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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.0

評価内訳

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6 件中 1 件~ 6 件を表示

ガンマン萌え…には至らずも遠からず。

2011/02/28 19:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ビリー・ザ・キッド」の名は、その伝説の内容は知らなくとも、戯曲にもなったアメリカ開拓時代の有名なガンマンとして多くの人が知っている…と、思われる。(平成の今や遙か伝説の彼方っぽいですが…)
南北戦争後、青い目をしたその少年は21歳の生涯を閉じるまでに21人を決闘で殺したと噂されたが、実際は4人だったとも、その死は恩赦の不履行だったとも、逃げ延びて71歳まで生きていたとも言われ、その真実は伝説として語られるのみ…。

このお話の世界の「ベティ・ザ・キッド」も、腕利きのガンマンとして名を知られているものの、その正体は誰も知らない。
ただ、知っているのは彼女と…彼とそして半シヤマニの少女と一匹の砂ペンギンである…。

そんなお話です。

てゆーか、ペンギンてw
昔、大和真也というコバルトで書いていた作家さんのお話で、ペンギン(もどき)の能力でESPを増幅するとかいうシュールなSFを中学生時代に楽しみによく読んでいたことを個人的に思い出しました。
そのお話は、「ミクロコスモス」という秘密があって、その中で家畜化される人種を守る為のレジスタンス戦いとかでしたが、

このお話の謎は「ヘブン」です。

この「ヘブン」というソースの銘々にも、やはり大昔(中学生時代)に読んでいた、エドモント・ハミルトン作のスター・ウルフシリーズに、「全てを忘れさせるような(やっかいな)装置」とかいうのがあったな~とか思い出しましたが、
この結末にはそんなものの登場はありませんでした。
ちょっとがっかりです。(←勝手に想像しておいて…)

「シヤマニ」はこの世界の砂漠の不思議な力を持ち合わせた部族の名前で、姿も立場もほぼネイティブインディアンっぽく、言葉の響きも「シャーマン」ぽい感じを受けます。

「ヘブン」は「シヤマニ」のもので、『上巻』で「キッド」の旅の道連れの一人である「フラニー」という半シヤマニの少女の絡むお話としても触れられ、『下巻』でも徐々に明かされて行きます。
砂ペンギンについては『凶暴』。それにつきますが「フラニー」には全くの無害です。むしろマブダチ(死語)。

やはり旅の道連れであり助言者でもある「ウイリアム」は、凄腕と名の売れた元ガンマンの一人ですが今は「銃を操らない」と誓っています。
この『下巻』ではその理由が少しだけ明かされるのですが、果たして、殺すべきでなかったという後悔が原因なのか、そのことに何も感じなかったことが原因なのか、それら全部が理由なのかは、茫洋としてはっきりとしません。
ここはもう少しつっこんでくれると良かったのに…と、個人的には少し残念でしたが、はっきり言明しているといえばしているから言わずもがななのかな?
でも、戦闘屋の言明だからなあ…。
…と、結局は私がそう信じたいだけかも?(謎)

そもそも、「キッド」の旅の目的は、父殺しのぬれぎぬを被せられた娘としての素性を隠しながら、仇討ち…というか、汚名を濯ぐために「ロングストライド」を…どうにかしてやることです。
そこらへんがなんだか曖昧なのは、「奴を殺せればそれでいいのか?」とウイリアムに問われて、考えてみれば確かにそれ以上に、父ゲイルの過去とその死の理由を知ることと、自身の汚名をも回復したいのが彼女の願いなのです。

何があるかわからない旅であり素性を隠す為もあり、「男」だと見せかけるため、彼女は色々と努力を払っていますが、「ウイリアム」の助けがなければ、早々に死に至るか、もっと悲惨な目にあっていたであろうという感じです。

とはいいながら、「ベティ」は「ウイリアム」と出会う前に既に、3人の賞金首を撃ち倒し「ベティ・ザ・キッド」として名を上げてもいたのですが、(決闘での勝敗は、「だからこそ恐ろしいのだ」とも語られています。)その直後の彼らの出会いが今回、彼の回想として記されます。

彼の気がかりは、彼の助けがなければ「ベティ」が遠からず「あの女」のような末路になるだろうということであり、名前を捨て、常人離れした戦闘能力も隠し、全くの別人としてとある街の保安官助手に納まっていた彼が、たまたま出くわした彼女の人生に、その行く末があまりにも危うげだと踏み、旅の道連れを頼まれもせずに買って出たのは…、既になんらかの「愛」なのではないかと思われるのですが、彼にはその自覚すらぼんやりと否定します。

この「恋愛」未満の、責任を引き受けない、やんわりとした否定の様相はライトノベルズ特有とも言えますが、いい大人が読むには、学生のリアリティが過ぎて食い足りない。(^^;)
回想シーンにはややアダルティ度(過去作比)が見られましたが(挿し絵にもw)、角川スニーカーレベルです。なんかやっぱライトノベルズ=ティーン規制が利いているのでしょうか?(謎)
「せめて、その否定の理由の責任も引き受けろよ…」と、この曖昧シュチュエーションを目にする度に個人的に(人のことは言えないが、人のことだからこそ言えるという逆説的な感じで)思ってしまうのですが、結局、それを引き受けてしまえばれば、すなわち「本筋」と平行に、もしくは別にして「恋愛」のステージを描き込まねばならなくなるので、ここをぼやかせていくことこそもライトノベルズ独特の展開とも言えるのでしょうが…。
長年のファンとしては、もう一歩踏み込んだものも読ませていただきたい気がしています。
(エロ度合いを上げろという要求ではありませんのでお間違えなく~(*><)←誰も言ってないよ。)

「魔術士オーフェン」シリーズからのファンとしては、アザリーとチャイルドマン教師のフィルターなんかも掛けながら読むと楽しさ倍かも?とか思ってみたり。
いや、ベティ嬢は性質からしてもアザリー姉さんのテイストじゃあありえないんだけどね…むしろロッテと…いやもういいってば( ーー)ノ☆

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望む世界の違い

2010/11/10 08:41

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ベティ・ザ・キッドとして父親ゲイルの仇ロングストライドを追う少女、エリザベス・スタリーヘヴンは、伝説の賞金稼ぎだったウィリアム・ブレイクや半シヤマニのフラニー・ベリーズと共に、南部との境であるグレートリバーにたどり着く。そこはへヴン秘密が隠された場所だった。
 同じ頃、ヘヴンが実際に存在することを知ったロングボトムは、自分を使役する組織を裏切り、ヘヴンに到る方法を探り始める。しかし、組織も彼の独走を簡単には許さなかった。

 ウィリアム・ブレイクとベティの出会いの物語や、ロングボトムの生い立ちを語りながら、シヤマニ最大の謎であるヘヴンの秘密に迫っていく。
 彼らの文明よりも遥かに進んでいたシヤマニの文明が地上から消え去った理由は何だったのか?マニトウとは何を為すものなのか?そしてなぜ、ゲイルたちは誰もが目指したヘヴンから戻ってきたのか?
 永遠の世界と、一瞬でありながら永遠の価値を持つ世界、何に価値を見出すかが問われている気がする。

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2011/08/19 06:11

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2010/11/02 20:41

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2010/11/06 02:08

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2010/12/16 19:50

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