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電子書籍
38話: 望郷の宇宙帝国、クルト・マール著(19巻「望郷の宇宙帝国」)
2017/09/26 21:53
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投稿者:shilvio - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴスル星で奪取したスプリンガーの新造船は、テラニアで改造され全長840m、直径200mの《ガニメード》となった。1984年5月10日、最後の遷移で球状星団M13に入った。ついにクレストとトーラと共にアルコンへ行くのである。前話でグッキーが偵察をしたのが1984年5月25日で、どちらかに翻訳上の誤りがある。
遷移して現れた場所では、非ヒューマノイドのモトゥナー(アルコンから46光年離れたモトゥン星)とアルコン艦隊の戦闘中であることが分かった。アルコンのコードを送っても応答はなく発砲してきた。またアルコン星系最外縁のさらに外にある“外縁要塞リング”に近づくと、光線砲で攻撃されてしまった。
アルコンはクレストの呼びかけにやっと応答したが、ツォルトラル家のクレストはすでに捜索リストになく、迎えの船を待つように指示があった。支配者の家柄なのに待てという冷たい反応だった。
迎えに来たアルコン船には、第5惑星の植民種族ナート人のノヴァールが指導者として載っており、曳舟をされてナート星のナートラル宇宙港へ着陸させられてしまった。着陸後何のアポもないためノヴァールに連絡すると、ナート星の弁務官のアルコン人セルグに確認するよう言われたが、呼びかけても反応はなかった。そこで発進しようとしたが、吸引されていて不可能なことが分かった。曳舟の際、危険を考えなかったのは残念だった。
深夜にフラグル家のセルグの宮殿に忍び込んだローダン/ブリー/タコ・カクタは、セルグに会い、クレストとトーラが呼ばれた。6年前、銀河系最大のポジトロン脳に支配を交代し、ツォルトラル家は退陣して新皇帝が即位したとのことだった。セルグ達アルコン人の態度はだらけきっていて、ロボットに代わられたのも当たり前だ。
ローダン/ブリー/タコ・カクタは、吸引フィールド・ジェネレーターを破壊しようとしたが、人工のメンタル・ショックにやられてロボットに《ガニメード》まで運ばれてきた。このインパルスがどんなものなのかあまり理解できなかった。
いったんアルコンへの入国許可が出ていたが、ローダンの破壊工作未遂で取り消されてしまった。しかしローダンへ期待の気持ちを露わにするトーラに、今後人情劇も期待できる。
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