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トーマの心臓 みんなのレビュー

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コミック

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みんなのレビュー256件

みんなの評価4.5

評価内訳

249 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

すごく悲しいの。

2001/03/22 00:08

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る

 このマンガはものすごく小さな頃に読んだはずなのに、心に残っている。なんか悲しいんだよね。終わり方もその途中も。でも名作。
 愛というもの、罪というもの、神というもの、そのテーマはあまりにも重く、受け止めきれないかもしれない。でも名作。
 ぜひ読んでみてほしい。

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紙の本

おまえらもう死んでるよ

2006/11/08 18:39

10人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ISH - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんだか重いものを抱えている人とか、色々創る脳持っている人とか、『少女漫画嫌です』でもこの先生のマンガは読むとみんなクラッシュしてしまいます。
なんだかもう数々の心臓マンガ描いていらっしゃいますが、言いたいことは冒頭でいきなりお亡くなりになった方のすべてでは。
最近の命を大事にスローガンを聞いていると脳が壊れそうです。
大事な友達や子供を亡くした人でも死にそうです。
『ただ生きるだけなら、石ころにでもなればいい。何千年でも生きられるよ。大事な短い命ならなんのために使うかの方考えてくれよ』と。
ただの時間が、心の死に比べたらなんだというのでしょうか。

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紙の本

名作なのにー!!構成が抜群です

2001/12/18 01:42

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふくろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 名作なのに、書評は一つしかついてないんですね。勿体なーい。ぜひ読んでください。大学のとき周り中がハマって、男の子も夢中で読んでいました。

 ある冬の夜、トーマという少年が線路に飛び降りて死んだ。みんなに愛されていた少年の死は自殺だったのか? そして同じ寮の上級生に彼の最後の手紙が届き、彼にそっくりな転校生がやってくる…。

 最初の方に出てくる意味深な言葉が、最後にいくにしたがってパーツがパタパタはまっていき、思いがけない意味が浮かび上がってくる。私が全体の構成に凝った話が好きなためかもしれないのですが、ストーリーのつくりが抜群だと思います。メッセージも「神とは愛とは犠牲とは何か?」と、とても深く悲しいのですが。
 絵は「少女漫画」だ!! と言う感じですが、読んでいくと入り込んでしまい古さを感じなくなります。ただ、男の子同士の友愛の話なので(決していいかげんにいやらしく描かれたりしていませんが)、ストーリー自体には好みがあるかもしれません。

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紙の本

日びの夢 風の楽音 わずかな気配にも ユリスモールはトーマを見つけていた

2016/06/22 01:42

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星月夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

モーさまファンで、色々な作品を読みましたが、
その中でも『トーマの心臓』は、特別な名作です。
少年達の友情や愛を通して、精神的な愛を描いた作品と解釈しています。

ここからはネタバレを含む感想になります。

「…―神さま―あなたはごぞんじでしたか
―ぼくが―彼を―ずっと愛していたことを―…」
惹かれながらも、翼のない自分には人を愛する資格がないと、トーマに冷たくなっていた。
ユリスモールが現実にトーマを愛するのは、
トーマに似たエーリクとの交流を通し、トーマの言動の意味を理解した後。
神学校に転校してからのちのことなのだろう。

物語終盤、ユリスモールが神父を目指す決心をした後、
エーリクに諸々を打ち明ける場面は、色々と考えさせられた。

「…きみをみてると 過去に起こったあらゆるやさしいことを思い出す
…だからみな 心をよせて君を見る―恋神(アムール)ー」
この台詞は、エーリクに、というより、トーマに語りかけているのだろう。

「ぼくはトーマが好きだった
ほかのもろもろの信奉者と同じように
ぼくもまた彼を崇拝し 彼を見ると幸福だった―」
エーリクの勘が当たっていたことを打ち明けるユーリ。
「好きだった」と過去形なのは、
エーリクの「好きだったからじゃない?」の問いに対する返答でもあり…
今後は神父を目指しながら、トーマと共に生きて、愛する決意をも含むのだろう。

「愛していると言ったその時から 彼はいっさいを許していたのだと 
彼がぼくの罪を知っていたかいなかが問題ではなく
――ただ いっさいを なにがあろうと許していたのだと
それがわかった時 ぼくは……」

そう打ち明けた後、ユリスモールがエーリクの左頬にキスをする場面。
最初は、トーマとエーリクの二人にキスをする場面と解釈したり、
エーリクを通して、トーマのアムールにキスをしたとも解釈したが、

ユリスモールが「……トーマ……」と独白し、
その後、キスをする背景に、
かつてトーマが草笛を吹いていた、
ユーリの自習室の見える木の下を連想する風景が描かれていることなどから、
エーリクを通して、トーマのみにキスをしたと解釈する。
この場面の解釈は何度読んでも揺れていたが、最終的にトーマのみで解釈している。

「転入してきた最初の時から―
ユーリはぼくのうしろにずっとトーマを見ていた
日びの夢 風の楽音 わずかな気配にも彼は見つけていた
金色の髪の 水色の目のアムール……」

