紙の本
ストーリーを楽しみながら数学が理解できる好評のシリーズです!
2019/02/26 12:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『数学ガール』シリーズは結城浩氏による興味深いストーリーを追っていくことで、数学が自然と身に付くという画期的な書です。同書は乱択アルゴリズムをテーマとしており、主人公と数学の興味をもった少女たちが繰り広げる様々な会話や行動を楽しみながら、アルゴリズムを理解していけます。「数学ってこんなに楽しいんだ!」と、私たちの数学に対する印象を変えてくれる一冊です。
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いや、面白かったし、ランダムウォークとかなんとなく分かった気になれたけど、如何せん今までの登場人物と違って、リサちゃんに「グッ」とくるものが無かったのが残念。
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ここまで発売を楽しみにした本は今までなかったです。N!=NP問題は名前は聞いたことあるけど、どういうものかよく知らないものでしたが、なんとなく概要がつかめました。「確からしさ」という概念の難しさに気づかせてくれた本でもあります。作者の本職であるプログラムにもかなり触れており、ボリュームのある一冊です。新キャラ・リサもいい味出してます。相変わらず、テトラちゃんカワユス。
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数学とプログラムの話が繋がって,計算機科学の大学の講義を思い出した.ランダムウォーク,モンテカルロシミュレーションを教えてくれた門脇先生はこの本をどう読むかしらん.
そいで,最後のランダムネスがとてもキュンとくる.
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過去最高に厚かった.
前半から中盤まで簡単なお話で,意外とどんなバックグランドの人でも楽しめると思う.
後半までいくともっともっと面白くなるよっ
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コンピュータ屋さんには,とてもわくわくする内容.
クイックソートやバブルソートなど知ってる単語がたくさん出てきます.
コンピュータ用語が分かりやすく説明されているので,全くわからない人でも平気です.
というよりも,そこらのコンピュータ本よりも分かりやすいと思う・・・.
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巻を増すごとにページ数が増えていっている数学ガール。なんとか一日で読み切れた。
今回のメインテーマは乱択アルゴリズム。
ストーリーは面白く、数式やアルゴリズムの解説も分かりやすくはあったのだけれども、今までの巻と比べて数式とストーリーがからみあってる場面は少なかったかなという印象。
「人生はランダムだ」みたいなことでも書いてあるのだろうかと思ってたけど(さすがにそれはないか)。
前回は次巻ぐらいで終わりだろうかとも思ったけど、もうちょっと続くのかな? 約束もあるし。
そういや今回、エィエィも都宮もでてこなかったなぁ。
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今更ながら読了。
確率変数について独学した時期を思い出した。そうか、こう考えればよかったのかと改めて思わされた。まあ今なら線形性について理解出来ているからなんだろうなとは思うが。
タイトル的にコンピュータの話かと思いきや、結構普通に数学。
順列、確率、集合、期待値、行列と盛りだくさん。
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数学ガールの第四弾。
今回はアルゴリズムがテーマ。
出てくるアルゴリズムはそんなに多くはない。
プログラマとしてはそこは少しがっかり。
しかし、それ以上に数学とアルゴリズムの絡みが面白い。
勉強になった部分としては、オーダーに対する考え方が明確になったこと。
これは実行時間を見積もるために非常に重要で実用的。
また、数学との関連を実例と一緒に楽しく見せられるので、数学を勉強したいと思わせてくれる。
今後もこのシリーズには期待。
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主人公いつのまにか高3で受験生になってた。数学しかやってないけど大丈夫なんかな。ミルカさんの英語読みをする、っていう変な設定はまだ残ってた。ベクトルをヴェクチュア()って読むあれ。アメリカ人てさぁ、外人の名前でも平気で英語読みするよねー。大国主義め。
確率の話。アルゴリズムの話。途中突然線形代数とかやりだしてちょっと引いた。
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本書「数学ガール/乱択アルゴリズム」は、大好評シリーズとなった数学ガール第四作。
404 Blog Not Found:書評 - 数学ガール
404 Blog Not Found:孤独解消型数学入門 - 書評 - 数学ガール/フェルマーの最終定理
404 Blog Not Found:自己、無限、自由 - 書評 - 数学ガール/ゲーデルの不完全性定理
目次
第1章「絶対に負けないギャンブル」
第2章「愚直な一歩の積み重ね」
第3章「171億7986万9184の孤独」
第4章「確からしさの不確かさ」
第5章「期待値」
第6章「とらえがたい未来」
第7章「行列」
第8章「ひとりぼっちのランダムウォーク」
第9章「強く、正しく、美しく」
第10章「乱択アルゴリズム」
著者はプロの数学者ではなく、プロのプログラマー。その意味で本書は原点回帰でもある。
それでもただの「アルゴリズム」ではなく、「乱択アルゴリズム」とした点が驚き。
とはいえ、今回は前回の「踏破型」ではなく「散策型」で、乱択アルゴリズムにたどりつく過程でさまざまなアルゴリズムに触れるという筋立てになっている。前々回も散策型だったので、次回は踏破型になるのだろうか?
