シャネルは恋するたびに強くなる
2020/11/04 16:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃に読んだ伝記は野口英世とかヘレン・ケラー、あるいはエジソンあたりが定番の偉人でしたが、近頃では伝記の対象となる人たちも子供たちにもっと身近な存在の人になっているようです。
筑摩書房から出ている中高生向きの評伝シリーズ<ポルトレ>のラインナップの斬新なことといったら。
ちなみに。 <ポルトレ>というのは、ポートレート、肖像のことです。
ココ・シャネルといっても子供たちが知っているのかという心配は、きっと今の子供たちを知らないともいえる。
アルファベットのCの文字を背中あわせに交差させたようなあのマーク。
女子高生あたりになれば、口紅などは当たり前に持っているかもしれない。
では、そんなシャネルがどんな女性であったのか。
本の中にこんな一節がある。
「二〇世紀ファッションの基礎を築き、モードではなく「美しく、自由に生きられる」スタイルを提唱し、世界中の女性たちに影響を与え続けました」と。
恋多き彼女の生き方は従前の偉人たちとはそのスタイルは違いますが、現代の子供たちにもっと知っておいてもらいたい女性なのかもしれません。
この本の中にはシャネルのさまざまな発言も出てきますが、中でも「二十歳の顔は自然がくれたもの。三十歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる。五十歳の顔には、あなた自身の価値があらわれる」なんて、いいと思いませんか。
もしかしたら、お母さんが読みたくなる評伝かもしれません。
私を変えるための1着
2022/06/02 18:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファッションだけでなく、女性のライフスタイルまで影響を与えるところにシャネルの偉大さを感じます。起業家としてはもちろん、職人さんの一面も持ち合わせているんですね。
投稿元:
レビューを見る
「美しく、自由に生きるために」
孤児院育ちから世界的デザイナーに上りつめた少女の恋と闘争の軌跡。
自分の意思を絶対に曲げないし、常識にとらわれないココ・シャネルの生き方がよく分かった。
投稿元:
レビューを見る
自立したい女子は共感できるところ多数!ブランドのみならず多くの女性が生き方から憧れる、ココ・シャネルの一生についての本。シャネルの生い立ちや、なぜファッション界の頂点にまでのぼりつめたのかをひもとく一冊に。
投稿元:
レビューを見る
活動的で着やすい服を作り女性服に革命を起こしたガブリエル・シャネル、ジャージー素材やリトルブラックドレス、イミテーションジュエリー、両手を解放させたショルダーバッグ、ホワイトドレスまで。皆殺しの天使
投稿元:
レビューを見る
幼少期の恵まれない環境から、シャネルの名前を世に知らしめたファッションデザイナーの生涯をまとめた本。不遇の環境にありながら、唯一洋服の着こなすことでプライドを保ち、自分を奮い立たせるための戦闘服だったのではと思う。
非常に冴えたビジネスマンではあるが、私生活では恋多き反面、女友達は少なく孤独だった彼女の生き様がすこし物悲しくも感じた。才覚を現すことも恵まれたことだけど、プライベートを勝手に重ねて悲しげに感じてしまうのは日本的な考えなんだろう。彼女が成し遂げたファッション界への多大なる影響をリスペクトする、それだけで十分なはず。
投稿元:
レビューを見る
ココ シャネルは憧れの偉人。ここまで強烈に、懸命に打ち込むには胆力や、情熱が必要だが、自分も何かもう少し情熱をかけるものを探したいと思う。
小学生にはぜひ読んで欲しい。
投稿元:
レビューを見る
ファッション業界に大きな革命を起こした人であり、最後まで自分を信じ続けた人であったなと思いました。独特の感性もありここまでのし上がったところもあるかと思いますが、「怒り」によるエネルギーを常に持ち続けたことも勝ち上がった一つの要因であると思います。彼女の諦めない心と、チャレンジ精神は見習うところがたくさんありました。
投稿元:
レビューを見る
「大人と子どもの間で立ち止まっている中高生に向けて、ポルトレを創刊します。ポルトレとはポートレート、肖像。あなたと同じように、悩んで、戸惑って、たくさん失敗して、だけど自分の人生を自分の力で切り開いていった、世界中の人たちの姿をポルトレは写しとっていきます。いまは、自分を肯定できないかもしれないけれど、わたしたちはあなたを未来そのものだと思う。だから、あなたの人生をほんの少し前へ進めたい。」
中・高校生向き の伝記、評伝シリーズ。
斬新なデザインと奇抜なアイデアで20世紀のファッションを根底的に変革したシャネル。女性が自由に生きるために闘いつづけたその生涯を追う。
内容説明
「美しく、自由に生きるために」孤児院育ちから世界的デザイナーに上りつめた少女の恋と闘争の軌跡。
目次
序章 シャネル、七十一歳で不屈のカムバック
第1章 子ども時代をめぐる虚実の物語
第2章 人生の行路を変えた男、ボーイ・カペル
第3章 「皆殺しの天使」、女の服に革命を起こす
第4章 必要にかられ、無からモードを創造した
第5章 「シャネルNo.5」
第6章 リトルブラックドレス、デビュー
第7章 ウェストミンスター公爵との恋
第8章 白いドレス、ハリウッド進出
第9章 モードは変わる。スタイルは変わらない
巻末エッセイ 「そこから何を学ぶかを」(川上未映子)