しみを得ることはできる。
現在の科学技術の先の想像というSFではなく
人間のありかた・社会、世界の捉え方というSFとして
何を言ってもどうにもらないことだが「屍者の帝国」の続き
そしてそれ以降の作品を読み続けたかった。