初めてでも読みやすい
2021/02/24 08:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる哲学書の原著の類は読んだことがなかったのですが、そんな私でも、この本は訳が平易で読むことができました。最後の解説も分かりやすく、非常に助かりました。哲学書を読んでをみたいと思う方が、初めて読む一冊にはおすすめです。
こういう本は初心者です。
2016/08/17 06:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:か - この投稿者のレビュー一覧を見る
饗宴の他の方の訳を読んだのですが全然理解が出来ず、こちらを読んでみました。
すごく分かりやすかったです。
哲学的な難しい本だと思って読んでいたら、しっかり話のオチがありました。笑
最後の方で解説があるので自分の理解が間違いではないか確認できたのも、この本の良かった点です。
理解に苦しむ性倫理
2018/05/03 08:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代ギリシャ人の性倫理を、飲み会における酔っ払いの戯言集会というシチュエーションで、哲学に興味のない人たちを魅力的な物語形式?で哲学の世界に引き込むという手法を用いることにより、幸福が人間の求める究極目的であると訴える書。
投稿元:
レビューを見る
読みやすかった。
文庫となるとやや古い訳が多く、初めて読む人に薦めにくいところがあったが、これは気兼ねなくオススメできる。
これからは、プラトーンに興味をもった人には本書から薦めたいと思う。(ほんとは『弁論』から読んで欲しいとも思うのだが、前知識がないと退屈な気もするので)
また、、訳者あとがきにあるように、解説も比較的詳しく、専門的な議論まで踏み込まないもののそれがむしろプラトーン初心者にはちょうどいい。
特に、当時の少年愛について簡潔にまとまっていて、我々が言うところの「同性愛」との差もわかりやすく説明されていて、勉強になった。
古典新訳文庫相応のお値段だけれど、読みやすい文庫が新たに加わったのはうれしい。
投稿元:
レビューを見る
初めて古代哲学者の本を読みました。
運よくわかりやすい訳のものを買ったらしく、「こんなおもしろいんだ」という印象を持てました。
エロスとは、愛や恋愛などのこと。
エロスは、自らに欠けたものを探し求める心の動き。美しいものに向かっていく気持ち。
永遠の命を手に入れ、未来永劫自分を生き永らえさせるため。
わからなくもなかった。
投稿元:
レビューを見る
プラトンの饗宴。
愛の神エロースへの讃歌。
偉大なるダイモーン。
無理だ、途中で頭痛くなってきた。
投稿元:
レビューを見る
エロス
同性愛、少年愛
あまり頭に入ってこなかったけど、
哲学書だし、まぁ、一回目はこんなものかと。
投稿元:
レビューを見る
哲学書だけど、面白い話が多く、そこそこ読みやすいと感じた。
愛(エロス)とは何なのかを何人かの弁論を通して掘り下げていく。
美しいものとよいものを愛す。
そして「美のイデア」に到達するのが奥義だそうた。
気になったのは幸せはよいものを永久に所有し続けることと読み取れたことか。
投稿元:
レビューを見る
2014/9/4読了。
この人の本は哲学書の中では読みやすいが、最終的に何が言いたかったかと言われると…
理屈だてて話されてはいるし読んでいるうちには納得して進めるんだけど表面上だけでサーッといってしまうというか。
まぁ読む方の問題なんだろうが…
投稿元:
レビューを見る
私達はエロスについてどれだけの事を知っているのだろうか。
神としてのエロス、少年愛、男と女、美しいこと、醜いこと。それぞれの登場人物が思うエロスをお酒の席で語っていくお話。下ネタも此処まで深く真剣に考察すると芸術的になるんだなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
なぜ男は女を求め、女は男を求めるのか?愛の神 エロスとは何なのか?悲劇詩人アガトンの優勝を 祝う飲み会に集まったソクラテスほか6人の才人 たちが、即席でエロスを賛美する演説を披瀝しあ う。プラトン哲学の神髄ともいうべきイデア論の 思想が論じられる対話篇の最高傑作。
投稿元:
レビューを見る
エロスについて、饗宴の参加者が順番に賛美していく、対話とはまた違った面白さ。
まさかプラトンで涙するとは思わなかった。感銘ってこのことなんだろうな。
一神教以前の生き方はなんて豊かなんだろう。
アリストファネスの話にすごく刺激を受けた。
登場人物が生き生きと描かれていて、読み物としてもすごく面白かった。
投稿元:
レビューを見る
パイデラスティア、美の梯子
本文もさることながら、解説が詳しく書かれているのが本書の良い点である。歴史的背景と文化的背景がわかりやすく、理解の助けとなった。なかでも、パイデラスティア(少年愛)について誤解を与えぬよう配慮しながらの記述に多く学んだところがあった。
古代ギリシャ人の性は、現代における性とは異なる側面をもっているため、現代的な価値観を通して評価するのは危険である。古代ギリシャ人の愛は近代的な価値観の枠組みの外にある。彼らの性的な愛は対等な関係を前提としておらず、不均等な優劣の中で成立する。それは少年愛に限らず、女性との関係においても動揺で、彼らにとっての性は能動—受動という関係によって把握される。そうした関係性が重要であり、性別は二次的なものとなる。
アンドロギュノスの話をしたアリストファネスに興味が湧く。おもしろいし、なぜか納得できる。男男、男女、女女の組み合わせ。
投稿元:
レビューを見る
ぼくたちが互いに触れ合うだけで、知恵に満ちた側から空っぽの側へと、知恵が流れていってくれるなら、ありがたいことだ。まるでコップの水が糸を伝い、満ちた側から空っぽの側に流れていくようにね
投稿元:
レビューを見る
エロスについて1人ずつ語って行き、最後にソクラテスが登場し、弁証法的にまとめあげる。それぞれの人がどのようなロジックで論じているかを整理すると、ロジカルシンキングの勉強にもなる