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「攻撃」力が強い場合、いくら「困っている」のだなと思っても・・・
2020/04/27 12:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:良知知行ゴウイツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者のいう「攻撃」する人は、困っている人であるというのは、卓見であると思います。私ごとですが、重要な他者との関係で、相手がそのとき、「しんどいんだ。大変なんだ」と考えることにより、自分の気持ちが少し楽になるという経験があるので、共感できます。
また、攻撃されているだけと感じていても、攻撃している場合があるという指摘もそのとおりだと思い、考えさせられます。
ただし、「攻撃」の頻度が高かったり、その程度が非常に強い場合、その相手が重要な他者の場合、どうすれば良いかわからず、悩んでしまうという実情もあると思います。
この種の本で具体的かつ深刻なケースに十分な内容で触れることはもともと困難なことであると思いますので、仕方のないことだと思います。
私は筆者の一ファンでもあり、この本は筆者の他の本と同様とても読みやすく、根本に優しさを感じます。あえて私見を述べたいところとして、困っているー>混乱しているという観点から見てみると、さらに見解が深まるのではないかとも思えますが。
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スルーするが勝ち
2020/11/07 22:39
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
肩の力を抜くのにちょうどいい本。3年に1回くらい読み返すといいかもしれない。何気ないお役立ちは、ついつい忘れてしまいがちだから。
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対人関係療法:残る課題
2020/04/20 14:08
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投稿者:yb - この投稿者のレビュー一覧を見る
何冊も自己啓発本を読んできたなかで、かなりの良書です。
対人関係療法をぜひ受けたいと思うところですが、保険が効かずかなりの高額なものでとても残念に思っています。
自分の課題として残っているものとしては、
●読み終わってからも「相手の敷地」との境界線を見極めることがうまくできない。ここを見極める判断の仕方がわかる方法を知りたい。
●「相手の発言に意味づけをしない」・「相手が言葉で伝えてこないことは[なかったこと]にする」はこの日本社会でしていいことなのかどうなのか右往左往してしまう。
あまりにも甘やかされ自分勝手に生きてきたが故に対人不安になり、やっと大人になりはじめ「周りをよく見てなにが必要なのか気にするように」という心持ちをやっと持ち始めたところなので、その辺りのバランスの取り方を難しく思っています。
対人関係療法が保険適応になること、または、自費診療のままであってもどうにか必要な人が受けられるように価格が適切なものになることを切に願います。そしてそうなることによってこの貴重な療法がもっと広く普及していくものだろうと予測します。
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参考に考え方を変えてみたい
2017/08/23 19:49
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投稿者:あやめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっとタイトル通りのことが気になっていました。
著者の別の本をよみ、興味を持ちました。さっそく取り組みたいです。
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具体的に周囲の人間からの攻撃をかわしていく方法を紹介している。
読めばすぐに心が軽くなるというわけにはいかないかもしれない。これを読んだ上で、自分の心の訓練が必要だと思う。
訓練のための指針はしっかり書いてある。あとは実践。
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なぜか大切にされてしまう人の7つのルール、身近な人からの攻撃をかわす方法など。
先に届いた「怒り」本を先に読みましたが、こちらの本も言っている事は大体同じです。
自分の領域と相手の領域をはっきりわけて、必要以上に受け止めず自分の領域を守る事(と同時に相手の領域に踏み込まないこと) が大事だという事を言ってます。
なぜか攻撃を受けてしまう人というのは、相手に脅威を感じさせている。
パターンとしては、相手の敷地に踏み込んでいる、知らず知らずのうちに相手を攻めている、相手が大切にしていうものを踏みつけてしまってる、相手が我慢していることをしでかしてしまっている、つい「余計な一言」を言っている。
うーん、なるほど。。。。。
まあ、攻撃したりはしませんが確かに何となく「イラッ」とくる人って自分の中で↑のどれかに当てはまってるかも。。。
あー、こういうところが気に障るんだな、と思って変に攻撃?しないようにする、という別の意味でも役に立ちそうです。
そしてなぜか大切にされてしまう人の7つのルールとは
1自分のことを大切にしている 2こびない 3他人のことを大切にしている 4一貫性がある(ぶれない) 5沈黙に強い 6大切にされなくても気にしない 7自然体でいる
こちらも納得でした。
私は5が苦手なので。。。気をつけよう。
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タイトル通りの結果が得られる、分かりやすい本。
でも、ある程度心理学とか、心の回復とかに関わったことがない人だと、分かりにくいのかもしれない。
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人の攻撃を受け取るかどうか、それは自分の選択だ、それが自主性だというのは、自分でも感じていたことだが、整理して書いてあるので、分かり易かった。
今に生きるという言葉に、深く動かされた。確かに、日々新しくと思いながら、過去のデータや思い出にこだわるのは、矛盾している。
面白かった。人間関係が難しく思えた人は読んでみるといいかも。
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相手は単に「驚異!」と感じるから「攻撃」してくるのだ。 23
媚びるという行為は、相手の反応をコントロールしようとする態度。28
…おなじ感覚の人にやっと出会えた!
