紙の本
プラリーヌが食べて見たい!
2016/02/22 06:23
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投稿者:ペンギンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上下巻合わせて8話プラスエピローグの構成です。フランスに似た架空の国の女王様とその菓子職人のお話なので、次々と出て来る可愛くて美味しそうなお菓子の描写に想像だけでほっこりしました。
二人の関係も切ないけど素敵です。
一番最後にちらっと言及された銀色の髪の男の子の話は、やっぱりそういう事ですよね。史実的にはどうであれ、二人はその後も仲良く一生を送れたようで良かったです。
紙の本
アルジャンの出生の秘密
2018/10/31 20:14
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻はアルジャンの出生の秘密や、大国同士での会議で腕前を披露したりと、シリアス分多め。
そんななかでアルジャンとオーギュストの仲を誤解するソフィーのシーンは面白かった。
ラストの会議のシーンはグルメ漫画かと思わせるような、対決シーンもあり読み応え十分でした。
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伏線もみごとに回収され、圧巻のクライマックス。うん、よかった。
最後のセリフは男が決める!っていうのが女子の理想なんだべなぁ。
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上巻のレビューとこちらのレビューでトータル。
ちょっと二冊にまたがる書き方をしてしまいました。
文学少女の時もそうでしたが、好きなもの
美しい物への賛美の表現が野村さんは本当に
お上手です。
今回それはお菓子の描写で遺憾なく発揮されてて
私達をうっとりさせてくれます。
無駄なものの中に、素晴らしい物がいっぱいある
というロクサーヌの主張は、ほんとに我が意を得たり
でしたし、チカラで敵を屈服させるのではない戦いも
かえって熾烈な緊張感があって私は好きです。
ファミ通文庫の主な読者さんは男性でしょうから
迫力に欠けるという声があるのだと思いますが
これ、女の子が読むと最高にツボるお話なのです。
寡黙で一途で秀麗な戦いでは頼りになる主人公が
夢の様なお菓子を通して、恋い慕う若き女王の
知略を支える。
不自由な身体を物ともせず、美貌と心優しさと
賢さで大国と渡り合うヒロインとの
結ばれぬかに見えて終生不滅の愛。
最高に楽しかったです。
はっきりと上手く行った!ってお話だけを望まずに
ちょっとそういう目線で読んでみてください。
最高ですから。
宝塚で上演してくれないかしら…。
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女王様の策はアルジャンの菓子。女王と国家の危機をなんとかしてしまったアルジャンすごいわ。しかも、自分の夢も叶えつつ。オーギュスト、ナイスアシスト。ナスタシアのミハイル皇子に持ってかれた感あるけど。想像にお任せエンドはちょっとなぁ…
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ひっそりと存在したもうすぐ外国に嫁ぐ伯爵令嬢である妹の話からはじまる、可愛いお菓子か小さな玩具みたいにちまちまと広がる作中世界の様子がすき。アルジャンとロクサーヌの身分違いででも信頼で結ばれた儚いような関係も良かった。開戦となるか否かの国際会議で次々と振る舞われるお菓子たちに勢いがあって圧倒された。
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上巻と同じく、菓子職人を軸にして進む短編。
菓子職人の過去が少し分かってみたり。
しかし外用だけを見たら、劇作家の言っている事は
頷けるものがあります。
まさかの関係、まさかの…ですが、良くある事?
元上官はともかくとして、劇作家の頑張りが…。
一方通行ではない、ような感じではありますが
その辺りはどうでしょう?w
さらに最後には、国として大変な状況の話、など。
すべてにおいて、上巻では語りになっていた劇作家は
自分の話(?)以外では、あまり出演せず。
なので若干シリアス、やも知れません。
そしてやはりお菓子が美味しそう!
最後の会議の時は、目の前で仕上げてくれたわけで
ものすごく詳細に語られておりました。
これもまた、お腹が空いた時に読んではいけません。
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女王から信頼された。
もしも寝込んだまま最後の菓子を作り上げる事ができなければ、主導権は別国に渡り即座に戦が始まり全てが無駄になっただろ。
目指す政治が違えば決裂するのも無理はないが、国を背負い戦い続けてしまうと勘違いされてしまうのではないのか。