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大変に巧み
2022/09/10 10:05
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくらかファンタジー要素も入っていて、深刻ないじめ問題を扱ったにしてはあまり嫌悪感を催すようなシーンは少ない。もっともこれは明るくてきれいな絵柄の影響が大きいとは思うが。ストーリー展開は終盤の展開を含めて大変に巧みである。マスコミにおける未成年者の匿名報道をうまく使っている。長台詞や説明文の長さなど、コミカライズの欠点も全く感じられない。
文芸コミック
2022/08/07 10:56
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
乙一氏の原作ミステリーをコミック化したもので、プロットもしっかりしてるしおもしろかった。絵のタッチも綺麗だし文句なしのおすすめ
綺麗
2021/01/23 09:51
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投稿者:お野菜さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人に勧められて読みましたが、なるほど、面白い。
静かに物語が進んでいく感じが好きでした。イラストの綺麗さもあってストーリーが心に染みました。
まさに乙一作品
2016/03/07 13:49
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投稿者:sari - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に乙一さんらしい作品だと思いました。コミカライズされたものは初めて見ましたが、小説と同様にうまく伏線やミスリードもされていて非常に読み応えがありました。乙一さん作品の読了感の切なさも健在。ベランダの風の通り道など、ちょっとファンタジーな設定もあって良いです。毎回、ラストはよめないんだよなぁ。
感動
2016/01/17 13:43
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投稿者:麻 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが乙一先生、面白かった。絵も綺麗で読みやすい。
友人を助けたかった話
2015/11/29 18:05
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投稿者:noon - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作小説は未読ですが、しんしんと静かに進む話に引き込まれました。静か、だからかそラストが沁みる、そんな物語です。
乙一節あり、ミヨカワワールドあり、の一冊です。一冊完結だから手に取りやすいところも魅力的です。
作品の舞台は夏だけど、静かに雪降る夜にゆったりと読みたい作品です。
乙一さんらしい作品
2015/08/25 22:51
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投稿者:ひろみんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
思わず、笑顔になるような温かなシーンと
なんの優しさも存在しない残酷なシーンが、見事に同居していて、それぞれをくっきり浮かび上がらせる。
ハッピーではないけれど、
きちんと終わりが描かれている。
乙一好きには、安心して読める一冊。
☆単巻漫画ながら見事☆
2024/07/02 18:44
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
同級生にとどまらず、他の女生徒や教育実習生をも苛め、死に追いやった不良男子学生が殺された。このことを、ベランダに漂着した《未来の新聞》で、主人公は知る。
気持ち悪さとSFが同居する中で、主人公は、ある男子生徒が犯人ではないか、と悟る。だが、この男子生徒はあの不良男子学生のいじめのターゲットとなっており、《未来の新聞》が断片的に伝えた事件の結末から、男子生徒を匿うことになる。
そして、主人公は、男子生徒と東京へと逃避行へと繰り出すのだが・・・
事件は、思いもよらない犯人像を導き出し、しかし、確かに《未来の新聞》が伝えたような結末も迎えてしまう。
単巻漫画ながら、捻りをきかせるとともに、うまく着地した、見事な作品だった。
読み終わって作者を思い出す
2015/09/29 23:18
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投稿者:サティ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キレイな絵で忘れてしまうのですが、ラストの展開を読んでいるとあぁこれは乙一原作だったなと思い出します。
それくらい乙一節炸裂したラストでした。ファン必見です!
面白い
2015/08/31 22:46
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投稿者:ひまわり - この投稿者のレビュー一覧を見る
一冊で完結しているので非常に読みやすかったです。ミヨカワ先生の絵柄がお話に合っていてとてもきれいでした。
友人
2015/08/25 23:32
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投稿者:わーち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨミカワ先生の作品が一冊ほしくて購入。
お話しも乙一先生だったので破綻なく展開も無理なく読めました。
最高の作画で繊細な話を読む事が出来て嬉しい。
友人とは彼だけを言うのではなく彼女の事も指してたのかな。
ちょっと不思議な日常から始まる切ないお話し。
感動強制起動が苦手な人は読まないほうが吉
2019/11/06 22:42
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投稿者:休暇旅行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人に薦められて読みました。
出来が悪いわけではありません。むしろ、システマチックに感動を喚起する製品としてはよくできている。
でもあくまでそのためだけに作られた作品なので、露骨なシステム性が好みでない読者はお呼びじゃありません。自分の嗜好を確認してから読まれたほうが無難かと思います。
【以下ネタバレあり】
大筋での展開は予想できてしまう部分もありますが、冒頭から舞台装置としてファンタジー要素が混入しており純粋な娯楽ミステリとしての意外性を期待する人はいないと思うので、問題ないでしょう。(原作の乙一さん、昔2冊読んだきりですが、そういえばこういう独特のリアリティラインで書く人だったなと思い出しました。)むしろ、舐めてかかって読んでいると丁寧で足をすくわれます。傘をめぐる伏線回収は個人的に感心しました。
ただ、娯楽的意外性じゃないとすると何が作品をひっぱっていくかというと、〈感動〉〈切なさ〉なわけです。で、〈切なさ〉を強制起動するためのシステマチックな構築が鼻につくタイプの読者にはあいません。
〈切なさ〉を加速させるためだけに、ろくに背景も付与せず三人も死なせる(いや教育実習生については死んだとは書いてないですが)。その三人がみんな女の子なあたりも手慣れているなぁと思います(冒頭の記事引用がなぜか男子ばかりなのはおそらくこのミスリード)。ほんで桜をまぶしてエンディング。こういうシステマチックな感動って、それこそ作中で批判されている、山羊を生け贄にして幸せになる手法そのものだと思うんですがどうでしょう?
もしかすると、物語展開に小説よりページを要する漫画という媒体の都合上、そのあたりの背景情報を削らざるを得なかったのかもしれません。だとしたら、小説を読むべきなのかも。