旅と移動 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、我が国の戦後の進歩的文化人を代表する鶴見俊輔氏による作品を集めた書です。河出文庫からは、鶴見俊輔コレクションとして全４巻が刊行されていますが、同巻はその第3冊目です。同書で著者は、「スキマはなぜ大切か。スキマのあることによって、世界はよりよくおたがいに交通することができるようになるからだ」と述べています。そして、歴史と国家のはざまを旅することから見える開かれた世界を紹介してくれます。同書では、「中浜万次郎―行動力にみちた海の男」、「暗黙の前提一束」、「国の中のもうひとつの国」、「グアダルーペの聖母」、「メデルの思い出」、「いわきのNさん」、「わたしが外人だったころ」、「水沢の人」といたったテーマで話が進行していきます。なかなか興味深いです！

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投稿者：まなしお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

鶴見俊輔コレクション第３巻。ここでは自身の旅の記録や歴史や物語上の旅の記述に関するエッセイが収められている。鶴見俊輔らしく取り上げられているのは、有名な人物や国ではない。鶴見俊輔の視線はブレていない。