結局、このエーリクの独白に、ユリスモールの想いのすべてが、
この作品の根幹が表現されている。
エーリクに惹かれながらも、交流していたのはトーマであり…
やがてトーマの真意の理解に至る。

「この春 さいごの雪の日に 陸橋から飛びおりて―
あの日で冬はおわった 水仙もクロッカスも
とけぬ雪のあいだから いっせいに咲き出した」

オスカーがエーリクに、トーマの最後を説明する台詞。
頑なに、まだとけぬ雪のようなユリスモールの冬の心のあいだから、
水仙やクロッカスのように咲き出す春のような、トーマの愛。

ただいっさいを、何があろうと許していた、トーマの、清く、深い愛。
翼を失ったユリスモールを生かす為には、陸橋から飛ぶこともいとわない天使のトーマの潔さ。

そして二人の精神的な愛は、春を迎え、
トーマはユリスモールの目の上に生きている。
ずっと、永遠に。

何度読んでも、胸がしめつけられて、色々考えさせられて、
切なくなって、泣いてしまう。
繊細で詩的な絵や台詞で、精神的な愛を描いた、不朽の名作です。

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紙の本

時間がかかったけど

2002/04/10 00:30

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 数多くの名作・傑作・問題作を描いてきた萩尾望都、中でもこの『トーマの心臓』は、一、二を争う名作です。と言っても、はじめて読んだ学生のときの印象は、あまりいいものではありませんでした。寄宿舎で暮らす、美しく、はかなく、時には残酷な同年代の登場人物と自分とを比べてみて、あまりの違いにアゼンとし、何よりも主要登場人物のトーマとユーリの行動に、「なんでその程度のことでそんなに悩まなければいけないのか?」「なんでその程度のことで死んでしまうのか?」と、いまひとつ釈然としなかったから。物語で重要なこの二点に納得できなかったので、あとは全てがシラジラしく見えてしまいました。

 それからしばらく、自分の学生時代のことを客観的に見られるようになるくらいの時間がたってから、思い立って読み返してみて、ようやくトーマやユーリの行動に納得できたような気がします。そういえば、あの頃は自分も他人から見たら何でもないことでホンキで思いつめていたな、ホンキで悩んでいたな。今になって思い返せばどうでもいいようなモノを、とても大切にしていたな、と。トーマやユーリにしてみれば、友情・愛情・神・宗教なんかが、全てを投げ出しても惜しくはないほど大切だったんだろうな、と。

 そうやって見ると、トーマのなんと意地らしく美しいことか! ユーリのなんと強く純粋なことか! はじめて読んでからだいぶ時間がかかりましたが、ホンのちょっとだけ『トーマの心臓』の素晴らしさがわかったような気がします。でも、本当に「ホンのちょっと」で「気がする」だけなので、これからも読み返すたびにいろいろと考えさせられるんだろうな。

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紙の本

この世界に行きたい

2016/02/22 18:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る

萩尾先生の作品の中で1番好きな作品に加えて、今まで読んできた数々の漫画の中でもベスト3に入る作品。この作品に対する想いの丈を文章にするのはとても難しいが、この本に出会えたことによって新たな世界が広がったのは確か。なぜこんなにも惹き付けられるのだろうか、ずっとこの世界に漂っていたい。

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電子書籍

名作

2022/07/31 21:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:茶見崎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

淡いベールで包まれているような、儚く美しい少年達の物語。愛とはなんなのか、自分は何者なのか、思春期という不安定さの中で葛藤し、揺らぎ、藻掻く様に胸が締め付けられます。

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紙の本

美しい

2021/10/16 10:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わった後、しばらくこの世界から抜け出せませんでした。出だしがいきなり少年の自殺から始まり、訳がわからないまま読み進めていくと、いつのまにかこの美しい少年たちの世界にハマっていました。描き方がすごいです。

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紙の本

色褪せない名作です

2021/09/05 21:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こやまん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今で言うBL要素がありますが、もっと芸術的に少年たちの友愛や死やそれらが描かれているので、とても素敵な作品だと思います
昔、まだこどもの頃に初めて読みましたが、昔も数十年たった今も、褪せることのない名作です

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電子書籍

全てを許す神と裁く神

2021/03/27 11:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なの - この投稿者のレビュー一覧を見る

少女漫画の中でこれほどまでに神と向き合った漫画があったでしょうか。
架空のギムナジウムで繰り広げられる「知と愛」の葛藤。
知性を体現するユリスモールは、その知性ゆえに自他を許せず苦しむ。
愛を体現するトーマ、オスカー、エーリクがユリスモールに注ぐ三者三様の愛。

ユリスモールの神学世界は「裁く神」だったが、「許す神」を知りたいという
まさにその知性ゆえに彼らの結末はそこにしか行けないところまで行く。

外伝の「訪問者」では「家の中の子ども」でいたかったオスカーが
父にとっては「裁く神」だったという悲劇があった。

宗教的世界を男子校で繰り広げられる幻想のような恋愛模様で描くという
とんでもなく挑戦的な名作だと思います。

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2004/09/27 23:09

投稿元:ブクログ

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2004/10/10 09:24

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2006/07/29 00:06

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2004/12/17 21:14

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2005/04/26 12:03

投稿元:ブクログ

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