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みんなのレビュー174件

みんなの評価4.2

評価内訳

174 件中 1 件~ 15 件を表示

リーダーという名の幻想

2007/06/27 02:25

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

リーダーシップと言えば、世間一般には、「英雄、自分とは縁遠いもの」と考えがちで有り、自分には成れないものと思っている人が多いと本書は書き始める。まず著者は、この「リーダーの幻想」の間違いを指摘する。リーダーとは、誰もが成り得るものであると著者は説く。リーダーは、見えないものを見て、まず自分が荒野に向かって第一歩を歩み出す(リード・ザ・セルフ)、そうする事に拠って、ファロワーが現れる(リード・ザ・ピープル)、そして最終段階において社会を動かす(リード・ザ・ソサァティ)、この段階を踏む事に拠って、リーダーは輩出されるのである。世間一般では、まず、このリード・ザ・セルフの段階が踏み出せない。何故ならば、そこに世間体や常識が障害になるのである。自らに信念、情熱、理想を持つ事が出来れば、これらの障害は、障害にならないのであるが、自らが傷つくのを恐れて、まず、常識の域を出る事をしようとしない。私には、信念も情熱も理想も持っている。リード・ザ・セルフの段階には達していると思うが、中々フォロアーが現れない。フォロアーが現れないのである。従って、私はリーダーとは呼べない。
リーダー待望論が唱えられて久しいが、会社に求められるのは、リーダーであるか?マネージャーであろうか?我が国の大企業の創始者は全てリーダーであろう。日立の小平波平氏しかり、ホンダの本田宗一郎しかりである。しかし、企業が発展した段階では、マネージャーが求められる。既存の価値を守る人材である。世間では、このリーダーとマネージャーの区分も良く理解出来ていない。リーダーは、「見えないものを見る」のに対し、マネージャーは、「見えるものを解析する」のである。私は、部長に「貴方は、自分をリーダーだと思うか?マネージャーだと思うか?」と聞いてみた。彼は、「どちらも失格だな。」と私との議論を避けた。自分の考えを議論出来ないだけで、彼は、リーダーでは無い事は明確で有る。
リーダーには、暗黒面が有る。それは、ヒトラーを見れば分かる。彼は、本書で述べるリーダーの側面を全て有している。従って、本書の定義で言えば、彼はリーダーなのである。しかし、歴史上に名を残す人類に対する大犯罪者である。ここで、本書は、リーダーには、高い倫理観を求めている。リード・ザ・ソサイアティの段階を踏むものには、この高い倫理観を求められるのである。日本における松本智津夫もそうである。信者の間だけであるが、信者のソサイアティに対しては、リード・ザ・ソサイアティに達していて、この意味ではリーダーであるが、日本犯罪史上に残る大犯罪を犯している。
歴史に名を残すリーダー、ガンジー、キング牧師、ケネディ等々数えられない程居るが、彼らは、本書で述べるリーダーの要素を全て備えている。
私の周辺にリーダーと呼べる人材は、居ない。私は、自らがリーダーに成るよりは、フォロアーに成りたい人物である。しかし、リーダーは見当たらない。自らは、リード・ザ・セルフの段階でリーダーの要素は、持っている。ここが寂しい。

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実践的ではないが、本質的

2008/12/29 01:48

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テレキャットスター - この投稿者のレビュー一覧を見る

「この本は、手っ取り早くリーダーシップを身につけたい、手っ取り早くリーダーを育てたいと思っている読者の方々には、あまり参考にならないかもしれない」と著者自身が認めている。確かに、明日からリーダーとしていかに振る舞うべきか、本書は教えてくれない。ただただリーダーシップについて、深く考えさせられる。いや、悩まされると言った方が、正解かもしれない。

その原因は、本書の論じるリーダーシップが「エマージェント・リーダー(自然発生的なリーダー)」を前提としているところにある。ところが、企業における多くのリーダーは、「エマージェント・リーダー」ではなく、あらかじめ役職や部下を与えられた「任命されたリーダー」である。そのギャップに悩まされるのだ。

とは言え、この本が無価値なわけではない。むしろ、純度の高い、本質的なリーダーシップについて考えを巡らせる、貴重な機会を与えてくれる。

リーダーは「結果として」なるものだ、と本書は主張する。タイトルにもなっている「リーダーシップの旅」とは、この「結果として」リーダーになるプロセスを指している。それは、「リード・ザ・セルフ(自らをリードする)」「リード・ザ・ピープル(人々をリードする)」「リード・ザ・ソサエティ(社会をリードする)」という段階を経るという。

「リード・ザ・セルフ」とあるように、この旅の起点は、自分の中にある。他の人には「見えないもの」を見ようとする、実現させようとすることが、初めの一歩だ。その原動力となるのは「何のために行動するのか、何のために生きるのかについての自分なりの納得感のある答え」だという。

その答えを見つけるヒントとして、本書には「ナメクジが這った後に残る白い線」「馬車が去っていったあとの轍」といった表現が登場する。つまり、これまでに自分がやってきたことを振り返り、「キャリア・アンカー(自分が一番自分らしいと感じられるキャリアのよりどころ)」を見つけることが重要なのだ。「中年が見る夢は現実性とのすり合わせができていて意味がある」という一文には説得力がある。

本書では、他にも、リーダーシップとマネジメントの違いや、リーダーに求められる資質(構想力、実現力、意志力、基軸力、そして人間力)についても論じられている。

この本を読んでも、明日からすぐに役立つ知識やテクニックが身に付くわけではない。ただ、繰り返しになるが、リーダーシップの本質を深く考えさせられる。本書に言わせれば、それは「生き様を問う」ことに他ならない。

リーダーとして行きづまりを感じている人には、ぜひ一読をおすすめしたい。そして、悩んでほしい。準備ができたら、旅に出よう。

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自分への問いかけを怠れば、リーダーシップは理解できない

2007/08/16 14:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:六等星 - この投稿者のレビュー一覧を見る

リーダーシップ研究と実践の第一人者二人が、リーダーシップをコンピタンシーではなく、「見えないもの」を探し求めるプロセスととらえ、リーダーはなろうとしてなるのではなく、「結果として」なるのだと、説いている。理論書というよりはエッセイ的な、対談形式だが、それがゆえに、自然な発想と切り口で、リーダーシップ論を深堀りしている。

だがあえて注文したい。両氏ともマネージャーとリーダーを区別することに力が入っているが、この区別を実際のシーンに適用することに、現実的な効用はあまりないだろう。ある人物がマネージャーなのかリーダーなのかを区別しても、その人は一人なのだから、結局両方の要素を持っているとしか言いようがない。リーダー率何パーセント、マネージャー率何パーセントなどと測定できるわけないし、たとえある時点での傾向が説明できても、彼(彼女)が次にとるべき行動を決めてくれるわけでもない。マネージャー、リーダーと表現するから区別をしたくなってしまうのであって、単純に例えばボスと表現してリーダーとマネージャーの両方の性質をもつ人物として捉えることに、実用的な不都合はないはずだ。

とはいえ、本書全体としては最高ランクの評価をつけたい。エピローグで野田氏は「いつ旅が続けられなくなっても、自分に納得できるよう一歩を歩みつづける。旅の結果よりも、そのこと自体が一番重要ではないか」という。そもそもリーダーシップの旅はどこへ行くのか、行き先がわからない旅もある。だからこそ「旅人としての自分の今を問い続ける」ことが大事なのだ。自分への問いかけを怠れば、リーダーシップは決して理解できない。その主張に素直に賛同したい。

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2007/05/23 17:57

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2009/12/26 17:58

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