無理矢理一言で要約すると、「アルゴリズム・サイエンス (入口|出口)からの超入門」を数学ガール化したのが本書といったところか。
今回はなんとクワッドコアならぬクワッドギャル。なのだけど、年下ばっか増やすのってどうよ。この件に関してはずいぶん前にもケチをつけたことがある。
本書はプログラミングの本でもコンピューター・サイエンスでもなく、数学の本ではある。そのこともあってアルゴリズムは疑似コードで書かれているが、文字列処理もメモリー管理もシステムコールへのラッパーだったかつてならとにかく、アルゴリズムを書き下すために必要な下地を全てそろえたスクリプト言語がこれほど普及した今、疑似コードで書く意味は「宗教戦争防止」ぐらいしか思いつかない。これでも著者にとっては充分な理由だったのかも知れないが。
というわけで、本書のアルゴリズムを動かして楽しみたい方には、「初めてのコンピューター・サイエンス」をおすすめしておく。私は「宗教」的には反Pythonだが;-p、こういう目的にはうってつけだと思う。
著者のセンスが光るのは、事実上「乱択アルゴリズム」である本書の乱択に何を持って来たか。クイックソートのピヴォット選びとはね。お見事。これであればアルゴリズム一般から逸脱する事なく、本書の種本でもある「乱択アルゴリズム」のように初心者には手が届かないものとなってしまうこともない。「乱択アルゴリズム」をお探しの方は同書の法を。
実は一番気に入ったのはエピローグ。ランダムってなんだろう?
本書は前作よりいい意味で軽い。全巻揃えるのであれば、1→4(本書)→2→3と読み進めるのがよさそう。あるいはいっそ本書を最初に持ってくるか。理解に手とコンピューターを動員できるのはやはり大きい。数学だって習うより慣れろな要素は実はかなりあるのだから。
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[日販MARCより]
確率とコンピュータの深くて不思議な関係。「僕」と4人の少女が、乱択アルゴリズムの世界に挑む魅惑の数学物語。ランダムの力が生み出す世界を、純粋数学的な側面とプログラム的な側面の両方から解説する。
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論理を繋げて数学を解くあの感覚の高級版を味わえる良書。
近作のテーマの乱択アルゴリズムのソートでの利用を最終章とし、序章から徐々に負荷が高まる。
特に、3-SAT(充足可能性問題)については、1999年の実際の論文にある証明を体験できるのは感動。
あと普段数式から離れている立場からすると、ものにするのには読み返し必要です。
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2011 3/22読了。有隣堂で購入。
面白いなあ、くっそう・・・読んでて悔しくなってくるくらい面白い。
特に今回たびたび出てくるアルゴリズムの話は周りに研究している先生方も多い(が、自分の専門とはまるで遠いのでなにやってるんだかちんぷんかんぷんだと思ってた)ので、ああなるほど、そういうことだったのか、と。
P≠NP予想とかも。
そしてやっぱり悔しい。
自分は自分がやっていることでこんなふうに人を面白がらせられるかなあ、と考えると・・・ああー。
面倒臭がらないで精進しよう、うん。三日坊主かも知れないけど。
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高校生と中学生が学校や図書館で数学に挑戦する物語のシリーズ4作目。
今回は確率論とコンピュータの話。
アルゴリズムの話は自分の仕事とも関係があるから楽しんで読めた。
今月には、2作目「フェルマーの最終定理」と3作目「ゲーデルの不完全性定理」がそれぞれ別の作者によって漫画化するのでそちらも読みたい。