脅威1 相手の敷地に踏み込んでいる
脅威2 知らず知らずのうちに相手を責めている
脅威3 相手が大切にしているものを踏みつけてしまっている
脅威4 相手が我慢していることをしでかしてしまっている
脅威5 つい余計な一言を言っている
「心が傷ついている人」「変化に弱い人」は「脅威」を感じやすい。
「あなた」を主語にして話すと、相手は責められているように感じる。
相手へ攻撃するということは、反撃の相手はここですよと相手に示すことになるから、相手への攻撃は自分自身への攻撃でもある。73
相手がもっともだということを言っている場合でも、相手が困っているから攻撃してくると考えるべき。
相手の言動を自分への攻撃と受け取ったまま、相手が伝える内容を素直に吸収することは難しいから。75
罪悪感に打ちのめされている時、私たちは実は自分自身のことしか考えていません。悪いことをしてしまった自分のことばかり考えて、困っている相手のことを本当の意味で考えていないのです。相手に対して何かをしようとする場合にも、どうすれば自分の罪が許されるかというところに焦点が当たってしまい、相手は本当のところ何を求めているかという点には目が向かなくなってしまうのです。本当に悪いことをしたというときほど、相手のためになることをしたい。そんなときこそ、相手を困っている人として見ることが重要。 78
…こうやって伝えればいいのか…
これがいつもうまく伝わらなくてイライラしてた。
相手との関係性に基づいてどうするかを決める。
相手の言動に意味付けをしない。
「相手が本当に言いたいことを読む」という姿勢が前提となっている人間関係ほど苦しく暴力的なものはない。
相手が言葉で伝えてこないことは「なかったこと」にする 107
嘘をつくのは人としても大変問題のある行動だし、裏切りのひとつでもあるのだけど、嘘をついた側からすると、苦肉の策であれ思いやりであれ恐れるあまりであれ、それぞれの事情の中「それしか選択肢がなかった」と感じている場合が多い。
攻撃されないコミュニケーション
⒈嘘をついたと決めつけない
⒉ 相手の事情を聞いてみる
⒊「私」を主語にする
⒋要求ではなく依頼する
事実だけを伝える 122
安心させると攻撃はやむ 130
あなただったらどうする?と聞いてみる132
被害者にさえならなければ、自然と自分を大切にすることができるし、自分が本来持っている力とつながることができる。166
相手の「今」を聴く 171
すべての人がベストを尽くしていると知っておく 174
沈黙に強い人は安定感を与える 180
大切にされたいという思いにとらわれている人は、実は大切にされない 181
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水島広子さんによる、
他人からの「攻撃」(暴言、愚痴、クレームなど)への対処法。
「攻撃」を「相手が困っている状態」に置き換えるとスーっと楽になる。
対人関係で悩んでいるとき、水島さんの本を読むと楽になります。
「相手のためではなく、自分のために『被害者でいること』をやめる」
という言葉がぐっときました。
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「身近な」の度合いによっては、相手の怒りをかわしてはいけないので、そこのところどうするかが問題だと思う。
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著者の温かい語り口がやさしく、「スーッと」肩の力が抜ける本。
「攻撃」と捉えると、瞬間的に「脅威!」と感じ、「闘争か逃避」モードに入り、攻撃の連鎖に陥ったり、「衝撃」を受け、自信をなくしてしまう。
「攻撃」というものの本質を知ることで、対処法を身に付け、攻撃を受け続ける哀れなサンドバッグとして生きていくのか、自分の内面からわきだしてくる温かい力を感じながら豊かな人生歩んでいくのか、自分自身で決めることができる。
自分を大切にして鷹揚でありたいものだ
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攻撃性についての論考は多いが、それへの対処をきちんと論じた本には初めて出会った。被害者の座から降りる。攻撃するのは困っている人。という認識は確かに役立つ。媚びや一貫性についても適切。時代によってあまり色あせない実用書だと思う。
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これは是非読みたい。いつも空気読めない発言で身近な人を怒らせてばかりいる私。これでなくなれば安いもん。早速買いだな。
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最後の最後でいいかなり素敵な言葉に出会えた。
〜大切にされなくても大丈夫〜
確かに。
所詮好きじゃない会社の上司だし深い関係なんか望んでない。
嫌われても関係ない、嫌うのは向こうの自由だから。
こっちがどうこうできる問題じゃないと気づいた。
余計な一言を言わない…肝に銘じます。